鳥取県米子市「さっかどう」で「オマール海老蕎麦 味噌仕立て」を食した

昨日は職場で送別会をを開いていただいて、そこそこ酔っ払ったのだが、酒に酔うと小腹が空くというのは、定番の流れでもある。そこで、数回訪れたのだが、お客さんが一杯で入れなかった米子市の飲み屋街にある「さっかどう」にチャレンジする。

21:00過ぎという時間が幸いしたのか、4人連れであったのだが、すんなりと席につくことが出来た。

で、注文のほうなのだが、この店の「蕎麦」こと「ラーメン」を注文する前に、お酒とかつまみのメニューが提供される。この店はラーメンだけでなく、ちょっと小洒落たつまみと鳥取県境港市の「ちよむすび」酒造の日本酒が楽しめる店でもある。で、主目的はラーメンであるのだが、日本酒の「強力 50」を注文。

あわせて「蕎麦」の注文なのであるが、定番の「煮干蕎麦」か辛い「茜蕎麦」にするか迷っていると、店員さんから、「オマール海老蕎麦」の「味噌仕立て」がおすすめですよ、という魔の言葉を聞かされて、思わず注文。

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1日7万食、配食するメガ「弁当屋」企業から組織づくり・人づくりの秘訣を盗め ー 菅原勇一郎「東京大田区・弁当屋のすごい経営 (扶桑社)

都内15区と神奈川県の一部をエリアに、会社向けに配達する税込450円の日替わり弁当だけを扱って、1日7万食を配達している、大田区の宅配弁当会社・玉子屋の二代目社長による「経営本」である。

本書によると3000食/日扱えば、弁当業界では大手といわれるそうなので、7万食/日で、年商90億円の「玉子屋」は弁当業界の「メガ企業」には間違いない。
ただ、スタンフォード大学のMBAコースの「ケーススタディ」に選ばれたのは、その「メガさ」というよりは、そのサプライチェーンのユニークさなど、経営のユニークさにあるらしい。

【構成と注目ポイント】

構成は

1章 中小記号の事業承継は先代が元気なうちに
2章 数字で語る玉子屋
3章 嫌いだった弁当屋を継いだ理由
4章 社員の心に火を灯せ
5章 玉子屋の未来

となっていて、本書の読み方としては、二代目社長への事業承継のノウハウや、二代目社長からみた創業企業の継ぎ方、といった視点か、一日7万食を配食する秘訣とか、それを支える社員育成の視点で読むか、といったところなのだが、当方は二代目社長の身の上でもないので、後者の視点に近い所で読んでみた。

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大規模客船火災に立ち向かう、新米女性消防士「蘭」に声援をおくろう ー 佐藤青南「消防女子!! 女性消防士・高柳蘭の誕生」(宝島社文庫)

女性進出が進んできて、多くの職業では女性の「就業比率」ではなく「女性の管理職比率」が話題になることのほうが多いのだが、未だに、その危険性などから女性の就業比率が少ない職業は厳然として存在する。それは、公務員の中では、消防、警察、自衛官といった職で、それぞれ職員総数に占める女性の割合は

消防 2.6%(H29.04.01)
警察 8.5%(H28.04.01)
自衛官 5.9%(H27年度末)
海上保安官 6.2%(H27年度末)

といった数値で、本書の主人公の職業である「消防士」は「女性の少ない職場」の代表といっていい状況である。
本書は、そんな「男社会」の中で、奮闘する新米・女性消防士の物語なのだが、けして「女性の成り上がり」物語ではなく、若い女性消防士が、火災への出動や救助活動を通じて成長していく物語である。元気な「蘭」の活躍に声援を送るうちに、こちらが元気づけられる物語でもある。

【構成と注目ポイント】

構成は

プロローグ
第一出場
第二出場
第三出場
エピローグ

となっていて、これだけ見ると味も素っ気もないのだが、まず、プロローグは主人公・高柳蘭の誕生のシーン。当直勤務の終わり頃に、妻が産気づいたという報せをうけた、蘭の父親・高柳暁がかけつけるあたりに若い父親の喜びを感じるとともに、主人公「蘭」の名前が、花の蘭の英語名「ファイアーウィード」に由来しているあたりが、「消防女子」の誕生を暗示していますね。

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鳥取県境港市「みやべ」で「かまあげ」と「ざるそば」を食す

本日のお昼はお誘いがあって、鳥取県の境港市で「蕎麦」を食すことに。

場所は水木しげるロードにある「水木しげる記念館」から国道431号に向かって行った「みやべ」というお店。店内は座敷のほうに座卓2つ、土間のほうに4人がけのテーブル2つという、いたって小ぶりなつくりである。店内のパネルによると「昭和初期の創業から変わらぬ味。蕎麦は国産にこだわり北海道産。石臼で自家製粉し、手ごね、手打ちで細めに仕上げました」とある。おすすめは「かまあげ」「ざるそば」「わりごそば」であるらしい。

連れて行ってもらった方によると、「かまあげ」を最初に食べて、「ざるそば」を食すのが絶品ということで先達の言うことには無条件で従うことにする。

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京の戯作者と美人絵師の恋模様は、彼の過去に復讐されるのか ー 三好昌子「京の絵双紙屋 満天堂 空蝉の夢」(宝島社文庫)

代々、男の子は生まれず、しかも娘は26歳になると突然死する「祟りつき」の家である京都の口入業「縁見屋」の跡継ぎの一人娘・お輪を主人公にした前作「京の縁結び・縁見屋の娘」に続く「京」シリーズの二つ目である。

今巻は「縁見屋」とはちょっと離れて、絵双紙屋・満天堂書林を舞台に、忌まわしい過去を隠し、本名を捨てて、京に暮らす駆け出し戯作者・月乃夜行馬、料亭・若狭屋の娘ながら、これまた秘密を抱えている美人絵師・刈谷冬芽をメインキャストにした物語で、最初は、錦絵づくりを巡っての行馬と冬芽の出会いといった男女の恋愛ものっぽいスタートなのだが、行馬が津山藩にいた当時の仲間が斬殺されはじめるところからにわかにきな臭い展開になってくる。

 

【構成と注目ポイント】

構成は

其の一 幽霊図の事
其の二 満天堂の夢
其の三 冬芽の夢
其の四 八重の夢
其の五 若狭屋の夢
其の六 辰蔵の夢
其の七 嵐山の夢
其の八 般若刀の事
其の九 春次の事
其の十 秘めケ淵の事
其の十一 横田源之丞の事
其の十二 おぶんの事
其の十三 岸田松庵の事
其の十四 紅屋の隠居の事
其の十五 津鷹惣吾郎の事
其の十六 泣き般若の事
其の十七 空蝉の事

となっていて、時代的には、明和七年あたりが設定されている。明和という時代は。宝暦と安永の間で、時の公方様は十代の徳川家治。この人は趣味三昧に生きた将軍であるとともの、田沼意次を登用した人で、あまり誉めた話を聞かないのだが、明和二年に錦絵が誕生したり、明和九年には江戸で明和の大火があったり、と文化爛熟の気配がありつつも災害の多い年代といった感じであろうか。

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クリエイティブ・ディレクションをきちんと学ぶには、まず本書から ー 六本木未来大学 編「0→1(ゼロトゥワン)を生み出す発想の極意(日本経済新聞出版社)

Web情報によると、六本木未来会議のクリエイターインタビューで、水野学さんが提唱した構想に基づき、クリエイティブディレクションを学ぶ学校としてつくられたのが「六本木未来大学」であるそうな。

さらに、本書によるとデザインは「多くの人にとっては、学ぶ機会も殆どなかったのにも関わらず、「当然」わかりますよね」と日々実践を強いられている状態」の中で、「学ぶ機会がないのなら、その機会をつくってしまおう!と、デザインを必要としている全ての人が、デザインを学べる場として立ち上げた」もので、本書は2015年から2018年9月まで行われた講義録の中からセレクトして収録されたものである。

【収録と注目ポイント】

収録されている講義は

「クリエイティディレクションって何ですか?
 ー水野学 クリエイティブディレクター」

「伝わるアイデアって何ですか?
 ー小西利行 POOL inc.ファウンダー」

「人が動く企画って何ですか?
 ー嶋浩一郎 博報堂ケトル代表取締役社長」

「物欲なき世界のクリエイションって何ですか?
 ー菅付雅信 グーテンベルグオーケストラ代表取締役」

「ビジネスのデザインって何ですか?
 ー夏野剛 慶應義塾大学 政策・メディア研究科 特別招聘教授」

「クリエイティブディレクションに必要な法との付き合い方って何ですか?
 ー水野祐 弁護士」

となっていて、デザインやクリエイティブディレクションに知識の深い方々の、多様な視点からの講義が収録されている。初っ端は、水野学さんの講義で始まるのだが、氏の著作はこのブログでもいくつかレビューしているので、ここは、他の人の言説で気を引かれたところをいくつ紹介すると、まず、クリエイティブディレクションの必要性のあたりは、小西利行氏の

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健気な娘「お春」の”くらまし”は成功するのか? ー 今村翔吾「春はまだか ー くらまし屋家業」(時代小説文庫)

前巻で、香具師の親分のもとから姿を「くらまし」たい二人を、何十人もの手下が取り囲む宿屋や、街道筋で目を光らせている道中同心たちの目をかいくぐって「くらます」ことに成功した、堤平九郎、七瀬、赤也の「くらまし屋」三人組の活躍を描くシリーズ第二作である。

このくらまし屋が仕事を受けるには「くらまし屋七条箇条」の
一 依頼は必ず面通しの上、嘘は一切申さぬこと。
二 こちらが示す金を全て先に納めしこと。
三 勾引かしの類ではなく、当人が消ゆることを願っていること。
四 決して他言せぬこと
五 依頼の後、そちらから会おうとせぬこと
六 我に害をなさぬこと
七 捨てた一生を取り戻そうとせぬこと
を守ることが条件なのだが、早々と、これが守られない依頼をうけることになる二巻目である。

【構成と注目ポイント】

構成は

序章
第一章 幼い逃亡者
第二章 血文字
第三章 掟破り
第四章 土竜
第五章 春が来た
終章

となっていて、七箇条が守られない、最も大きな原因は、今回の「くらまし」の相手方が、田舎から出てきたまだ幼い出稼ぎの娘で、しかも、雇い主によって換金されている状態で依頼をしたためである。

通常なら七箇条が守れない依頼を、相手にどんな事情があろうと自分たちの身を守るために受けないのだが、今回の依頼者・お春の姿に、平九郎が自らの家族の姿をダブらせてしまったためであるらしいのだが、彼の家族の「状況」の詳細はまだ本巻では霧の中である。

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江戸から「消えたい」望みを叶えます ー 今村翔吾「くらまし屋家業」(時代小説文庫)

江戸時代の「江戸」は、世界でも有数の大都市で、経済の中心でもあったのだが、富と人が集まって「光」が強いところには、その分、深い「闇」が生まれるのは世の常で、「姿を消してしまいたい」「姿を消さなければならない」事情を抱えた人も、それだけ多くなるというもの。

そんな江戸で、不忍の池の畔にある地蔵の裏に、名と所を書いて置いておけば、
今の暮らしからくらまし候。
約定が破られし時は、人の溢れるこの浮世から、必ずやくらまし候

と、どこからともなく現れて、大金と引き換えに、どんな人間でも、神隠しのように姿を消してくれる「くらまし屋」シリーズの第一巻である。

【構成と注目ポイント】

構成は

序章
第一章 足抜け
第二章 隠れ家
第三章 江戸の裏
第四章 道中同心
第五章 別れ宿
終章

となっていて、最初のネタバレ的にメインキャストを紹介しておくと、「くらまし屋」稼業を営むのは、表向き「飴細工屋」を営む「堤平九郎」という浪人あがり、日本橋堀江町の居酒屋「波積屋」の従業員の「七瀬」、「波積屋」の常連で色男で博打好きの「赤也」という三人である。このうち、くらまし屋のリーダー格が「堤平九郎」なのだが、彼がくらまし屋稼業に踏み込んだのは、家族が行方不明になったことが原因らしい、という設定である。

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アイデアは「新たに生み出す」のではなく、「くっつける」もの ー 水野学「アイデアの接着剤 」

ここのところ、「デザイン」や「アイデア出し」といったところや、そのための「センスアップ」についての本を読んだり、レビューしているわけなのだが、こういった関係についtねお究極のところの万人の悩みは、「どうしたら、斬新なアイデアが、ばんばん出せるようになるの?」というところであろう。

もちろん、「デザイン」や「センスアップ」が、特定の人たちの特殊な能力ではないことは、水野学氏の「センスは知識から始まる」や「「売る」から、「売れる」へ 水野学のブランディング講義」などの著作ではっきりと言われているのだが、それでも、なにか、斬新な「アイデア出し」の秘訣はないものか、とすがってみたのが本書『水野学「アイデアの接着剤」(朝日文庫)』である。

【構成と注目ポイント】

構成は

Prologue アイデアの接着剤
第一章 人と人
 接着剤 その1 コミュニケーション
 接着剤 その2 客観性と主観性のザッピング
 接着剤 その3 「大義」をもって仕事をする
第二章 知識と知識
 接着剤 その4 「知識+知識」のイノベーション
 接着剤 その5 「洞察力」を研げば「切り口」が変わる
第三章 ヒットのつくり方
 接着剤 その6 インプットの質を高める
 接着剤 その7 時代の「シズル」を嗅ぎ分ける
Epilogue 価値観を変えてくれるのは、いつも「人」

となっていて、まず最初に目を引くのは、最初のほうの

ところで、僕は一度たりとも「アイデアを生み出した」ことがありません。
これから先も、「アイデアを生む」なんてことは、おそらくないと思っています。
僕の仕事は、世界に無数に転がっている、アイデアのかけらとかけらを拾い集め、ぴったり合うものを、くつつけることだから。(P5)

といったところで、アイデアを出す時に、とにかく誰も考えつかないものを、とかいった発想に陥りがちなのだが、そのへんは根底から考えなおしたほうがよさそうなアドバイスに、まず驚く。

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鳥取県境港市の「夢みなとタワー」の「ダンボール遊園地」の内覧会に行ってきた

仕事の縁があって、本日は、鳥取県境港市の「夢みなとタワー」で開催される「ダンボール遊園地」の内覧会に行ってきた。

このイベントは新日本海新聞社と鳥取県観光事業団が共催でやっている春休みからGWにかけて、この境港市の「夢みなとタワー」で行われるイベントなのだが、だいたい隔年で「ダンボール遊園地」が開催される。で、ダンボール遊園地のイベントの時は、いつも子どもがいっぱいになるという「鉄板イベント」なのである。これは、ダンボールでつくった恐竜の模型というかオブジェ。当然、触ることもできます。

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