2015-10

ビジネス

酒井順子 「ユーミンの罪」(講談社現代新書)

「負け犬の遠吠え」をはじめ、時代の姿をとらえることでは定評のある酒井順子さんの手による日本の安定成長期、高度成長期に行きた女性の姿を、「ユーミンの歌」という「触媒」を使いながら分析をしてみたのが本書といえるだろう。 構成は 1 開けられたパ...
ビジネス

「若者世代に」ではなく、「現役世代」への提言書と捉えるべきか ー 常見陽平「できる人」という幻想(NHK出版新書)

「ノマド」や「就活」など加熱気味となる様々なデキゴト・モノゴトに「?」をつけることで、時折、物議を醸し出す常見陽平氏がの、辛辣であるが、当たっている所も多い「デキる人」への幻想に対する批判本である。 構成は 第1章 入社式にみる平成「働き方...
トラベル

下川裕治「「裏国境」突破 東南アジア一周大作戦」(新潮文庫)

旅行記が最近おとなしくなったのは、いわゆる紛争地帯へ旅が少なくなったことがあるのかもしれない。とはいっても、紛争地帯や危険な地帯が少なくなったというわけではなくて、貧乏旅行をする若者の減少と、彼らが安い経費で彷徨っていた「アジア」の国情が良...
ワークスタイル

テレワークまがいをして感じたメリット・デメリット

通常ははオフィス勤務なので、テレワーク的なことはとんどやらないのだが、休日中に片付けないといけない仕事が生じたのだが、連絡待ちで家を出るわけにはいかない、といった状況でテレワークをやってみた。 管理職なので、テレワークしたした仕事の中身は、...
乙嫁語り

乙嫁語り 1〜7巻を一気読みした

以前、まとめ買いのセールで買ってはいたのだが、ついつい(Kindle本の場合にこういうのかどうかは別として)積ん読になっていた「乙嫁がたり」。 本日は用務もなく、家族と一緒に外へ出る予定もない、ということで暇にまかせて一気読みした。 舞台は...
ワークスタイル

Seriaのほぼ日風ノートを手に入れた

夏の頃には見かけなかったのだが、「ほぼ日手帳2016」の発売から数日経って、しかも書店では手帳売り場も賑やかになったせいか、Seriaで、昨年、極度の話題になった「ほぼ日風」ノートを発見した。 ほぼ日手帳カズンよりは小さめのB6サイズではあ...
テクノロジー

「デジタル生活」突入への後押ししてくれる入門書ー「デジタル超整理術」flick特別編集

書籍をスキャニングしてどうこう、という本はある程度チェックすることにしているのだが、最近ドキュメントスキャナの普及も一段落したせいか、リリースされるものが少なくなっているような気がする。 そんな時に久々に出版されたのが本書。 収録は ・スキ...
仕事術

セリスキンを一ヶ月使って、ノートへの書き込みハードルを下げるコツを考えてみた

モレスキンならぬ、セリスキンを使い始めて一ヶ月が経過。セリスキンを知らない人向けに紹介すると、百均のセリアが販売している108円(税込み)のノートなのだが、装丁が黒表紙で、ゴムバンド、栞付き。枚数が40枚程度なので、それさえなければモレスキ...
トラベル

アジアの週末アラカルトー下川裕治「週末アジアでちょっと幸せ」(朝日文庫)

タイ、台湾をはじめとした、「アジア」の旅行記を、広く、深く書いてきた下川裕治氏の、ちょっとした「おやつ」といった感のある「アジア旅行記」 いくぶん、ベトナム、台湾など沖縄など、ちょっとしたエピソードが、どこかで読んだような・・というものもあ...
ブックレビュー

年齢なりに我儘にやってみるという選択肢もありかー弘兼憲史「50歳からの「死に方」ー残り30年の生き方ー」(廣済堂新書)

弘兼憲史さんの本は、時にして説教臭くなるところがあって、敬遠することも多いのだが、これからの人生とか、老後とかの話を聞いてみるには、やはり、外せない存在ではあろう。 構成は 序章 それは夏の終わり 第一章 直面する現実と覚悟 第二章 これか...