「デジタル生活」突入への後押ししてくれる入門書ー「デジタル超整理術」flick特別編集

書籍をスキャニングしてどうこう、という本はある程度チェックすることにしているのだが、最近ドキュメントスキャナの普及も一段落したせいか、リリースされるものが少なくなっているような気がする。
そんな時に久々に出版されたのが本書。

収録は

・スキャンしてデジタル化することがすべての人にとって必要である理由
・「モノに支配されない」21世紀のお片付け術
・しっかり整理、すっきり片付くスキャナーの使い方
・実践スキャナーPICK UPカタログ
・スキャナー&アプリカタログ
・ScanSnapメンテナンステクニック
・文具王のデジタル収納術
・「データ化は消えそうで心配」を解消する、究極のバックアップアプリ
・紙をデータ化するのに必要不可欠なサービス、Evernote
・column01 いつか必要な情報はとにかくスキャンしてしまう
・名刺、領収書、本、手紙、写真をデジタル化する達人の実例
・interview 捨てられない古い写真を大処分するための方法
・「デジタル化」+「クラウド化」で実現!
名刺管理の手間とコストを大削減
・interview 記帳が楽になる!領収書管理をデジタル化プロが認める経理のコツ
・領収書のデジタル化にコストを減らす
・オフィスの事務処理が変わるe-文書法ってなに
・スキャンと著作権 著作権法の専門家、塩澤一教授に聞く
・本のデジタル化で手間が便利になる
・interview 研究者としては、所有するすべての論文を持ち歩きたい
・紙の手帳も趣があるけど実際にはデジタルが便利
・interview 紙があると落ち着かない。全部デジタル化したくなる
・デジタルになった写真 どう管理する
・家族のリビング中心の完全なデジタル写真管理 BUFFALO「おもいでばこ」
・アナログロも呼ばれる「レコード」もデジタル化して持ち歩く
・column02 スキャナーの一番の機能は、紙を捨てるのを後押ししてくれること

となっていて、まあ基本はScansnapを中心としたドキュメントスキャナによる「紙」「写真」のデジタル化が中心。
で、こういったデジタル化を勧めるムックは、Evernoteなどによる活用やDropBoxといったクラウドストレージを使ってどうこう、といった点を中途半端に載せるのが常なのだが、本書はEvernoteや音楽のデジタル化といったものも掲載はされているんだが、分量は少なく、「とにかく紙はデジタルしよう。周りをすっきりさせよう」と煽っているのが潔くて良い。

以前のこうしたデジタル化の勧めの本は、仕事の効率をあげようとか生活を便利にしようといった側面が強かったのだが、書類を捨てよう、生活をシンプルにしようといった側面が強くなっているのは、やはり「ミニマリスト」ブームがおきているせいなのであろうか。

当方の個人的な状況を言うと、個人的な紙データは保証書とか原本が必要なもの以外はほとんど所有していない。書籍は、もちろん電子書籍も買うのだが、如何せん今のところ「紙」でしか出版されない(あるいは、されていない)ものも多くあるので、紙の形で買っても、まずは裁断して、スキャンして読む、というのが常である。人によっては、全てをデジタル化するべきではなく、本でもデジタルで永く残したいものとか、雑誌は当然いんしょ言うに残ったところとか利用するところを選んで、といったことが言われるのだが、まず紙で読んで、とか、これはのこうs稼働するかといったことを悩んでいる暇があったら、とにかくスキャンしてしまったほうが、後利用のことを考えても、手間が少ないような気がする。それになにより、一旦読んで、その情報や本をデジタルで残そうかどうしようか、なんて考えること自体面倒ではないか、と思う次第である。
それに、デジタル化のメリットや活用用途は、「量が、いつしか質に転化」する典型例のような気がしていて、デジタル化された情報が多ければ多いほど、自由で多様な利用な仕方もでてくるような気がする。

ま、そんな視点からみると、本書は「とにかくデジタル化」というところを基軸にしているところが、まず好印象であるとともに、デジタル化はとにかくあれこれ考えずにやってみるのが一番、といった気持ちを抱かせてくれる入門書としてオススメである。

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