フェイスtoフェイスなしのSNSでは孤独感は癒やされない

c-net Japanに「SNSで過ごす時間が長い人ほど孤独感を強く感じている」という記事が出ていて

Primack氏の研究チームは今回、19~32歳の1787人を対象に聞き取り調査を実施した。そのデータに対し、社会的孤立の程度を測定する一般に受け入れられた手法を適用した。

結論はこうだ。社会的要素と人口統計的要素を除外した場合でさえ、1日のソーシャルメディアの利用時間が2時間を超える人は、30分未満の人と比較すると、社会的孤立を2倍強く感じていた。

「人間は生まれつき社会的な生き物だが、現代の生活は、われわれをひとつにまとめるのではなく、区分する傾向がある。ソーシャルメディアは、そうした社会的な隙間を埋める機会を提供するように思えるかもしれない。しかしこの調査は、ソーシャルメディアが人々の望んだ解決法ではない可能性があることを示唆していると、私は考えている」(Primack氏)

ということであるのだが、SNSだのなんだの、と難しい理屈でなくて「リア充」かそうでないかということでは、という思いにかられる。

というのも孤独感を感じるかとどうかというのは、かなり原始的なもので、他者と皮膚的な接触があるかどうか、物体的に近しい状態にあるかということが重要であって、精神的な近さ、特にSNSのような「ユルイ」関係で孤独感がなくなるようには、多くの人は進化あるいは変化しきれていないように思う。

それは、テレワークやモバイルワークが、面談とか会議とかでフェイスtoフェイスという物理的なこと抜きではうまくいかない例が多い、というのと共通であろう。

生物的な衣をまとっている以上、身体的な接点をまったくもたずに「ネットワーク」するということでは「孤独感」という根源的な感情は払拭できないんでしょうな。

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