著者は、現地のユヴァスキュラ大学院大学に留学して、そこの修士号を取得しているほか、フィンランド系企業でも勤務している経歴の持ち主である。
章立ては
第1章 不思議でとても豊かな国~失業率二〇パーセントから国際競争力一位へ
第2章 学力一位のフィンランド方式~できない子は作らない
第3章 税金で支えられた手厚い社会~独立心が旺盛でたくましい女性
第4章 日本と似ている?フィンランド文化~異文化コミュニケーション
となっていて、教育から社会福祉などなどフィンランドの特徴のエッセンスみたいな構成。
管理人のごく狭い見識だとフィンランドで思い浮かぶのは「ノキア」と「親日家が多い」や「サウナ」といったようなことしかなくて、正直のところ、印象は薄い。
失業率は2006年の統計では7.7%となっているので、本書で掲げられている数字よりは低いが、日本に比べて高い(日本は今のどん底状態でも完全失業率は5.5%だ)し、新卒の採用といった形式はない、同じ業務でいる限りはベースアップはない、社会保障は手厚いが税金はとても高い、など日本とは環境的に異なっている国であることは間違いない。
