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ノートはデカイほど良い? — 横田伊佐男「一流の人は なぜ、A3ノートを使うのか(Gokken)

情報整理や発想のツールはいろいろあれど、「ノート」に拘る人は一番の多数派であって、これはデジタルなガジェットがどれだけ普及しようが、いまだに変わらないように見受けられる。で、そのお勧めされるノートのサイズも、人によって様々ななのだが、中でも最大なのは、この「A3ノート」であろうが、A4はポピュラーではあるが、A3となると「デカすぎる」の一言で片付けられそうにもなりかねない。

構成は

1 なぜA3ノートなのか

2 なぜ「ノート」なのか?PCではダメなのか?

3 書く前に何を知っておくべきか?

4 A3・1枚にあらゆる発想を書き出す

5 A3・1枚をフレーム分割して、発想を整理する

6 A3・1枚で「全体像」を網羅する

7 A3ノート徹底活用術

となっていて、そのあたりを考慮して、なぜA3といあたりから始めないといけないのがまわりくどくはある。

で、その理由は

日本を代表する世界企業のトヨタ自動車では、社内資料はA3で徹底されている

また、大前憲一氏はA2(A4用紙4枚分)という巨大な方眼紙を使って左下から右上に向かって書く(P23)

といったところであって、あまり根拠らしいものは感じられないのだが、当方としては、市販されているものの中では、ノートパッドや用紙ではA3が一番デカイくて入手しやすい、というところであろうと落ち着いた。

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ノート術のネタも満載 — 藍玉「まずは書いてみる [時間][アイデア][やりたいこと]がどんどん湧き出すメモの習慣」(KADOKAWA)

ブログ「藍玉スタイル」の運営者で、手帳関係のブロガーとして有名な「手帳ライフ研究家」藍玉さんによる「メモ」術。彼女の得意分野は「手帳」であるようなのだが、今回は手帳に限らず「ノート術」にまで範囲を広げている。

構成は

第1章 「毎日忙しい」を解消する時間管理の手帳術

第2章 食事の記録にコーディネートノート・・・日々記録する楽しみ

第3章 仕事のパフォーマンスが上がるメモの方法

第4章 夢や目標じゃ書くことで現実になる

第5章 手帳&ノートがもっと私の味方になる使い方Q&A

となっている。当方は、スケジュールはスマホアプリの「ジョルテ」、ToDoは「Toodledo」で、記録やメモの大半は「Evernote」かiPhoneの「メモ」となってから久しいのだが、仕事柄、会議や打ち合わせが多いのと、お固いところであるので、会議の机の上にタブレットかPCをおいてメモをとるっていうのがギョッとされる職場なので、紙の「ノート」は手放せない。

そういう環境の輩にも、使えるネタ、特に手書きのノートネタであったり、応用できる手帳ネタが多くて、「使えるね」というのが本書の印象。

ネタを全部、書いてしまうわけにはいかないのだが、例えば

会議の内容などのメモは、もらった資料の裏側に書く。この方法は、情報を一元化するのにベストな方法。会議中にノートにメモをとると、後からそれを参照しようとしたときに、探す手間がかかる。

A4の用紙なら、横に、書く前に3分割して折り目をいれる。1/3の幅で改行すると、ほどよい長さの文字数になる。

1枚目の内容について説明をされているときは2枚目の裏紙、2枚目の説明のおきは3枚目の裏紙というようにズラして書いていく(P97)

はデジタル、アナログ共通の仕事術として使えるし、

タスクにポイントを振る。日常的によく(行うタスクで、一日以内に終わるものを2ポイント、数日かかりそうなものを4ポイント、数時間で終わりそうなものを1ポイントなど。

長くても1週間先までのタスクしかポイント付けはしない

ポイントが8以上の大きすぎるタスクは、作業を分割して8以下にする

ポイントを振ったら1日で何ポイントのタスクを実行するかを決めて、行動に移すだけ

1日に設定したポイント数を達成したら、余力があってもそこで終わり(P32~P34)

や、スキマ時間の有効な使い方として

「すぐ済むのに、つい忘れてしまう用事」「緊急ではないけれど、やらなきゃいけない用事」を付箋に、用事を済ませるのに必要なおおよその時間と一緒に書き出す。

書いた付箋は手帳のフリースペースやメモ部分に貼っておく。その場合、かかる時間ごとに並べる

いざスキマ時間ができたら、使える時間に合わせてこなせる用事を選ぶだけ、実行したらその付箋をはがす(P43)

といったあたりは、手法を変えればデジタルにも応用できる。

もともと仕事術やメモ術といったものは、基本的手法はアナログ、デジタル共通であるほうが「使える」ものが多く、可塑性が高い分、利用者の方でいろいろと工夫の余地があり、それぞれの仕事向けのものが独自開発される土台ともなる。

レビューしたもの以外に、まだまだ使えるネタは満載なので、デジタル派も、「手帳術か~」と見くびらずに読んでみてはいかがであろうか。

Seria フリーノート368をモレスキン風に使ってみた感想

人気のノートゆえ、長い間お目にかからなかったのだが、年末の手帖シーズンということで偶然ゲットしたseriaのフリーノート368。

定番は「ほぼ日手帳」風に、毎日1ページといった感じで使うのが多いのだろうが、当方は飽きっぽいので、おそらくは1年間にわたって日記風に使うことは無理だろうな、ということで、会議やら仕事のメモやら、展示会のチケットやら、となんでも1冊にまとめる。どちらかというとモレスキン風に使ってみた。

使用期間は11月2日から12月15日までのほぼ1月半。これぐらいの厚さになった。

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そんなにたくさん紙を貼り付けたりしているわけではないのだが、普通にメモをとるだけでも紙がたわんで厚くなるので、どうしても嵩張ってくる。紙質としては薄めの紙が使ってあるのだが、モレスキン・ルールドが240ベージであることを考えるとその1.5倍なので、やむを得ないところか。

ノートの表紙は厚めのクラフト紙、ノートの綴じは糊でなく糸綴じと、かなり丈夫なつくりであるので、持ち運んでも耐久性はあるのだが、やはり、持ち運ぶのは難儀である。やはり、「ほぼ日手帳」的な使い方で、しかもデスクへ置いておく方式がベストであるように思う。

持ち歩くノートは、ダイスキンないしはセリスキンに戻すことに決定。どうか、ダイソーさんとSeriaさんには、定番として、これからも末永く商品供給していただくよう望む次第であります。

堀 正岳・中牟田洋子 「モレスキン 「伝説のノート」活用術」(ダイヤモンド社)

文房具や情報処理の方法論は流行りすたりがあるのだが、デジタル系で流行るものが出ると、それに対抗するようにアナログ系のものが台東してくるっていうのが持論であるのだが、2014年・2015年あたりにアナログ系のノート術・情報整理術で気を引くものがでてこないのは、スマホブームも落ち着いて、デジタル系の尖ったものがでてきていないせいなのかも、と先だってのエントリーでも述べた。
本書は「モレスキン」ブームの中心本といっていいのだが、初出は2010年で、この年はEvernoteのWeb版が日本語化された年でもある。デジタル・アナログ双方とも賑やかであった年のリリースである、
構成は、
第1章 なぜ、モレスキンノートが選ばれるのか
第2章 モレスキンノートに人生を入れる
第3章 モレスキンノート「3ステップ活用法」
第4章 モレスキンノート「ビジネス活用術」
第5章 モレスキンノート「生活活用術」
第6章 モレスキンノート「DIYカスタマイズ術」
第7章 モレスキンノートと相性のいい文房具
となっているのだが、一般には馴染みのなかったモレスキンという高級ノートを、「あこがれのノート」に押し上げた割に、モレスキン売らんかな、という調子の紹介本ではない。勉強や会議の備忘録、スケジュール帳としての利用が中心で、どちらかといえばシステム手帳の脇にいた「綴じノート」を、人生の記録、ユビキタス・キャプチャーの主役として据えようという提案が中心の本である。
例えば、時系列で記入する、記憶したいことがあったその場で記録する、「こんなことは書いても意味が無い」というハードルを下げる、といったユビキタス・キャプチャーの基本論であるとか、ノートに記入されたものへの「毎日レビュー」「週次レビュー」によるふりかえりと追加の書き込みの仕方、ページとページとのリンクやタグつけや、GTDシステムの構築などの方法論が熱く語られている。
こうした使い方をする場合、持ち歩き頻度や、開け閉め、追記の回数が増えるから、通常の綴じノートより、モレスキンのような堅牢なノートであるほうがたしかに良いことは間違いない。ただ、如何せん、「お高い」。ブームの頃はダイソーのダイスキン、Seiriaのセリスキン、Ceinzのカイスキンなどなど、お安い類似品が世にあふれた、というのも無理はない。
ただまあ、本書の肝のところは、人生を「ノートに入れる」、ノートを人生の友とする、ということであろうから、大ブームの去った今、手触りや堅牢性を好んでモレスキンを使うも良し、代用品や普通の綴じノートにするもよし。
「モノ」を愛着をもって何度も見返し、手書きする、というアナログならではの良さを堪能すべきであろうか。