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盛過ぎに注意すべし — 「今を粋ろ」の”中つけ麺”を食す

世は送別会シーズンであちこちで宴会花盛り。ただ、宴も永遠には続かないもので、流石に年度末前の本日は、飲み会もなくひさびさに「独りメシ」である。こんな時は、普通の定食ものでもよいのだが、なんとなく「脂」っ気が足りてない気分のため、「「今を粋ろ」のつけ麺に決定。

当方は定年間近の中高年なのだが、大食いな方で、ラーメンやつけ麺はたいてい「大盛り」であるのだが、この店に限っては「中盛り」までで満足。

というのも、まずは、つけ麺だれが「濃厚」。にんにくはトッピング(無料である)したが、「脂」とか「とうがらし」(もちろん、これらも無料)は追加なし、という状態のスープがこんな感じ。

そして、「中盛」にもやしチョイ増しの麺がこんな状態

どうです、どんぶりにてんこ盛り状態である。個人的もは食べても食べても「減らない」というのが実感で、この店の「中つけ麺」は以前もエントリーしたことが有るのだが、その盛の多さに再び取り上げた次第である。

「大盛りラーメン・大盛りつけ麺」を残した場合は200円の罰金をいただきます、といった挑戦的な張り紙もあり、剛の者は挑んでもよいとは思うが、通常人は向こう見ずなことはやめて「中盛」え十分満足できる量であると思いますな

ラーメンを題材にした歴史論的奇書 — 速水健朗「ラーメンと愛国」(講談社現代新書)

「新書」というジャンルは幅が広いせいか、結構な曲者が何食わぬ顔ではいりこんでくることがあって、おなじ講談社現代新書の坂口恭平氏の「独立国家のつくり方」が最たるものであろうと思うのだが、この「ラーメンと愛国」も、個人的には、そうした「魅力ある奇書」に分類してよいと思っている。

構成は

第一章 ラーメンとアメリカの小麦戦略

第二章 T型フォードとチキンラーメン

第三章 ラーメンと日本人のノスタルジー

第四章 国土開発とご当地ラーメン

第五章 ラーメンとナショナリズム

となっていて、前半の章は、ラーメンを題材にして、日本の近代から現代までの歴史を俯瞰するといった態で、

(明治から大正期にかけて)当時の支那そばとは、あくまで「都市下層民」が「真也飲食の楽しみ」として「娯楽的」に食していたもの、もしくは、深夜労働者たちが安価な夜食として食していたものだった(P18)

とか

日本人の食生活にラーメンが入り込んできた最初のタイミングは、戦後の闇市である(P20)

や、かって一世を風靡した「渡る世間に鬼はなし」をとりあげて

(戦後の)ドラマや漫画におけるラーメン屋は、庶民的であることや貧困な生活の象徴として用いられる(P106)

キミの世代にとっての「幸楽」とは生きていくためになりふりかまわずしがみつく生きるための場所。勇・五月の世代にとっての「幸楽」とは、成長・拡大させていくビジネスの場。愛・眞にとってみれば、育った場所ではあるが自分が引き継ぎ、守る対象ではなく、捨て去るべき古き時代のものである(P109)

といったあたりは、ラーメンというものが大正、昭和初期、太平洋戦争、戦後日本、高度成長と、アップダウンと揺れの激しかった日本の歴史を表す「シンボル性」を有しているところを明らかにしていて、歴史論には「ラーメン」を語りことが必須なのでは、と思わせるところもある。

ただ、後半になると、ちょっとその様相が変化してきて、「ラーメン」に仮装される日本人論、あるいは日本文化論、地域論のようになってきて

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”京都ラーメン”の「醤油・こってり」に生卵をトッピングしたら、かなり美味であった

年齢がいくとあちこちがガタがきているので、本日は、昼過ぎまで休暇をとって、病院のはしご。

終了後、久々に「京都ラーメン」で昼食。ここの売りは、「野菜たっぷりラーメン」、あるいは「醤油ラーメン」に「九条ねぎ」のトッピングであるらしいのだが、今回は、店のカウンターの「お勧め」に従って「醤油・こってり」に生卵をトッピング。

ラーメンに生卵というのは、チキンラーメンのCMでも新垣結衣ちゃんがすすめてはいるのだが、あの「生」感にちょっと抵抗があるのが本音。なので、おっかなびっくりで、麺を生卵に絡めながら食すと・・・。

旨いではないですか。細麺にからみついたスープの”こってり”したところに生卵の”ねっとり”としたところが絡まって、ほどよい甘さを感じるのである。で、合間合間に、シナチク、チャーシューを摘んで味に変化を付けながら、九条ねぎで舌を洗う、という食し方がなんとも良いのであります。

次は「九条ねぎ」も大盛りにするぞ、と誓ったのでありました。

米子市西福原 ”今を粋ろ” の「中辛つけ麺」を食した

大雪で突然に有名になった鳥取県の西の方、米子。本日は陽気が良くなって気温も上ったのであるが、やはり夜になるとちょっと肌寒い。こんな時は、熱いものがよいよね、と富士見町の「今を粋ろ」に入店。

この店は吹田市のオープンした店の二号店と食べログにあるのだが、なぜ吹田の次が米子という疑問を解けぬままに、券売機で「中辛つけ麺」を購入。

カウンター席に座り、カウンターに券を置くと、ジョッキに入った水がリザーブされる。けっこう豪気でありますな。今回は「にんにく」をトッピング、少し辛めにしてもらう。この店は。もやし、野菜、にんにく、背脂が無料で「増し」できるのだが、なにせもとの量がかなり多いので。不用意な「増し」は要注意なのである。

さて、やってきました。

どうでありましょうか。見るからに量もたっぷり。ここの麺は平打ち麺。実は当方がはじめて外でラーメンを食したのが、富山県など北陸のチェーン店「八番ラーメン」で、そこのラーメンが「平打ち麺」。なので、平打ち麺はソウルフード的な扱いであるのだ。

つけ麺のつけ汁は、あとからくる辛さで、じわじわと汗が出てくるのが結構気持ちが良い。

モヤシの「増し」はしなかったのでありますが、満腹になりました。

鳥取県米子市中町「来香」の ”牛骨醤油ラーメン” を食す

本日は福祉関係のイベントがあったのだが、中抜けして市役所近くまで来て昼食。

飲み会の帰り、歩いていて何が出来るのかなと思っていたら12月初めに新しくオープンしたラーメン店である。

まだ、オープンの張り紙があるところが初々しい。店の中は8席くらいのカウンターと4人がけのテーブルが3つある上がり框があるつくり。店の主と店員さん2人でまわしているようだ。注文したのは、米子では、まだ数の少ない「牛骨醤油ラーメン」。トッピングも様々あるし、汁なし担々麺などラーメンメニューも各種あるのだが、初見の店でもあり、オーソドックスにメニューの一番上にあるものを注文する。

味は真性の「牛骨」らしく甘めのスープ。ネギは白ネギのざく切りで、この辛みが少々混じるのが牛骨の良さではある。久々に牛骨らしい牛骨でありました

鳥取県北栄町 京都ラーメンで「野菜たっぷりラーメン」を食す

本日は休日ではあるのだが、昼過ぎからシンポジウムと夕刻から会議があるために山陰自動車道で赴任地へ。

途中、昼過ぎにさしかかったので北栄町の「京都ラーメン」に立ち寄る。ここは、自動車道に入る一般道のぎりぎり最終地点に位置していて、食事をとるには絶妙なところではある。

京都ラーメンというのは、こってりとした醤油味が特徴ということであるんだが、こってりとあっさりを併記するあたりは、やはり京都と違いそうそうは自己主張ばかりもしていられないということか。

というところで、今回は「野菜たっぷりラーメン」をチョイス。味は選べるのだが、あえて醤油のこってりとかあっさりと外して、味噌味にする。

丼もけっこう大きめであるので、画像以上にタップリと野菜が入っている。ネギはおそらくは九条ねぎ。モヤシ、キャベツもしっかりと隠れているし、チャーシューも厚めであるので充実感があるのは間違いないですな。

太陽軒米子角盤店で「極うま味玉肉ラーメン」を食す

用務の都合で本日も出勤。仕事が長引いて昼飯は少し遅めになった。

メシ系でもいいのだが、昨日の昼間から「麺」づいているので、本日はラーメンということで、全国系ではなく、地元資本系の店「太陽軒」に。ここは隣が「海王」というレストラン系の店で、海鮮系はそちらで食すことが出来る。

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チョイスしたのは、新しょうゆラーメンと銘打たれている、極うま味玉肉ラーメンと半チャーハン。

新しょうゆラーメンとはこんなことらしい。

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東京・麹町「俺の創作らあめん 極や」で特製醤油ラーメンを食す

本日は久々の東京出張で、麹町のホテルに宿泊。ホテル到着が9時となってしまったが、遅めの夕食をとることにしたのだが、一人きりとあって居酒屋も面倒くさくて、ラーメン屋を物色。

最初、チェーン店の「日高屋」を目印にやってきたのだが、その隣にこの結構挑戦的な名前の店を発見

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中はカウンター席が5つぐらいと椅子席が3席の小ぶりな店。注文は店の外の券売機で買うシステム。本日は「特製醤油ラーメン」と「ネギたっぷり丼」をチョイス。これ1000円でお釣りがくる。

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野菜は白ネギと香菜っぽもの。麺は細麺ストレートで、スープは魚介系でかつコッテリ系。

スープを最後に啜ったところで、柑橘系の感じが残ったのだが、柚香かレモングラスかなにやら不明。

ネギたっぷり丼は文字通り、白飯に白ネギがタップリ載っていてタレがほんのり沁みていてよろしいお味。

双方とも少々小ぶりかなとおもったのだが、どうしてどうしてタップリ感が残りました。

鳥取市・大王で「大王ラーメン」を食す

鳥取市の市街地を外れて鳥取砂丘に向う国道沿いに店があって、ずっと以前はかなり古びていて、いかにもトラックドライバーなどの通好みのラーメン屋であったんだが、改装後が小奇麗なラーメン屋に変身している。

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正面の横にエンマ大王がお迎えしてくれるのが御愛嬌

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注文したのは、大王ラーメンと餃子

大王ラーメンは、味噌ラーメンにこの店特製のチャーシューと煮玉子。面白いことに煮玉子はトッピングメニューにないので、煮玉子を食べようと思えば、このメニューを選択したい。

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チャーシューはじっくり煮込んで柔らかく仕上げてある、少し濃い目の味付け。一方で、スープやメンマが甘めの味付けであるのが面白いところ。共通に通用する語かわからないが、「道産子」系というところ。ナルトがついているのも、昔ながらのラーメン感がでてよろしいですな。

鳥取市 神楽で「とんこつ濃+炒飯」を食す

明日は「秋分の日」で休日、しかも業務が入っていない、という絶好の日和。

なので、夕方から実家へ帰還。であるのだが、奥さんも娘も飲み会とのことで夕食は食べて帰りなさいという指示。

最近、忙しさにかまけてアパートで出来合いの惣菜かコンビニ弁当という生活が続いていたので、ここはラーメンかなと勝手に決めて、「神楽」の「とんこつ濃」を食すことにする。この店は替え玉もできるので、満腹になるのを優先すれば、その選択もあるのだが、ここはちゃんと「炒飯」をセットに。

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家庭でなかなか美味しいものがつくれないのが「炒飯」だと思っていて、火力と調味料の関係が「店」でなければつくれない、いわば玄人の味といっていい。なにかと自作、自力、お家でなんとかが流行りであるが、素人が到達できない玄人の域というものを尊重し、それなりのお金と敬意を払うことが「伝統」を守る、次代につなげるといったことになると個人的には夢想してみる。

まあ、なんにせよ、夜のラーメンというのは、なにかしら、うらぶれた感じがあって、妙な風情がありますな