オンライン学習の効果的な学び方

e-ラーニングは、動画を使って、「自分一人で」学習する形態なので、リアル対面の時と違って、ペース配分をする役割の人はいないので、学習の仕方とかを「自分」で決められるという自由がある一方で、どれが効率的なやり方なのか手探り状態になる、という一面ももっています。
効率的なe-ラーニングのやり方について検索してみると、

「CNT.log」では

①初めてのとき(1回目)
 どんな内容なのか全体を把握する
 Udemyなど、スマホにダウンロードできる場合は、オフラインで流し見あるいは聴く
②2回目
 スライドをみながら手を動かす
③3回目
 2回目でメモしておいたところを復習する
 他にもあいまいなところがあれば、その部分を集中して見る
 Udemyなど動画の作者や講師に質問できる場合は直接聞いてみる

や、プログラミング学習の定番サイト「ドット・インストール」の「プログラミング学習ガイド」では

①ざっと動画を見て、雰囲気をつかむ
②動画と同じ環境を用意して、自分でコードを書きながら動作を確認する
③動画を見ずにレッスンと同じものを作り上げてみる
④作り上げたものを改造して、友人に見せてみる
といったやり方が良いとなっていて、共通するのは

①全体を俯瞰する
②自分のわからないところを重点に繰り返す

というところが大事なようです。これは、「斎藤孝」さんが効率的な読書法として提案する

①本を買ったら、ただちに近くの喫茶店に飛び込み「本のさばき」を始める。その「本のさばき方」とは
②最初の頁から順番に読む発想を捨てる。そして1冊につきせいぜい10〜15分で終わらせること。それには、気になる部分だけピックアップして読めばいいのである。
③まず目次を見て、気になる項目をチェックする。10分から15分しかないと仮定すれば、読める項目はせいぜい2〜3個であろう。
④その上で、3色ボールペンの活用を推奨したい。チェックした項目を読んで、基礎知識として重要と思われる部分を「青」、最重要と思われる部分を「赤」、個人的に面白いと思う部分を「緑」でそれぞれ線を引くなり囲むなりするのである」さらに頁の角を折っておけば、後で見返す際にも便利だ。

と共通するところも多いようです。

e-ラーニングで、知識や情報をいかに効率よく頭の中に「定着」させるかというところは、基本は読書とかで学ぶといったアナログの独学の場合と同じといってよいでしょう。
ただ、読書の場合、入ってくる情報は「文字」だけであるに対し、e-ラーニングの場合「映像」と「音声」といった多層的なものが提供されていることや繰り返し見ることができるという特性をうまくつかいたいところです。なので

①倍速とか、音声だけ聞き流すという方法で全体像をまずつかむ
②通常の速度で、テキスト資料とかがあればそれを参照しながら視聴する。このとき、必要に応じメモをとる。
③わからないところを繰り返し見る
④映像がダウンロードできるならスマホにしておいて、「ながら読書」のように、スキマ時間に視る

という方法が、教材をしゃぶりつくすことのできる一番良い方法ではないでしょうか。

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