「朝活」の次は「ひとり時間」? ー 池田千恵『「ひとり時間」ですべてがうまく回りだす』

『「朝4時起き」で、すべてがうまく回り出す」』の著者の2弾目の自己啓発本が、池田千恵『「ひとり時間」ですべてがうまく回りだす』。
早起きの次はひとりで考える時間をきちんと持とう、ということらしい。

構成は

第1章 なぜ、「ひとり時間」が大切なのか?
第2章 「ひとり時間」の作り方
第3章 「ひとり時間」の使い方
あとがきー「ひとり」だけど、一人じゃない

となっているのだが、内容は
遠くまでわざわざ行かなくても、自分の心が不思議と落ち着く、エネルギーを充電できる、といった場所を見つけておくといい(プチパワースポット)。プチパワースポットは、時間帯や気分、今いる場所に応じて複数持っておくといい
とか
朝のまとまった時間で読書をすると、腰を据えて読めるので意識が分散しない上、「試してみよう」と思ったことをすぐに実践できるようになる
逆に夜は、実効するというよりも、深く考える読書がおすすめ
など、「ひとり時間」の効用ばかりでなく、頭のモヤモヤした不安感の追い出し方とか、Todoや情報の集め方など、早起きと、自省するための時間の確保とそれを活用したライフスタイル、ビジネススタイルの作り方といたことが主な内容といっていい。

「ひとり時間」をどこまで必要とするかは、内向的か外向的かというところでも異なっていて、内向的な人は心の平衡や準備をするために定期的に「ひとり」の時間を必要とするので意識して創りだそうとするベクトルが知らず知らず働くに対し、外向的な人はそのあたりへの意欲は低いほうだから、本書にいう

「ひとり時間」は「作れたらいいな」というぼんやりした気持ちではなかなか作れない。最初から時間を作れる環境を作っておかないと、後から欲しい、と思ってもなかなかルールを変えることはできない

自分が好調な時を思い出し。「ひとり時間」をピーク状態に持っていくことによって集中力を高めることを意識しています。これを私は「ひらめきマネジメント」と名づけています。
例えば、今日はやけにアイデアが浮かぶなーという時、その時の自分の状態や癖や環境を把握しておいて、頭のデータベースに入れておきます。こうして自分の「勝ちパターン」のストックをどんどん増やしていくのです。

は、自分が「外向的」と思っている人ほど心がけたほうがいいだろう。

このほかに、気になったフレーズや筆者の実践例は

社外の打ち合わせがある時は基本的に30分以上の余裕をもって出かける。・・
とりあえず現地の近くに着いてしまえば、そこで間に合わなかった仕事をすればいいだけの話ですし、絶対間に合う時間に近くのカフェなどで一息つき、落ち着いて資料に目を通すことによって、打ち合わせ内容の確認ができ、自分が伝えたいことや聞いておかなければいけないことの整理もつきます。

私が心がけている工夫の一つに、「作業ブロック」というものがあります。これは一切の連絡をシャットアウトして、作業に集中する時間をつくる(ブロックしてしまう)もので、コンサル会社時代、上司だった重役の仕事ぶりを真似して始めた週刊です。
外資系コンサル会社の重役ともなると、数年もしないうちに地球を一周してしんまうほどの距離で、海外を飛び回ります。・・・大事なプレゼンの前に自分の作業日を見積もり、確保して、意図的にほかの用事を入れないようにしないと、とてもまとまった時間がつくれません。だから前もって、自分で自分に「この時間はこれをやる」と約束してしまいます。これ

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