「テレワーク専門のマッチングサイトの誕生」にエールと違和感

Nikkei BPnetpのワクスタで「テレワーク専門の人材紹介サービスが誕生」という記事をみつけて、早速、そのサイト「テレまち」にアクセスしてみた。

コンセプトには
テレワーク専門マッチングサイト「テレまち」とは、<テレワークで「人」と「企業」をつなぐ>をコンセプトに、多くのテレワーカーの方を多くの企業へとご紹介するサービスです。
「テレまち」では、「在宅で仕事をしたい」テレワーカーの皆さまと、「在宅で仕事をしてくれるテレワーカーを雇いたい」または「業務をアウトソーシングしたい」企業の皆さまをおつなぎします。

とあって、在宅ワークをはいじめとしたマッチングサービスと、テレワークを依頼したい会社とのマッチングサイトで、辺境に住まう住人として、これからの地方部のホワイトカラーの働き方はテレワーク、ノマドワークにシフトしていかないと都会部に仕事と人口が残ったままだよ、との主張者としては、まずはテレワークのマッチングサイトの誕生を祝いたい。

ただ、「テレワーク専門のサイト」ということで、現在のネットワーカー、在宅ワーカーの仕事がテレワークそのものとして扱われるの、テレワークの概念を狭めてしまわないか、ということ。

テレワークがネットワーカー・在宅ワーカーとしての色彩がかなり強い、ということは否定しないが、そこで行われる仕事は、ネットワーク仕様に加工された仕事だけではなく、オフィスで行われる仕事そのものの移転が究極の目標であることはおさえておかないといけないのでは、と思う。「ワーク・シフト」で提示されていた、ホログラムで会社のメンバーが話しをし、バーチャルで仕事をしていくってな風景は未来のものなのだろうが、そうした世界を志向して機器整備・開発や仕事のやり方の変化などをやっていかないと、テレワークがいつの間にか、「ネットワーク下請け」となってしまうのではないかと懸念するところなんである。

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