「地方創生」をシェアする

先だって、東京モーターショーでブランドの力というものについてレポートしたのだが、これを「地方創生」という地方では今流行のキーワードに関連して考えてみた。

この「地方創生」と言葉、いつもの地域振興ワードと同じく、それぞれの地方が地域を元気にするための知恵を競い合うといった「競争」「競い合い」とともに語られることが多い。

で、これを先日のそれぞれの地域の「ブランド力」「訴求力」はそんなに固有で力があるものはノカという疑問に即して考えると、残念ながら、どこの地域もほかを圧倒的に凌駕するものはないというところではにだろうか。そうしたブランド力があれば「東京」など屁でもないのだが、ほとんどの地域(京都を除いてね)が束になっても「東京」に敵わないのが証左であろう。

そうした条件のもとで「地方」がほかを凌駕することを目標に競い合ったら、それこそ共倒れというのがもっとも可能性の高い結末ではないだろうか。それを回避するために提案したいのが、拠点化・中心化を「シェア」できないか、ということである。つまり、栄えている所から人やモノを根こそぎ移転させるのではなく、一定の期間の的的な居住を狙うとか、いわゆる生活の多拠点化を目指してはどうか、と思うのである。

産後集積や都会的文化を東京を始めとした「都会地」から移転させるというのは、個人的にはかなり難しい気がするし、それはいわゆる新たな都会地、中心地の建設・移動である。一つの中心地が衰え他の中心地に映る、という今までの栄華盛衰の流れと同じである。

そうではなくて、繁栄を「シェアする」、それぞれの地域が持つ特殊性を活かしながら、人々はその性向によって複数の拠点に「定住」する。そうした生活のあり方を考えてみるべきでは、と思うんであるが・・。

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