国学院久我山のサッカー部の外部コーチの発言に”プロの傭兵の仕事”の心意気を見た

進学校でありながら、全国高等学校サッカー選手権大会にベスト4入りをした、国学院久我山の記事がYahoo Newsに掲載されていた。

久我山では進学校ということもあって、サッカー部の練習に使えるグラウンドも手狭である上に、朝練禁止、18時10分には強制下校と厳しい校則があるのだが、

そうした中で選手たちを育てている外部コーチの李済華さんの

「制約があるからアイデアと工夫が生まれるんです。制約があることで創造性も出てくる。逆に、制約のないところで創造性は出てこないと思いますよ」

といった言葉が見事なところでもあるのだが、それ以上に「うむ」と思ったのが

同氏が外部コーチのスタンスについて

「久我山に来てもらうコーチたちに最初に言うのが、『学校の文化、規則を尊重しなさい』ということ。極端な例ですけど、学校が茶髪を許せばサッカー部も許す。・・・逆に、学校がダメなものは絶対に許さない」

といったあたり。このほかにも

(外部コーチが)プロの指導者だとすれば、『与えられた環境でやる』というのが私たちの仕事のスタンスです。『環境を変えなければ結果がでない』というのは言い訳だと思ってます。

といったところと足し合わせると、『プロ』としての仕事の態度といったものが見えて、こうしたきちんとした外部のプロを雇っておけるところは強くなるのだな、と思う。

こういう思考形態は、外部のプロ、傭兵的な仕事の場合だけでなく、組織内で働く場合にも共通して持ちたい意識であるように思う。

とかく、組織の内部の中で働いていると、外部環境に恵まれていないことをできない理由にしがちなのであるが、できないできるに関わらず、外部環境の変化や体制が整うことに、さほど期待せずに対処する術を考えることも一つの方策かもしれないですね。

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