Skypeのグループビデオ機能の無料拡大は何をもたらすか?

SkypeがMicrosoftに買収された当時は、あの社特有の囲い込み路線に走ってしまうのではないか、と懸念していたのだが、Googleが先鞭をつけたフリーミアムの世界はMicrosoftといえども抗いようがないらしく、Skypeの無料提供の範囲が広がってきている。

C-netの『「Skype」、モバイル受けにグループビデオを無料提供へ』によれば

Microsoftは「Android」「iPhone」「iPad」「Windows 10 Mobile」へのグループビデオ通話機能の無料提供に向けて取り組みを進めている。

Microsoft関係者は米国時間1月12日、これらプラットフォームを対象に「数週間以内」にグループビデオ通話機能を公開することを明かした(この日は、「Skype」ビデオ通話機能の提供開始の10周年記念日に当たる)。

Skypeのコーポレートバイスプレジデントを務めるGurdeep Pall氏は新しいブログ投稿で、「われわれは数週間以内にこの新機能を膨大な数のモバイルユーザーにロールアウトする予定だ

ということで、無料化の範囲がさらに拡大するらしい。

グループビデオ通話自体は新技術というわけではないのだが、それがモバイル向けに、しかもWindows 10 Mobileだけでなく、ほぼ全てのモバイルOS向けに、Skypeという品質保証付きで提供されるということで、よりビジネスの分散化を進める方向にすすめば嬉しい限り。

いまさらながら、地方創生とか一極集中の是正とか掛け声はいつも大きくて、ほとんど進展せず、少々厳しいことをいえば、昨年来から喧しい「地方創成」すら言葉が古びつつある。

そうなっていく原因は、とかく「地方を活性化する」ということが、東京の機能を特定の地方に引っぺがす、東京から取り上げるという文脈で議論されることが多く、都会在住者と地方在住者との対立を招き、しかも地方在住者も「特定の場所」への移転であるのでそれそれが競い合って結束できない、といったことに陥るからではないか、と思う次第なのである。

Skypeのビデオ通話機能の拡大がこの問題の鍵をにぎるわけではないが、様々なビジネスワークや意思決定行動を行う「場所」の拡大につながることは間違いないと思う。

制度として進まないのであれば、ガジェット環境、Web環境から変えていく、というのも一手ではあるような気がするんである。

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