コンビニで好まれる客に見る「職場の雰囲気を良くする」方法

少し古い記事ではあるのだが、梶原しげる氏のBiaCollegeでの連載「プロのしゃべりのテクニック」の2016.12.05付けの記事『すぐキレる客、コンビニでの支払いで透けて見える「人としての器量」』で、コンビニで好かれる客は

いい人の代表は、いわゆる<ガテン系>の皆さんです。強面な感じがするかもしれませんが、作業着で来店した方で、嫌な思いをしたことは一度もない。うちのバイトの子たちもほぼ例外なくうなずきます」

店の近所で作業する人たちは、お昼に、そして仕事終わりにと、工事期間中、何度かやって来る。そのこと自体もありがたいはずだが、何よりうれしいのが彼らの「フレンドリーさ」なのだそうだ。

「声を出してくれるっていうのがうれしいですね。<店のなかはポカポカしてていいねえ><このジュースうまい?><へえ、よかった><細かいお金で払っちゃっていい?><ありがとね~>。レジでのわずか数十秒間のやりとりで、こちらの緊張がすっかりほぐれる。新人なんかは特にそうですよ」

という記事を拝見。かたや嫌われる客は、ダークスーツの中堅サラリーマンで、声を出さない、舌打ちをするといったことが原因だそう。

これをみると、雰囲気を良くするということに必要なのは、キチンとしているとか行儀良いとかいうことではなくて、いかに打ち解けて話す、ということであるようで、これは多くの職場、特にデスクワークが中心の「冷たい」職場にも有効なような気がする。大抵の場合、こうした「冷たい」職場でも、声掛けとか挨拶とかが奨励されて、どうかすると上司が朝から玄関で声掛けなぞをすることが見受けられるのだが、どうも職場の雰囲気を良くしたり、お客さんに入りやすくしたりするのに効果があるとは・・といったことが多いように思う。

肝心なのは声掛けをすればよいというかではなく、いかにフレンドリーな雰囲気をつくることで、それはホワイトカラー的な雰囲気ではなく、ガテン系の現場事務所的な雰囲気であるような気がいたしますですね。

 

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