「まず、行動すること」は、成功と幸福感の万能薬らしい

JR九州の唐池恒二氏の「鉄客商売」の中に
 
私はいつも「気」を集める四つの法則を唱えている。
 
 (一)スピードある動き ー 仕事全体を迅速に進めることから、ふだんの行動やしぐさをきびきびとすることまで広い意味を持つ。
 (二)明るく元気な声ーお客さまへのあいさつをはじめ、仕事上の会話や指差確認のときの声出しも含む。
 (三)お客さまにすきを見せない緊張感ーつねにお客さまの動向や気持ちを意識しお客さまに対し緊張感を持つことだ。
 (四)少しでも成長しよう、もっと向上しようとするどん欲
 
といった記述がある。
氏は物事を成功させる要因として「気」というものを大事にしているのだが、この(一)と(二)のところが、「明日、機械がヒトになる」でハピネス(幸福)についての
 
実は幸せを感じる能力というのは半分くらい遺伝子の影響で決まっています。
(略)
もう半分が変えられる部分ですが、人間関係や健康やお金などの環境的な要因は、なんとわずか10%しか関係しません。
(略)
残り40%は「積極的に行動をしたかどうか」なんです。結果ではなく、「行動を起こすこと」、それ自体が人の幸せに強く寄与するという結論です。つまり、ここで明らかになったのは、「幸せな人達の身体は特徴のある動きをする」という単純な事実なんです。
 
といったことと共通しているように思えた。事業の成功と幸福感と違っているようだが、事業を成功させるのは、何よりもそれをやるヒトの熱意ということを考えると、それに従事することに「幸せ」を感じることができるか、ということは意外にことの成否を左右しているといえる。
 
となると、よく何かプロジェクトを始める時に言われる「まず動け」「考え込まずに行動せよ」といったアドバイスは、「幸福感を感じるかどうか」といった意味でも「正解」であるようだ。
 
とかく不安に陥ると考え込んで、竦んでしまいがちなのだが、エイヤッと動くことがなにより大事なことであるようですね。

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