辺境駐在員

ノート術・メモ術

ノートの使い方の百科全書 — たった1分ですっきりまとまる コクヨのシンプルノート術(KADOKAWA)

<br /> 最近、仕事のツールとして「ノート」が見直されてきているのだが、ノートの使い方となると、誰もが、どんなノートがいいのか、どんな使い方が効率があがるか、といったことが気になって、できることなら、他の人のノートを覗き見したくなるのが...
柴田よしき

スナック菓子のようなサクサク・ミステリー — 柴田よしき「石狩くんと(株)魔泉洞ー謎の転倒犬」(東京創元社)

<br /><br /> ミステリーには世間と同じように流行り廃りがあるもので、本格モノが流行った頃もあれば、松本清張や森村誠一の”社会派ミステリー”が全盛だった頃などなど、その時の時勢に応じて移り変わっていくもの。とはいうもの...
下川裕治

少し懐かしい「香港」の物語 — 下川裕治「週末香港・マカオでちょっとエキゾチック」(朝日新聞社)

<br /> 旅行記といえば、秘境魔境的なところや、最近売り出しの観光地といったところが目立って、以前のようなバックパッカー的な沈没旅はお目にかかれなくなている。その点、下川裕治氏の旅行記は、沈没旅の風情を色濃く残しながら、とはいうものの旅...
ビジネス

情報活用のオール・イン・ワン的な手引本 — 池上彰「情報を活かす力」(PHPビジネス新書)

おなじみの池上彰さんの今回の本のテーマは、「情報を活かす」。 構成をみると 序章 情報活用力をいかに高めるか 第1章 私の情報収集術 第2章 私の取材・インタビュー術 第3章 私の情報整理術 第4章 私の読書術 第5章 私のニュースの読み解...
モチベーション

ガンガン前へ進んでいける劇薬的特効薬ですな — 堀江貴文「本音で生きるー一秒も後悔しない強い生き方」(SB新書)

堀江貴文さんという存在は、当方的には、アドバイスを生かす所、人生のどう行く局面で、「堀江氏」という薬を使うかということで、好き嫌いと効用の具合がはっきりしているように思う。 当方は、不遇感に苛まれている時とか、世間の低評価にしょげそうになっ...
仕事術

タニタの社員食堂の存続は経営者のやせ我慢にあったのかも

先だって、とある会合で、タニタの系列の「ヘルスケアオンライン」のタニタ代表取締役の講演を聞いた。氏は、体脂肪計や社員食堂で云有名な、タニタの創業ファミリーの人であるだが、その講演の中のタニタ食堂についての話が印象に残ったので、感想も込めて記...
時代小説・歴史小説

こういう類の忍者の話は今までなかった — 和田 竜「忍びの国」(新潮社文庫)

しばらくは歴史・時代小説から離れていたのだが、映画化がされるということで久々に読んでみたのが、この「忍びの国」 時代背景は、織田信長が天下統一に乗り出している時で、場所は「伊賀」。 伊賀は、当方のような年代にとっては、横山光輝氏の「伊賀の影...
ビジネス

斎藤メソッド満載の「ノート」の真髄本 — 斎藤 孝「頭の良さはノートで決まる 超脳内整理術」(ビジネス社)

表題の「頭の良さは・・・」という表現にはぎょっとするが、内容的には、ごく真面目で、ノートを使っていかに仕事の質をあげるか、たくさんの仕事をするか、といった「ノート」についての啓発本。ただ、 第1章 頭の良さはノートで決まる 第2章 ノートは...
ノート術・メモ術

オーソドックスな「手帳・ノート術」 — 鈴木真理子「仕事のミスが激減する「手帳」「メモ」「ノート」術」(明日香出版)

仕事をしていく上で、欠かせないのがスケジュール管理と仕事の記録というもので、これをうまく管理する方法論の百花繚乱が、「ビジネス本」といっても過言ではないだろう。 で、そのツールも、最近ではパソコン、スマホ、タブレットとデジタル・ガジェットの...
池上彰

時事解説ではなく、「歴史書」として読むべきか — 池上彰「池上彰のこれが「世界のルール」だ!」(文藝春秋)

<br /> 国際問題や時事問題の解説本というのは、少し古くなった旅行記と共通のものがあって、時間の経過とともに事態が動いてしまっていたり、本が書かれた時点では、さてどうなりますかとなっていたことが、あっと驚く結末になっていたりする。 なの...