辺境駐在員

米澤穂信

「苦い秘密」が隠された事件は学校図書室から始まる=米澤穂信「本と鍵の季節」

都内の高校に通う高校二年生の主人公「堀川次郎」が「図書委員」をしている学校図書室は、先輩の三年生の取書院が互いに仲が良すぎて、図書室を委員同士の「溜まり場」的に使っていたのが災いして、三年生の引退後は、不人気で寂れた図書室に変貌しています...
東川篤哉

烏賊川市のイカ型ホテルで起きた殺人の謎を解け=東川篤哉「スクイッド荘の殺人」

関東にある架空の地方都市(千葉の東・神奈川の西)にある「烏賊川市」を舞台に、痩せた目立たない風貌の私立探偵「鵜飼杜夫」と、烏賊川市立大学中退の高学歴者で、泥酔したり激怒すると所かまわず罵詈雑言を吐き暴れる特技をもつ探偵助手「戸村流平」をメ...
幕末

上方に滞在する伊庭家を不幸が襲い、将軍・家茂は朝廷を揺さぶる暴挙に出る=岡田屋鉄蔵「無尽」10

幕末の四大道場といわれ心形刀流の伊庭道場の宗家の生まれで、新選組の沖田総司と並び立つ、幕府側の凄腕剣士である幕府遊撃隊隊長・伊庭八郎を主人公にした幕臣側の幕末ストーリー『岡田屋鉄蔵「無尽」(少年画報社)』シリーズの第10弾。 前巻で...
赤神諒

「民の国」建設の途上で斃れた「武僧」の物語=赤神諒「仁王の本願」

戦国時代の終盤、織田信長による天下統一の動きが進む中、加賀を支配下におさめようとする戦国大名たちの攻勢をはねのけて、民が自らの意思によって政事をすすめる「民の国」をつくろうと奮戦し、その途上で倒れた、北陸加賀一向宗で最強といわれた武僧・杉...
山と食欲と私

放浪の旅娘は恐山でおばけに会い、鮎美は鹿児島の「甘み」に出会う=「山と食欲と私」16

東京のセキュリティ会社で会社員をしながら、休みのときはほとんど「山」に登っているという、「山ガール」と呼ばれたくない「単独登山女子」の日々野鮎美の、単独(ときどき団体)での登山と「山ご飯」を描いたシリーズ『信濃川日出雄「山と食欲と私」(バ...
ちるらん

土方は宮古湾沖で、敵艦「甲鉄」奪取を目指す=「ちるらん 新撰組鎮魂歌」34

薩長勢力に抗って、幕末京都の治安を守った「新選組」の副長・土方歳三をメインキャストに、幕末の京都から戊辰戦争・箱館戦争へと続く内戦と激動の時代を「ヤンキー漫画」テイストで描く「橋本エイジ・梅村真也「ちるらん 新撰組鎮魂歌」シリーズの34弾...
戦国時代

志賀の陣の敗戦で織田軍はしばらく充電中=「戦国小町苦労譚12」

現役女子農業高校生が、戦国時代にタイムスリップして、持ち込んだ21世紀の器具や技術を駆使して、織田信長の治める尾張・美濃の農業生産や織田軍の武器のレベルをとんでもなくUPさせて、信長の「天下統一」を助けて大活躍する時代改変もの「戦国小町苦...
時代小説・歴史小説

名所絵の浮世絵師「歌川広重」の見事な「遅咲き」の大成功=梶よう子「広重ぶるう」

八代洲河岸の定火消同心を務めながら浮世絵の副業をはじめ、東海道五十三次の宿場を描いた名所絵を世に出し、その藍色の美しさから、ヨーロッパで「ヒロシゲ・ブルー」と呼ばれ、ゴッホやモネなどの「印象派」に大きな影響を及ぼした、江戸後期を代表する浮...
時代小説・歴史小説

嗅覚に優れた調理人見習い少女・ちはるの活躍を読もう=高田在子「まんぷく旅籠 朝日屋」シリーズ

江戸の日本橋室町の潰れてしまった料理屋を改装した小さな旅籠「朝日屋」を舞台に、両親が営んでいた料理屋を板前の悪だくみで潰され、その後両親と死別した娘「ちはる」が、その優れた嗅覚を使って料理の腕を磨き、店の仲間たちとトラブルを解決していく、...
時代小説・歴史小説

江戸時代の百均を舞台に、娘船頭・お瑛が大活躍=梶よう子「みとや・お瑛仕入れ帖」シリーズ

文化四年(1807年)におきた史上最悪の落橋事故といわれる隅田川の崩落事故で両親を失い、その後、借金の代に両親の営んでいた小間物屋をのっとられた少女「お瑛」。16歳になってやっと兄と二人で開店した小さな店を切り盛りしていく姿を描く、お仕事...
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