ブックレビュー

ビジネス

堀 正岳・中牟田洋子 「モレスキン 「伝説のノート」活用術」(ダイヤモンド社)

文房具や情報処理の方法論は流行りすたりがあるのだが、デジタル系で流行るものが出ると、それに対抗するようにアナログ系のものが台東してくるっていうのが持論であるのだが、2014年・2015年あたりにアナログ系のノート術・情報整理術で気を引くもの...
ビジネス

大嶋祥誉「マッキンゼーのエリートはノートに何を書いているのか」(SB Crative)

マッキンゼー出身者による仕事術とかノート術というのは、かなり世に溢れていて、どうかすると、ここで読んだことが、あの本にも出ていて、といったことがある。当然、本書に書かれていることも、いくつかの他書とのダブリがあるのは事実なのだが、まあ、最近...
ビジネス

竹中正治「ラーメン屋VSマクドナルドーエコノミストが読み解く日米の深層」

識者による日本とアメリカの比較論、比較文化論というと、「日本絶賛、日本は日の昇る国」パターンか、「日本はもともとダメ。紅毛碧眼、メリケンの言葉は神の声」パターンどちらかになるのが多くて、たいてい、読んでいる途中で辟易していくることが多く、当...
グルメ

向笠千恵子「すきやき通」(平凡社新書)

料理の栄華盛衰というのはあるようで、その中でもアップダウンの厳しいのは、肉料理であるのかもしれない。例えば、牛肉のスステーキなんていうのは、当方が子供の頃は、どうかするとアメリカ映画の中の出来事であったものが、いつのまにか日常のものになり、...
ビジネス

きんどう ZON「KINDLEのまとめサイトでどうにかこうにか1000日生計を立てた話」

Kindle本のセール情報などのまとめサイト・Kindle本の販売サイトとして有名な「きんどるどうでしょう」の作者 きんどう ZON氏による電子書籍に関する「電子書籍」あるいは、Kindleに関する「Kindle本」。値段は、H27.9.1...
トラベル

下川裕治「週末沖縄でちょっとゆるり」(朝日文庫)

タイ、カンボジア、ベトナムなどの東南アジア、台湾などのフリークで、旅本作家としても大御所である下川裕治氏のひさびさの「沖縄本」である。氏は沖縄フリークとしても有名で、東南アジアや台湾への行き来に、成田や羽田ではなく那覇からの飛行機便やフェリ...
竹村公太郎

竹村公太郎「日本史の謎は「地形」で解ける」文明・文化篇(PHP文庫)

「日本史の謎は「地形」で解ける」の続編に当たるのが本書。前の本は、頼朝の鎌倉開府や家康の江戸開府、あるいは忠臣蔵の事件などが、人文的な事実だけで動いたわけではなく、根底に「地形」「地理」上のわけがあった、ということを見事に論じてみせ、爽快な...
トラベル

岸本葉子「ブータンしあわせ旅ノート」(角川文庫)

「人」と同じで、「国」の毀誉褒貶も遷ろうもので、いっとき持ち上げられたものがストンと評判が落ちてしまうことは常といていい。そのあたり、ブータンと言う国、幸せ度 No.1と持ち上げられて後、さほど評判が落ちるわけではなく、忘却の方向にいくとい...
竹村公太郎

竹村公太郎「日本史の謎は「地形」で解ける」(PHP文庫)

歴史を「人文」の立場ではなく「地理」「地形」の立場からとらえ直して、歴史の謎を推理し直した一種の歴史の謎解き本。若干、牽強付会的なところもあるが、「文化」「人物」という視点から捉えるのが一般的で、その人物や政府の行動が実は、地勢、地形などの...
トラベル

下川裕治 編「本社はわかってくれないー東南アジア駐在員はつらいよ」(講談社現代新書)

タイ、ミャンマー、ベトナムといった東南アジアや台湾、沖縄の旅行記で定評のある下川裕治氏が、東南アジアの日本企業駐在員がビジネスの現場で体験している、苦笑いや胃がいたくなるような、現地の人々とのトラブルの数々をレポートしたのが本書小目次までレ...