ブックレビュー

ビジネス

中公竹義「100円ノート「超」メモ術」(東洋経済新報社)

ノートの種類やノートの品質など拘ったり拘らなかった、ノート術の筆者やノート愛好家によって態様は様々なのだが、コンパクト、軽量、安価の点を重視するのが、この「100円ノート「超」メモ術」といっていい。構成はPart1 これがシンプルで最強のメ...
トラベル

光瀬憲子「台湾一周! 安旨食堂の旅」(双葉文庫)

まず最初に言っておくと、中国本土に比べて「台湾」は優しい印象というのが本音である。もっとも中国本土とはいっても、上海とか商売気の強いところへ行った経験しかないので「中国本土」というのはおこがましいが、大方の人の賛意は得られるのではないか、と...
トラベル

中村安希「インパラの朝」ーユーラシア・アフリカ大陸684日(集英社)

最近見ることの少なくなった、世界放浪的な旅の記録である。しかも「女性」。こう書くと世の男女共同参画の論者にっはお叱りを受けてしまうのだろうが、本意は、アメリカ、ヨーロッパ、アジアの一部の国々などは別として、世界中を旅する時に、女性であること...
トラベル

下川裕治「タイ語の本音」(双葉文庫)

> 「旅行記」というのは、しばしば厄介なもので、旅行記によっては、書かれた旅の時期に注意しないと、その国の姿を誤解してしまうことにもなりかねず、特になにかを一所懸命に主張する色合いの強いもの、イデオロギー色の強いもの、真面目なものにそうした...
ビジネス

高橋政史「頭がいい人はなぜ、方眼ノートを使うのか?」

コンサルティングファームのマッキンゼーの仕事術は、大御所の大前研一先生をはじめ、多くの人があちらこちらで書いているので、重複することも多い。この「方眼ノート」のことも片鱗は、そこここで紹介されているのだが、「方眼ノート」の使い方そのものを取...
ビジネス

赤羽雄二「世界一シンプルなこころの整理法」朝日新聞社出版

「ゼロ秒思考」の姉妹品といっていいのが本書。「ゼロ秒思考」と違うのは、「ゼロ秒」で考える必要性とか、効用とかの基礎理論部分がかなり少なく、というかほとんどなくて、テーマごとに実際どういうメモを書いているかの実例が豊富なところ。構成は第1章 ...
ビジネス

A4用紙1枚にメモをする仕事術 ー 赤羽雄二「ゼロ秒思考」

作者の本旨は思考のスピード論と思考のまとめ方ということと思うのだが、ノート術あるいはファイル管理のベクトルの中の仕事術といった感じで読んでしまったので、そうしたレビューになることを最初にお断りしておく。構成は第1章 「考える」ためのヒント第...
ビジネス

安上がりな紙書類の整理をするなら ー 福島哲史「クリアホルダー整理術」

2008年の発刊なので、スマホやクラウド対応などについては言及がないので、その辺を期待して読むと期待はずれになるが、先端的な職場は知らず、フツーのビジネス現場では、まだまだ紙書類が主流。そうした紙書類をいかに効率よく整理していくか、という基...
グルメ

山暮らしの荒々しい魅力 ー 小泉武夫「猟師の肉は腐らない」(新潮社)

6月から7月にかけて、狩猟について集中的に読んできたのだが、いわゆる「有害鳥獣駆除」の課題とかネックといったことも見聞きし、いわゆる「猟師本」にも、そろそろ飽いてきた気配もある。そんなこんなで、純粋な「猟師本」とはいえないが、その周縁部にあ...
グルメ

日本は広い、獣肉も様々ー田中康弘「日本人は、どんな肉を喰ってきたのか」

マタギ本をいろいろとレビューしてきたのだが、今回はマタギをはじめとした「猟師」たちがどんな肉を食べていたのか、といったことを取り上げた田中康弘「日本人は、どんな肉を喰ってきたのか?」をレビュー。構成は肉を食べに南へ北へ第1章 南の島のカマイ...