コミック

薬師寺涼子の怪奇事件簿

劫を経た「毒蜘蛛」も涼子サマには敵わない — 田中芳樹・垣野内成美「薬師寺涼子の怪奇事件簿 黒蜘蛛島」(マガジンZKC)

コミック版「薬師寺涼子の怪奇事件簿」シリーズの第5話である。 今回の舞台は、カナダ・バンクーバー。この近くの森で、在留の日本人男女二人が殺されているところからスタートする。 地元の総領事館がカナダ警察の捜査を拒否するので、我らがお涼サマにこ...
薬師寺涼子の怪奇事件簿

悪辣な元大統領も、涼子サマにはカタナシですな — 田中芳樹・垣野内成美「薬師寺涼子の怪奇事件簿 クレオパトラの葬送」(マガジンZKC)

さて、涼子サマの「怪奇事件簿シリーズ」のレビューも4作目となった。今回は、豪華客船「クレオパトラ八世号」で香港までのトラベル。もちろん、仕事がらみであって、任務は「ラ・パルマ共和国」という南米の国の前大統領・ホセ・モリタの護衛である。この人...
薬師寺涼子の怪奇事件簿

涼子サマ、パリで仇敵の美女+女性錬金術師と対決 — 田中芳樹・垣野内成美「薬師寺涼子の怪奇事件簿 巴里・妖都変」(マガジンZKC)

「摩天楼」「東京ナイトメア」に続いての、「怪奇事件簿」シリーズのコミック版の三作目は「巴里・妖都変」ということで、海外雄飛(かなり表現が古いな)。 海外出張の理由は、涼子サマが、パリ第二大学での犯罪学の実践講座に招かれたという次第。調べてみ...
薬師寺涼子の怪奇事件簿

財務省の豪華ビルで涼子サマ、悪夢に出くわす — 田中芳樹・垣野内成美「薬師寺涼子の怪奇事件簿 東京ナイトメア」(マガジンZKC)

さて、摩天楼での警視庁復活を経た涼子サマの次なる活躍というか乱暴狼藉の場は、東京・三田の高級ホテルの横に立つ「三田分室」という怪しいんだが怪しくないんだかわからないところが舞台。 話は、高級ホテルで行われる名族の結婚式のバージンロードに死体...
薬師寺涼子の怪奇事件簿

涼子サマ、都心の高層ビルで大暴れで伝説の獣退治 — 田中芳樹・垣野内成美「薬師寺涼子の怪奇事件簿 摩天楼」(マガジンZKC)

田中芳樹氏のミステリー「薬師寺涼子の怪奇事件簿シリーズ」をコミック化したものの一冊。もとは「摩天楼 薬師寺涼子の怪奇事件簿」かな。 小説のコミック化と実写化は、その出来が極端に出るもので、仮に変なものにあたると、主人公のイメージやらが、固定...
コミック

「農業は国の基本だ」なんて、都会民が言うんじゃねぇ — 荒川 弘「百姓貴族」1〜5(新書館)

「鋼の錬金術師」「銀の匙」で売れっ子漫画家となった荒川 弘氏の自伝的農家マンガである。第1巻の初版は2009年、第1作が「ウンポコ」で初出となったのが、2006年。現在の5巻目が2017年刊行、60話目が2017年であるので、おおよそ11年...
コミック

「ヒロシマ」は遠くなったか、近いままか — こうの史代「夕凪の街、桜の国」(双葉社)

「この世界の片隅に」の映画で大ブレークをした、こうの史代さんのコミックなのであるが、彼女の取り上げるものは「この世界・・・」も本書も「ヒロシマ」である。そう、実はとても重いテーマなのである。   収録は 「夕凪のまち」 「桜の国(一)」 「...
コミック

大正期のささやかな「幸福感」を味わおう — 長田佳奈「こうふく画報」(ぶんか社)

なんとも不思議な味わいである。時代は大正時代。おそらくは東京の下町あたりを舞台にした短編マンガ集である。   収録は   第1話 おかしなふたり 第2話 悩みの箱 第3話 お赤飯の日 第4話 戀の予感 第5話 小さな訪問者 第6話 思えば思...
コミック

今日のKindleの期間限定無料コミックのおすすめ 3つ

本日、Kindle無料コミックでオススメしたいのは、まずは 「薬師寺涼子の事件簿 1」 第一巻の「摩天楼」が提供されているのだが、第一巻の出だしは、パリのインターポールから”ドラよけのお涼」こと「薬師寺涼子」が参事官として警視庁に帰還すると...
ヤマザキマリ

プリニウスを通して描かれる「ローマ帝国」の健全さと退廃 — ヤマザキマリ「プリニウス」(新潮社)1〜6

テルマエ・ロマエで一挙に人気作家となった、ヤマザキマリ氏がとり・みき氏と組んでのローマもの。個性ある二人の合作で、しかも題材が、稀代の博物学者プリニウスである。 物語はヴェスヴィオ火山の噴火の場面から始まるのだが、これは全体のプロローグ。第...