歴史

中国史

星野之宣「海帝4」ー鄭和はマラッカ海峡に至り、海賊と戦う

コロンブス・マゼランといったヨーロッパの大航海時代の百年以上前、アジアの大国・明の三代皇帝・永楽帝から第五代・宣徳帝の時代にかけて、7回のわたって派遣された明の大艦隊の指揮をとって、アフリカまで到達した、異色の宦官「鄭和」の大航海を描いた「...
戦国時代

「戦国小町苦労譚6」ー静子は京都の警察長官となり、現代の知り合いと再会する

現役女子農業高校生が、戦国時代にタイムスリップして、持ち込んだ種子や後世の農業技術な器具を駆使して、尾張の信長のもとで大活躍する、時代改変もの「戦国小町苦労譚」のコミカライズ版の第6弾。 前巻で足利義昭を擁して上洛の途についた信長軍を地の利...
戦国時代

東村アキコ「雪花の虎 5〜7」ー謙信と信玄の因縁の戦い「川中島の戦」はじまる

「越後の虎」あるいは「越後の龍」と称され、「甲斐の虎」武田信玄とがっぷり四つで死闘を繰り広げ、「風雲児」織田信長を怖れさせ「軍神」でありつつも、生涯、妻を娶らず、子もなさなかった、「義」に厚い武将「上杉謙信」が実は女性であったという、驚きの...
戦国時代

東村アキコ「雪花の虎 2-4」-景虎の将才は心ならずも「兄」を当主の座から追い落す

「越後の虎」あるいは「越後の龍」と称され、「甲斐の虎」武田信玄とがっぷり四つで死闘を繰り広げ、「風雲児」織田信長を怖れさせ「軍神」でありつつも、生涯、妻を娶らず、子もなさなかった、「義」に厚い武将「上杉謙信」が実は女性であったという、驚きの...
戦国時代

安部龍太郎「信長の革命と光秀の正義」ー伝統の価値観とキリシタンが本能寺の変を呼ぶ

前作「信長はなぜ葬られたのか」で、首謀者の明智光秀の動機や、討たれたほうの織田信長がなぜ無防備な状態で京に滞在していたのか、などわからないことが多い「本能寺の変」について、その黒幕となった人物や、信長を取り巻いていた国際情勢などを明らかにし...
戦国時代

「女人」上杉謙信、越後の守護神が始動する ー 東村アキコ「雪花(ゆきばな)の虎 1」

「キリストが日本に渡ってきて秦氏の祖先となった」とか「チンギスハンは大陸に渡った源義経だった」とか、歴史上の「秘話」ってのは、にわかには信じられないようなものもあるのですが、その「死因が「大虫」であった」とか、「”男もおよばぬ大力無双”と謳...
宮下英樹

小田原城の虎口を陥落させたセンゴクへの秀吉の評価は? ー 宮下英樹「センゴク権兵衛19」

美濃・斎藤家の落ち武者から国持大名にまで出世したのに、自らの突出によって島津との戦に敗戦して改易。一家離散のどん底から再び国持大名まで出世。さらには徳川二代将軍のときには「秀忠付」に任命されるなど徳川幕府の重鎮となった「仙石久秀」のジェット...
磯田道史

ちょんまげ結うのも「血まみれ」の覚悟がいる ー 磯田道史「歴史の愉しみ方」

歴史コミックや時代小説を読んでいると、フィクションのところとノンフィクションのところが作者の手に乗せられてごっちゃになってくるところがあるので、時折は、正史のほうの書物を読んでおくことにしているのだが、がっちりとした本格的な歴史書は読んでい...
磯田道史

江戸っ子の暮らしの隅々を知りたい人への歴史入門 ー 磯田道史「江戸の家計簿」

時代小説や捕り物帖、歴史小説というジャンルは、一頃の大ブームはすぎた感はあるのだが、毎月、新刊本の出るジャンルで、まだまだ根強い人気を誇っているのはまちがない。ただ、その時代小説・歴史小説ファンも、当方は見立てるに、戦国もの、江戸時代もの、...
コミック

明智光秀は「逆賊」ではない。秀吉こそが悪党 ー 藤堂裕・明智憲三郎「信長を殺した男 1」

「本能寺の変」の真相について、真偽のほどはわからないが、通説である明智光秀が、逆恨みしたか天下が欲しくなったかして信長を討って、その後、信長の仇をとって天下を平和に導いたのが、豊臣秀吉であった、ってものに真っ向から反論しているのが、明智光秀...