山本巧次

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北海道のローカル駅の秘められた物語はどこへ繋がる? ー 山本巧次「途中下車はできません」

現代から江戸へタイムスリップした女性が、現代技術を使って市中に起きる事件を解決する「八丁堀のおゆう」シリーズ、腕利きの元八丁堀の定廻り同心と御家人出身の鉄道省の技手が明治初期の鉄道建設現場でおきる事件の解決をしていく「開化鐵道探偵」シリーズ...
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鉄道建設を巡る殺人事件の謎を解け ー 山本巧次「希望と殺意はレールに乗って」

明治初期の日本を舞台に、鉄道敷設工事現場でおきる事件を、腕利きの元八丁堀同心・草壁と御家人の家の出身の鉄道省の技手・小野寺が解き明かしていく「開化鐵道探偵」シリーズの筆者が贈る、終戦間もない日本を舞台にした鐵道ミステリーが『山本巧次「希望と...
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徳川の埋蔵金をめぐる列車妨害事件の謎を解け ー 開化鐵道探偵ー第一〇二号列車の謎

優秀な頭脳と鋭い推理力の持ち主ながら、宮仕えを嫌って長屋ぐらしを続けている元北町奉行所の定廻り同心「草壁賢吾」と、父親が徳川の御家人で、工部省鉄道局の技手をしている「小野寺乙松」が、日本の鉄道草創期に起きる鉄道絡みの事件を解決していく「開化...
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「艦これ」にも登場する軍艦内で起きる事件を「解決セヨ」 ー 山本巧次「軍艦探偵」

太平洋戦争が終結してから、2019年で74年を経過していて、当時のことを実体験として経験した人々も少なくなっているのだが、当時の海軍の軍艦を舞台に、元会計士出身の「短期現役士官」の主計将校の池崎幸一郎が、渡り歩いた軍艦の艦内で起きる事件の数...
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「おゆう」に恋敵が現れ、宇田川は学者先生として江戸へ潜入する ー 山本巧次「八丁堀のおゆう ドローン江戸を翔ぶ」

現代の東京では、元OLのフリーター、江戸では南町奉行所の同心・鵜飼伝三郎配下の小粋な岡っ引きという、東京と江戸の二重生活をおくる、関口優佳ことおゆうの捕物帳の第4弾が本書『山本巧次「八丁堀のおゆう ドローン江戸を翔ぶ」(宝島社文庫)』。 【...
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黎明期の鉄道敷設妨害事件の謎解きに、腕利きの「元八丁堀同心」が挑む — 山本巧次「開化鐵道(てつどう)探偵」(東京創元社)

現在の東京と江戸との間を行き来して、現在の分析技術を利用して、江戸の事件の謎を解くという「八丁堀のおゆう」シリーズで、元OLで、八丁堀の配下という「おゆう」さんの活躍を描いた筆者なのだが、今回は、明治時代を舞台に、八丁堀の元同心にして、創設...
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天才浮世絵師「北斎」の娘「阿栄」がよい働きをいたします — 山本巧次「大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう 北斎に聞いてみろ」(宝島社文庫)

シリーズも4作目となると、現代の東京での分析ラボの連中とか、江戸時代での、なかなか最後の関係まで行かない伝三郎を始めとする南町奉行所の面々とか、登場人物も設定も落ち着いてくる反面、マンネリ感が出てくるのだが、今回は、サブキャストに工夫して、...
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「錠前師」と「富くじ」の因果な関係 — 山本巧次「八丁堀のおゆう 千両富くじ根津の夢」(宝島社)

江戸と現代の東京を、祖母が残した家の押入れの奥の階段を使って行き来して暮らしている、現代の東京では失業OL、江戸では女十手持ちの、関口優佳こと「おゆう」さんの推理シリーズの第三段。 今回の構成は 第一章 本石町の蔵破り 第二章 根津の千両富...
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御落胤騒動ってのは、いつの時代も変わらぬ騒動を引き起こすな — 山本功次「大江戸科学捜査 八丁掘のおゆう 両国橋の御落胤」(宝島社)

現代と江戸時代を往復して江戸の市中の謎を解く「おゆう」こと現代名・関口優佳の活躍を描くシリーズの第二作。 構成は 第一章 牛込からの手紙 第二章 備中から来た男 第三章 四谷の地蔵菩薩 第四章 押上の茶会 となっていて、今回、「おゆう」が扱...
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東京育ちの現代娘、「江戸」で名探偵になる — 山本功次「大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう」(宝島社)

<br /><br /> タイムスリップもののミステリーは柴田よしきさんの「小袖日記」などいくつかあるのだが、大抵は主人公が何かの天災に巻き込まれて別の時代に飛ばされて、とか、その時代の人物の精神と混じり込んでしまって、といった...