ミステリー

中山七里

安楽死殺人犯の本当の動機は何?ー中山七里「ドクターデスの遺産」

若い頃は俳優養成所に通っていた経歴をもつイケメンで女性の嘘は全く見抜けないが、男の嘘は確実に見抜く、組織の枠から外れっぱなしの敏腕刑事なのですが、職務中に知り合った被害者との浮気が原因で「バツ2」となりつつも、別れた妻に親権のある腎臓病で療...
中山七里

ワクチン被害者の子供たちの大量誘拐の目的は?ー中山七里「ハーメルンの誘拐魔」

若い頃は俳優養成所に通っていた経歴をもつイケメンで女性の嘘は全く見抜けないが、男の嘘は確実に見抜く、組織の枠から外れっぱなしの敏腕刑事なのですが、職務中に知り合った被害者との浮気が原因で「バツ2」となり、腎臓病で療養中の実の娘からは冷たい扱...
中山七里

バツ2のイケメン刑事が7つの異色事件の謎を解くー中山七里「七色の毒」

若い頃は俳優養成所に通っていた経歴をもつイケメンながら、職務中に知り合った被害者との浮気が原因で「バツ2」の離婚経験者。男の嘘は見抜くことは巧みだが、女性の嘘は全く見抜けない、という警視庁捜査一課の敏腕刑事・犬養隼人を主人公にしたミステリー...
中山七里

臓器移植が導いた殺人をバツ2刑事が暴き出すー中山七里「切り裂きジャックの告白」

若い頃は俳優養成所に通っていた経歴をもつイケメンながら、職務中に知り合った被害者との浮気が原因で「バツ2」の離婚経験者。男の嘘は見抜くことは巧みだが、女性の嘘は全く見抜けない、という警視庁捜査一課の敏腕刑事・犬養隼人を主人公にしたミステリー...
ミステリー

木元哉多「閻魔堂沙羅の推理奇譚」(講談社タイガ)

ミステリーの世界で殺人事件の探偵役をするのは、当然、被害者ではない第三者なのが当たり前なのですが、このシリーズで、探偵役を務めるのは「被害者本人」。冥土の入り口のところで、「生き返りたい」という要望に応えて、10分以内に自分を殺した犯人を推...
ミステリー

調剤薬局の「アンサングシンデレラ」はかなりツンデレー 塔山郁「薬も過ぎれば毒となる」

医療現場を舞台にした物語の花形というと医師、しかも患者の手術で華々しく活躍する「外科医師」というのが鉄板のところで、ちょっと変化球を狙ったところが、精神科医か監察医というところ。さらに、医師でない医療スタッフで、ミステリーのメインキャストと...
ミステリー

エリート警察官一家の子供の悩みを風間教官が推理するー長岡弘樹「風間教場」

警察学校を舞台にしたミステリーというのは、外界から隔絶された密閉空間であるせいか、内部で様々な諍いやトラブルが起きるのは、他の「学校もの」や「病院もの」と同じなのですが、警察官という「権威性」をもった職業に憧れるセレクトされた警察官志望者や...
ミステリー

四人の女子中学生はカルチャースクールで羽ばたくー円居挽「その絆は対角線」

都内にあるカルチャースクールの体験授業で偶然であった、大人しくて、スポーツもそこそこ、勉強もそこそこという、平凡過ぎる「暮志田千鶴」、明るい性格で勘が鋭いが、見た目は小学生と間違えられる「先崎桃」、お調子者をきどりながら実は計算高くて要領の...
ミステリー

カルチャースクールは謎でいっぱいー円居挽「日曜は憧れの国」

学園ミステリーの舞台というと、定番のところは「学校内」で、ちょっと変化球のところでもクラブ活動の部室とか遠征先というところまで、主人公の多くは高校生で、ちょっとはずして大学生というのがフツーなのですが、舞台は東京都内の民間カルチャースクール...
ミステリー

話を聴けば「つまんない」謎はすべて解決できるー市井豊「聴き屋」シリーズ

変人やオタクがゴロゴロしているといっても過言ではない都心のマンモス私立大学の「芸術学部」を主な舞台にして、無料で他人から「話を聴く」仕事をしている文芸学部の学生・柏木、彼の一年先輩で、極度の悲観主義者で、コミュ障で存在感の薄い、女性画家の「...