ミステリー

大崎梢

割かれた「家族のつながり」の修復の物語ー大崎梢「よっつ屋根の下」

「明林書房」「成風堂」シリーズといった書店ミステリーや、「千石社」を舞台にした出版社「お仕事」シリーズなどの、軽妙なタッチの日常ミステリーの名手である筆者による一風変わった「家族のつながり」をテーマにした物語がこの『大崎梢「よっつ屋根の下」...
大崎梢

掘り出し物原稿には親娘の哀しみが隠れていたー大崎梢「クローバー・レイン」

明林書房の出版社営業シリーズ、成風堂書店シリーズなど、「本」に関連した業界の「お仕事ミステリー」を著している筆者が贈る千石社を舞台にした大手出版社の「お仕事」シリーズの第3弾が本書『大崎梢「クローバー・レイン」(ポプラ文庫)』です。スクープ...
吉川英梨

警察学校模範生の「裏の顔」を暴けー吉川英梨「正義の翼」

警視庁の警察学校へ元本庁捜査一課の敏腕刑事から異動してきた教官「五味京介」をメインキャストにして、彼が同期生で亡妻の元恋人・高杉哲也、五味の現恋人でツンデレ系で捜査一辺倒の美人刑事の瀬山綾乃とともに、「捜査権のない警察官」として捜査をしつつ...
吉川英梨

警視庁53教場籠城の女性脱獄犯の狙いは何?ー吉川英梨「聖母の共犯者」

捜査に直接タッチすることがなく、捜査の現場から少し軽く見られがちの「警察学校」をへ、元本庁捜査一課の敏腕刑事でありながら、ある事件の責任を取らされて異動させられた新米教官「五味京介」をメインキャストにすえて、彼が、同期生で、妻の元恋人・高杉...
柴田よしき

旅籠の調理場見習い少女は、幕末江戸の「赤毛のアン」ー柴田よしき「お勝手のあん」

料理を扱った時代物というと、たいていは江戸の下町の居酒屋や一膳飯屋といったところが多いのだが、本書『柴田よしき「お勝手のあん」』の舞台は、今は東京都のビジネス街の中心に位置しているが、当時は江戸市中からちょっと離れた宿場町で、吉原より少々格...
大崎梢

新米スポーツ雑誌記者の奮闘を応援しようー大崎梢「彼方のゴールド」

駅ビルで働くベテラン書店員・杏子さんと推理力抜群ながら不器用な多絵ちゃんという二人の書店員の活躍する「成風堂」シリーズや出版社の新米営業社員・井辻智紀が悪戦苦闘する「明林書房」シリーズといった「本」「雑誌」に関わる職業の人の周囲でおこる日常...
若竹七海

富士山麓の山荘で過去の因縁が蘇るー若竹七海「八月の降霊会」

世界で一番不幸な探偵「葉村晶」シリーズをはじめ、意表をつくストーリー展開とちょっと怖い結末のミステリーを提供してくれる若竹七海さんによる、人里離れた山荘を舞台にしたミステリーホラーが本書『若竹七海「八月の降霊会」(角川文庫)』です。 八月の...
加藤実秋

鬼刑事・迫田の痛恨の迷宮入り事件を再捜査せよー加藤実秋「メゾン・ド・ポリス5」

退職した警察官専用のシェアハウス「メゾン・ド・ポリス」で暮らす、元警視庁副総監・伊達有嗣、元刑事課の刑事・迫田保、元科捜研の藤堂雅人、元事務官の高平厚彦という一癖も二癖もあるメンバーと、シェアハウスのギャルソンを務める元警視庁捜査一課の刑事...
若竹七海

若竹七海「不穏な眠り」ーハムラアキラ勤務の本屋が事件を引き寄せる

2020年1月にシシドカフカ主演でTVドラマ化された、「世界でもっとも不運な探偵」として、本人も周囲も気づかないうちに、周りにトラブルの数々と犯罪の謎解きを招き寄せてしまう、フリーランスの私立探偵・葉村晶シリーズの第8弾が『若竹七海「錆びた...
加藤実秋

加藤実秋「メゾン・ド・ポリス4」-惣一郎の40年前の記憶喪失の謎が解ける

退職した警察官専用のシェアハウス「メゾン・ド・ポリス」で暮らす、元警視庁副総監・伊達有嗣、元刑事課の刑事・迫田保、元科捜研の藤堂雅人、元事務官の高平厚彦という一癖も二癖もあるメンバーと、シェアハウスのギャルソンを務める元警視庁捜査一課の刑事...