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「狩る」という根源的なこと  その5ー岡本健太郎「山賊ダイアリー 5」

さてさて、猟師マンガのエントリーの数を重ねてきたのだが、最初「猟」ネタがほとんどだった、このコミックも、「狩猟生活」だけでなく、「自然の中の暮らし」のイメージが強くなってきているのは先回もエントリーしたところ。 「猟」というのは、いろいろ関...
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「狩る」という根源的なこと  その4ー岡本健太郎「山賊ダイアリー 4」

岡山に住む猟師兼マンガ家である岡本健太郎の私小説的猟師マンガ「山賊ダイアリーの四巻である。 猟師生活も堂に行ってきていて、途中、先輩猟師からもう少し経験を積んだら「駆除隊」へ参加するか、と誘われるところまできている。ただ、銃の腕前は、猟を始...
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マタギ食堂へ迷い込んでみたー田中康弘「マタギとは山の恵みをいただく者なり」

前のエントリーに続いて、「マタギ」のレポートをしたい。 今年は、職場の異動もなく例年に競べて落ち着いてもいるので、何かテーマを決めて、数週間、それについての本やらブログエントリーやらなにやらを集中して学習してみようと思い立っているのだが、今...
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「猟師」ではなく「料理人」であることー井口和泉「料理家ハンターガール奮戦記」(朝日新聞社出版)

始めに、筆者並びに筆者のファンの方に批判めいたブックレビューとなってしまったことをお詫びしておく。ただしかし、料理家にして猟師、女性という特徴的なものはあるにも関わらず、なんとなく猟師本としては薄いなー、という感はいなめない。この本は、「ハ...
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マタギとは何者?ー田中康弘「マタギ 矛盾なき労働と食文化」

「マタギ」をネットで調べると「東北地方・北海道で古い方法を用いて集団で狩猟を行う人」「クマなどの大型獣を捕獲する技術と組織をもち、狩猟を生業としてきた人」なんていうのにぶつかるのだが、頭の中は矢口高雄の毛皮の上着を着て、猟銃を構えた猟師の姿...
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定番の猟師本ー千松信也「ぼくは猟師になった」(新潮文庫)

「山賊ダイアリー」がいわゆる猟師ブームを興したものといえるなら、そのブームを定着させたのが、この千松信也「ぼくは猟師になった」ではないかと個人的には思っている。山賊ダイアリーがどちらかというと「猟生活」の日常を淡々とレポートするに対し、アジ...
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女性の猟師本2冊を読み比べてみる。

最近、狩猟のことを調べている。仕事がらみで有害鳥獣駆除のことを調べる必要があって関係の本を読み進めているのだが、なかば必然的に、「マタギ」という脇道に迷いこんでしまっている。 その迷い込む過程で出会ったのが、この女性猟師のルポあるいは体験記...
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「狩る」という根源的なこと  その3ー岡本健太郎「山賊ダイアリー 3」

ここのところ、仕事の関係で鳥獣駆除のことを調べていて、その絡みもあって読み進めている山賊ダイアリーなのだが、今回はその3巻。時系列的には2009年12月9日はから始まっていて、その意味では、第2巻からそう時間は経過していない。 収録は 第二...
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狩猟免許を取得し、毎日猟へでかけるー岡本健太郎「山賊ダイアリー 2」

猟師コミック「山賊ダイアリー」の2巻目である。 時系列的には、1巻目で狩猟免許を習得し、初めての狩猟シーズンの続き。その年の5月頃に狩猟免許を取得して、空気銃を買って、といったシチュエーションであったのだが、数をこなすというのは大事なことで...
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「狩る」という根源的なこと ー岡本健太郎「山賊ダイアリー 1」

岡本健太郎「山賊ダイアリー」(イブニングKC)は「猟師」ブーム(といっても限定的なブームかもしれないが)を元となったコミック。「山賊」のいわれは主人公(筆者)が東京在住時、都会の彼女とデート中に、「いつか地元で猟をやりたい」と都会のフツーの...