未来食堂」タグアーカイブ

「誰でも参加できる、強いチーム」はこうして創る ー 小林せかい「誰でもすぐに戦力になれる未来食堂で働きませんか」

一種類の定食しか出さない、たった12席の定食屋なのに業績好調で、「まかない」や「ただめし」といったユニークなサービス(?)で知られる「未来食堂」。

この店の経営者である筆者は、これまで「未来食堂ができるまで」「ただめしを食べさせる食堂が今日も黒字の理由」「やりたいことがある人は未来食堂に来てください」と三冊の未来食堂に関する本を出しているのだが、今までは、未来食堂の経営に秘訣や、未来食堂に集まる起業家のタマゴたちに向けてのアドバイスが中心を占めていた。

今巻は、未来食堂の中で展開されている「朝から晩まで入れ替わり立ち替わり誰かが店を手伝っている」という形態から、筆者が気づいた「誰でも参加でき、かつ、お互いの良さを活かしあえる”強いチーム”」の作り方についてのアドバイスである。

【構成と注目ポイント】

構成は

序章 一人には限界がある
1章 組織
2章 人
3章 自分
4章 既存の力を借りる「横」のつながり

となっていて、今回の「チームの作り方」について本を書こうと思ったのは

続きを読む

何かを始めたい人は”未来食堂”から「ビジネスの秘訣」をすくい取れ ー 小林せかい「やりたいことがある人は未来食堂に来てください」

「未来食堂」といえば、一種類の定食しか提供しない、かなり限定された飲食店でありながら繁盛店で、さらには「まかない」「ただめし」といったユニークなサービスで有名な店なのだが、その経営者である筆者が、自らのビジネスを分析して、「新しいことをやりたい人」に向けた”応援”の本が本書『小林せかい「やりたいことがある人は未来食堂に来てください」(祥伝社)』である。

とかく、こういう成功している人のノウハウ本というと、途中から妙な精神論とか世直し論とかが入り込んできて、ギョッとすることがあるのだが、本書はそういうことはなく、あくまで、何かを始めたいと悩んでいる人への丁寧なメッセージになっているので、純粋に「未来食堂」のエッセンスがすくい取れるビジネス本となっている。

【構成と注目ポイント】

構成は

これから新しいことを始めるあなたへーまえがきにかえて
序章 未来食堂とは
第1章 何かを始める前、知っておきたいこと〜考え方〜
第2章 何かを始める時、やること〜アクション〜
第3章 何かを始めた後、続けるために
第4章 始めたことを、伝えるために
第5章 人が心を動かす瞬間
第6章 注目を集めるということ
第7章 注目された時に気をつけること
特別対談 出口治明氏(ライフネット生命保険会長)×小林せかい(未来食堂店主)
あれから1年経ったあなたへーあとがきにかえてー

となっていて、「まえがき」のところによれば、何かをやる際に必要なステップを①考え方、②やり方、③続け方の3つのパートにわけて伝えるとされていて、「未来食堂」という斬新なアイデアにあふれた飲食店事業の根底に流れる「共通のキモ」を読むことが出来る一冊といっていい。

ちなみに本書は、「未来食堂ができるまで」、「やりたいことがある人は未来食堂に来てください 「始める」「続ける」「伝える」の最適解を導く方法 」に続く三作目である。

続きを読む

未来食堂のユニークなサービスの根底にあるものは? ー 小林せかい「ただめしを食べさせる食堂が今日も黒字の理由」

ただめしを食べさせる食堂が今日も黒字の理由

未来食堂というのは東京都神保町にカウンター12席だけの小さな定食屋で、この店では日替わり一種類しか名ニューがない、というユニークな店である。

しかもその日替わりが毎日変わる上に基本的には同じものは二度と作らないという、ある種のこだわりのある店であるとともに、表題にあるような、壁に貼ってある券をお客が剥がしてもってくると無料で一食食べさせてくれる「ただめし」といった、とてもユニークなサービスまでやっている、かなりエッジの立った店でもある。

さらには事業計画や決算をオープンにしていて、仕組みは二次利用可という大盤振る舞いの見せながら「黒字」を維持しているという優良飲食店でもある。

本書は、そんなユニークな店の「仕組み」や「運営」の秘訣を、経営者自らが、かなりあけっぴろげに明らかにした「ビジネス本」である。

【構成と注目ポイント】

構成は

第1章 未来食堂ってどんな店?
第2章 懐かしくてあたらしい、未来食堂のシステム
 1 まかないー50分の手伝いで1食無料
 2 ただめしー壁にはられた1食券を剥がしてみってくれば無料
 3 あつらえーあなたの好みに合わせておかずをオーダーメイド
 4 さしいれー飲み物の持ち込み自由。ただし半分はお店に差し入れ
 5 未来食堂らしさとは
第3章 見たことがないものを生み出す力
第4章 未来食堂のあれこれ

となっていて、この店の「仕組み」そのものがユニークであるのは
間違いないのだが、まず注目すべきは、その「オープン」なところ。

続きを読む

「まかない」「ただめし」の繁盛店はこうして始まった ー 小林せかい「未来食堂ができるまで」

東京工業大学を卒業して、IBM、クックパッドでシステムエンジニアとして勤務した後、飲食ビジネスに転身、と書くと、華やかなレストラン・ビジネスとかオーベルジュといったところを想像してしまうのだが、この本の筆者が開店した「未来食堂」は席数12席の小さな店。しかもメニューは、一種類の定食だけという、かなり変わった定食屋である。

ところが、この店、経営も順調である上に、ここで始めた「まかない」とか「ただめし」とか「さしいれ」のシステムで、飲食関係だけにとどまらず、日経をはじめとしたマスコミからも注目になっているという話題の店となっている。

本書は、その「未来食堂」を経営する筆者が、クックパッドを退職し、未来食堂を開店するまでの奮闘をブログにアップしていたものを中心にまとめた「起業本」が本書『小林せかい「未来食堂ができるまで」(小学館)』である。

【構成と注目ポイント】

構成は

第1章 食堂をやろうと決心
第2章 未来食堂、始動
第3章 開店、それから
おわりに
巻末付録 1 未来食堂 事業計画書
     2 まかないガイド

続きを読む