Kindle fiteで「自炊図書」の”読み上げ”をする

Kindle本では、Kindleでの読み上げ機能に対応しているものも多いので、それを使って、Audible類似の「耳から読書」を愉しんでいる人も多いと思います。

ただ、自分でスキャンしたOCR済の「自炊本」の場合も、どうにか「耳から読書」ができないか、と思っている人もあるのではないでしょうか。
そんな人にオススメなのは、Androidのアプリ「Moon+Reader Pro」です。

通常版では読み上げ機能はないのですが、Pro版にアップグレードすると使えるようになります。

(ちなみに、今回のアプリのテストにはScanSnap ix500でスキャンした「伊東潤」さんの「戦国北条記」を使わせていただきました)

【Moon+Reader Proの「読み上げ機能」を使う】

使い方は、まず、基礎的な設定を確認しましょう。
「読み上げ機能」のためには、音声ファイルがダウンロードされている必要があるので、「設定」→「キーボードと「言語」→「読み上げ機能」→「追加音声をダウンロード」と辿って、「日本語 MIzuki(JPN)」をダウンロードしておきます。ネットワーク環境によっては時間がかかりますので、そのつもりで。

これが済んだらいよいよ「読み取り機能」の稼働です。

Monn+ Readerの本棚に自炊したPDFの本をインポートします。クラウドや自宅NASに保存したファイルをストリーミングしても動くとは思いますが、ここは安定して作動させるために、きちんと端末内にインポートします。

インポートできたら、ファイルを立ち上げ、立ち上がったら右上の「︙」をタップして

メニューのなかから「その他の操作」を選んだ後

次にでてくるサイドメニューの中から「読み上げ」を選びます。

この後、こういう画面が出てくるので、ここで「読み上げを開始します」をタップすると読み上げが開始します。(読み取りに少し時間がかかるのであせらずに待ちましょう)

読み上げ機能が無事作動しているときは、タッチジェスチャーの操作説明画面がでてきているはずです。

読み取りが始まると

といった感じで、読み取るところがマークアップされてします。音声はよくある機械音声なので、「声」の好みのうるさい人は別途音声ファイルを探してみてください。

読み上げは自動で改ページもしてくれるので、ほぼ自動で動いてくれます。ただ、ルビも「1行」と認識して読み上げるので、そこが煩いっちゃ煩いですね。

機能的には、Kindleの読み上げ機能のように「読み上げスピード」も調整できるので、速読ならぬ「速聴」もできますね。

【レビュアーから一言】

Kindle本に限らず、OCR処理した、ほぼすべてのPDFを読み上げることができるようになると「耳から読書」の範囲が驚くほど拡大します。
今回は、通常の文庫本をスキャンしたものを使ってみたのですが、ビジネス関係の報告書とか参考書とか、とりあえず概要を把握しておきたい資料をこの機能を使って、仕事をしながら耳から内容をいれるってな使い方もできると思います。

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