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300歳の独身魔女の「こじらせ」ストーリー ー 「魔女は三百路から」(白泉社)

地味で年齢を重ねた、職場のお局様という存在は、漫画の主人公としてはあまり向いている方とは思えないのだが、三百路(みおじ)となった独身魔女となると、年季が入って熟した魅力が出てくるものらしい。まあ、こんな感じの女性であるので、300歳とは思え...
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「妻が死んだふりを・・」のアナザーストーリー ー 「家に帰ると妻がカフェをやりたがっています。」

「家に帰ると妻が死んだフリをしています」を作画したichoda氏による「家に帰ると妻が」シリーズのアナザー・ストーリーが本書『ichida「家に帰ると妻がカフェをやりたがっています。」(PHP)』。といっても、「死んだふり」の夫婦と関連があ...
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「今どき」のシュールな夫婦愛の物語 ー 「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています」

もとは「Yahoo!知恵袋」への投稿がもとでマンガ化され、今年の6月に榮倉奈々、安田顕の主演で公開された原作漫画が、この『K.Ka.iunsky作・ichida画「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています」(PHP)』。Kindle版では1...
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「響〜小説家になる方法〜」は「青春マンガ」の掘り出し物

「欅坂46」の「平手友梨奈」初主演の映画化で話題になっている、女子高生小説家を主人公としたのが、この『柳本光晴「響」〜小説家になる方法〜』。映画化を記念して、KindleやKoboで2018.10.09まで、1〜3巻が期間限定無料本、4〜5...
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裏から見れば、ローマ帝国の民族派弾圧物語ー「まんがで読破 ガリア戦記」

「まんがで読破」のシリーズは、現在のところ139冊刊行されていて、「こころ」「人間失格」といった小説や「日本書紀」「神曲」「平家物語」といった古典からアダム・スミスの「国富論」やケインズの「雇用・利子および貨幣の一般理論」までの幅広いジャン...
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「読書マンガ」というジャンルの「読書」でないコミック — 施川ユウキ「バーナード嬢曰く」(一迅社)

Kindleで一迅社の50%還元セールをやっているのだが、他のラインナップとはちょっと異質で居心地悪そうなのが、この「バーナード嬢曰く」。町田さわ子こと「バーナード嬢」、彼女のしゃべりの聞き手・遠藤、図書委員の長谷川スミカ、少々ピントがおか...
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「農業は国の基本だ」なんて、都会民が言うんじゃねぇ — 荒川 弘「百姓貴族」1〜5(新書館)

「鋼の錬金術師」「銀の匙」で売れっ子漫画家となった荒川 弘氏の自伝的農家マンガである。第1巻の初版は2009年、第1作が「ウンポコ」で初出となったのが、2006年。現在の5巻目が2017年刊行、60話目が2017年であるので、おおよそ11年...
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「ヒロシマ」は遠くなったか、近いままか — こうの史代「夕凪の街、桜の国」(双葉社)

「この世界の片隅に」の映画で大ブレークをした、こうの史代さんのコミックなのであるが、彼女の取り上げるものは「この世界・・・」も本書も「ヒロシマ」である。そう、実はとても重いテーマなのである。 収録は「夕凪のまち」「桜の国(一)」「桜の国(二...
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大正期のささやかな「幸福感」を味わおう — 長田佳奈「こうふく画報」(ぶんか社)

なんとも不思議な味わいである。時代は大正時代。おそらくは東京の下町あたりを舞台にした短編マンガ集である。 収録は 第1話 おかしなふたり第2話 悩みの箱第3話 お赤飯の日第4話 戀の予感第5話 小さな訪問者第6話 思えば思わるる第7話 良藥...
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田舎娘の立身出世の料理譚 — 本庄 敬・末田雄一郎「ハルの肴」(ニチブン・コミックス)

Kindle Unlimitedではコミックのシリーズ物が全巻対象となることがあるので、休日などに一気読みするというのが、当方の個人的な新しい楽しみ方になっている。この「ハルの肴」もそんな類で、北海道から画家を目指して上京した春野ハルが、進...