伊東潤

「長篠」の後、滅びゆく武田勝頼とそれに殉じた後北条の姫「桂」の物語=伊東潤「武田家滅亡」

「長篠の合戦」の「設楽原の戦い」で、織田・徳川連合軍の敷いた三重柵の鉄砲陣の前に、最強といわれた武田の騎馬軍団が崩れ去り、信玄を支えた宿老たちを犠牲にして、甲斐へと退いた武田勝頼なのですが、その後、態勢を整え再起を図ろうとするも、織田勢の前...
歴史

アン・ブーリン処刑の数年後、クロムウェル失脚。エリザバスを巡る情勢は未だ暗し=こざき亜衣「セシルの女王」4

イギリスが強国スペインを破り、世界を股にかけた超大国として名乗りをあげはじめたのが「エリザベス1世」の時代。実は、カトリックとプロテスタントが血を血で洗う抗争の時代でもありました。この世界史上最も有名なイギリスの「王」といっていいエリザベス...
歴史

ピサのメディチ工場の放火犯は意外にも身内のフィオレンティーナ=惣領冬実「チェーザレ」6・7

どんな手段や非道徳的な行為であっても、結果として国家の利益を増進させるのであれな許されるという「マキャベリズム(権謀術数主義)」を唱えた、イタリア・ルネサンス期の政治思想家であるニッコロ・マキャベリから、「理想の君主」と讃えられながら、志半...
歴史

チェーザレは、ローヴェレ枢機卿が送った刺客とフランス団を撃退する=「チェーザレ」4・5

どんな手段や非道徳的な行為であっても、結果として国家の利益を増進させるのであれな許されるという「マキャベリズム(権謀術数主義)」を唱えた、イタリア・ルネサンス期の政治思想家であるニッコロ・マキャベリから、「理想の君主」と讃えられながら、志半...
歴史

「理想の君主」でマキャベリズムの権化・チェーザレ・ボルジア登場=惣領冬美「チェーザレ」1〜3

どんな手段や非道徳的な行為であっても、結果として国家の利益を増進させるのであれな許されるという「マキャベリズム(権謀術数主義)」を唱えた、イタリア・ルネサンス期の政治思想家であるニッコロ・マキャベリから、「理想の君主」と讃えられながら、志半...
伊東潤

武田家滅亡の因「長篠の戦」は武田勝頼と「信玄の宿将」との戦でもあった=伊東潤「天地雷同」

京都の瀬田の地に自らの旗をたて、天下に号令をかけようとして上洛の途中、三方ヶ原で徳川家康を蹴散らしたところで、斃れた武田信玄の死から2年後、三河国長篠で、武田勝頼軍と織田信長・徳川家康連合軍が戦い、その後の戦国乱世の行方を織田優勢へ方向づけ...
伊東潤

家康と茶々。天下をかけて睨み合った「父」と「母」の物語=伊東潤「一睡の夢 家康と淀殿」

豊臣秀吉没後の「天下分け目の大戦」といわれた「関ケ原の戦」から6年後、徳川家が家康から秀忠へと征夷大将軍の位が引き継がれ、天下の采配が徳川へ移りつつあるのでは、という意識に世間が傾きつつも、秀吉の築城した大坂城には、豊臣秀頼、その母・茶々が...
ミステリー

ベテラン俳優が、ドラマや舞台でおきる事件を解決、と思いきや=長岡弘樹「幕間のモノローグ」

木村拓哉さん主演の「教場」シリーズの原作者・長岡俊樹さんが贈る、ドラマや映画の撮影中や、舞台でおきるさまざまな事件やトラブルを鮮やかに解決していくいく、ベテラン俳優を主人公とした連作短編ミステリーが本書『長岡弘樹「幕間(まくあい)のモノロー...
佐藤青南

エンマさまの「動作学」はYoutuberやNo1ホストの嘘を見抜く=「ホワイ・ダニット 行動心理捜査官・楯岡絵麻」

犯罪容疑者が本人が意識しないで見せる「なだめ行動」や「マイクロジェスチャー」といった微妙な行動から、相手が隠そうとしている犯罪を見抜く「キネシクス(動作学)」を使う敏腕の女性捜査官・楯岡絵麻シリーズの第10弾が本書『佐藤青南「ホワイ・ダニッ...
内藤了

元祓い師は吹き溜まりアパートの有象無象や地獄の犬に出会う=内藤了「禍事 警視庁異能処理班ミカヅチ」

幼いころから霊視ができるため、周囲から疎まれて成長し、フリーの「祓い師」をしていた青年・安田怜が、警視庁の警視正・折原を襲った不運奈死亡事故を予知したことから、警視庁の地下にある「異能処理班・ミカヅチ」の職員として雇われ、世の中にはみ出して...