辺境駐在員

信長のシェフ

信長の世界雄飛の志は、水軍の若き頭領に届くか? ー 西村卓郎「信長のシェフ 24」(芳文社コミックス)

前巻は戦国の雄・上杉謙信が病死しその跡目をめぐって「御楯の乱」が起きる中、毛利から荒木村重への調略が動き、そして、信長は世界雄飛へ向け戦略を練るってなところで終わっていたのだが、今巻はこれを受けてそれぞれの思惑がぶつかる前夜、といったところ...
信長のシェフ

織田の家督相続の宴はクーデターの危機をはらんでいた ー 梶川拓郎「信長のシェフ 16」

【この記事は2019.06.17にリライトしました】前巻で長篠・設楽原での武田軍を大敗北に追い込み、武田勝頼は逃したものの天下布武に向けて大きく前進した織田信長なのだが、上杉謙信、石山本願寺、朝廷などの信長に対する警戒感と自らの存続への危機...
不思議の国のバード

新潟から山形へ。マリーズからの不穏な手紙の内容は? ー 佐々大河「ふしぎの国のバード 4」(ビームコミックス)

イザベラの旅は、新潟にしばらく滞在し、そこから越後街道を経て山形へ。さらには山形から青森へと向かっていくのだが、本巻は新潟から山形までの道中が描かれる。旅の記録以外に、イザベラの通訳・伊藤が前の雇い主のチャールズ・マリーズに出会った時の回想...
不思議の国のバード

戊辰戦争の戦禍は残る。「会津」と「津川」の違いが悲しい。 ー 佐々大河「ふしぎの国のバード 3」(ビームコミックス)

第3巻では、会津の大内宿を経た、阿賀野川と常浪川の合流点にあって「雁木」の発祥の地である「津川」から阿賀野川を船で下って新潟へと向かう旅が描かれる。 イザベラが日本を旅した1878年は、幕末の戊辰戦争の一つであった「会津戦争」が起きた186...
不思議の国のバード

江戸から日光へ、極東・日本の秘境の旅が始まる ー 佐々大河「ふしぎの国のバード 1」(ビームコミックス)

19世紀のイギリスの女性旅行家で、明治初期、当時は欧米人にとっては極東の未開地であった日本を旅した「イザベラ・バード」の旅行記を底本にして、彼女の旅の姿と日本の原風景をマンガ化したのが本作である。バードは1878年6月から9月にかけて、日光...
信長のシェフ

弾正爆死から中国攻めへ。そして、ケンが「本能寺」を防ぐ鍵は? ー 梶川卓郎「信長のシェフ 23」

現代社会から戦国時代末期にタイムスリップした、フランス料理のシェフ・ケンが、織田信長の専属シェフとなって、料理だけでなく、信長の命を受けて、彼の天下統一に協力していく「信長のシェフ」シリーズの第23弾。今回は、第22巻で、松永弾正から、助命...
コミック

「ゆきちゃん」と「おかあさん」の心がほっこりと温まる物語をどうぞ ー ながしまひろみ「やさしく、つよく、おもしろく」(株式会社ほぼ日)

「ほぼ日刊イトイ新聞」に連載され、離婚したて(?)の「おかあさん」と小学校1年生の「ゆきちゃん」の一年を描き、「こころをふるわせる」マンガとして評判をとっていたものが書籍化されたのが本書「やさしく、つよく、おもしろく」。一話ごとの終わりには...
コミック

300歳の独身魔女の「こじらせ」ストーリー ー 「魔女は三百路から」(白泉社)

地味で年齢を重ねた、職場のお局様という存在は、漫画の主人公としてはあまり向いている方とは思えないのだが、三百路(みおじ)となった独身魔女となると、年季が入って熟した魅力が出てくるものらしい。まあ、こんな感じの女性であるので、300歳とは思え...
コミック

「妻が死んだふりを・・」のアナザーストーリー ー 「家に帰ると妻がカフェをやりたがっています。」

「家に帰ると妻が死んだフリをしています」を作画したichoda氏による「家に帰ると妻が」シリーズのアナザー・ストーリーが本書『ichida「家に帰ると妻がカフェをやりたがっています。」(PHP)』。といっても、「死んだふり」の夫婦と関連があ...
コミック

「今どき」のシュールな夫婦愛の物語 ー 「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています」

もとは「Yahoo!知恵袋」への投稿がもとでマンガ化され、今年の6月に榮倉奈々、安田顕の主演で公開された原作漫画が、この『K.Ka.iunsky作・ichida画「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています」(PHP)』。Kindle版では1...