投稿者「takafam」のアーカイブ

天英院の意地悪が実って徳川吉宗と竹姫の「悲恋」完成 ー 上田秀人「御広敷用人 大奥記録 12 覚悟の紅」(光文社文庫)

水城聡四郎と紅夫婦の支援を受けながら、恋愛の成就に向けて頑張ってきた徳川吉宗と竹姫(2019年3月にフジテレビ系列で放映された「大奥 最終章」で浜辺美波ちゃんが熱演したキャラ)の恋愛の結末が出るのがこの最終巻。

前巻で、吉宗が、自ら大奥へ乗り込んで天英院と対決し、彼女をとことんやっつけてしまったのだが、いささか追い詰めすぎた感があって、天英院が捨て鉢の行動に出るのが本巻。こうなると失う所のない天英院相手では、将来に向かって護りたいものが増えてしまった吉宗が少々、不利でありますね。

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鳥取県鳥取市「武蔵屋」で「カツ丼」と「素ラーメン」を食す

本日のお昼は久々に鳥取市の旧市街地で昼食をとる。残念ながら多くの地方都市と同じで、ここ鳥取市の中心市街地もかなり換算とした状態が続いているのだが、その中で、こうして元気に営業している、老舗の飲食店の存在は嬉しい。明治45年創業ということなので、およそ100年以上、ここ鳥取市で営業されてきた店である。鳥取市は戦時中の空襲はほとんどなかったものの、鳥取大火や鳥取大地震など大きな災害に見舞われたところで、昭和の中頃に街の様相が変わってしまっているのだが、店の佇まいはかわっても継続して営業されているのは歴史を感じさせますね。

ここは「素ラーメン_という鳥取市の「ソウルフード」の麺類が有名で、うどん出汁に仕立てたラーメンである。ここらは、鳥取県の中西部で主流の「牛骨ラーメン」とはまた違う風情の、あっさり系のラーメンである。さらに、当方は昔から「武蔵屋」といえば、卵でとじていない「カツ丼」という刷り込みがされていて、当然本日注文したのも、当方が「カツ丼」、奥さんが「素ラーメン」である。

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徳川吉宗と天英院、大奥で最終対決。勝つのはどっちだ ー 上田秀人「御広敷用人 大奥記録 11 呪詛の文」(光文社文庫)

徳川吉宗と竹姫(2019年3月にフジテレビ系列で放映された「大奥 最終章」で浜辺美波ちゃんが熱演したキャラ)の悲恋物語もいよいよ終盤に近づいた、上田ワールドの魅力全開の「御広敷用人」シリーズの第11弾。

今巻は、吉宗の長男の毒殺未遂から、竹姫を刺殺しようと大奥の七つ口を舞台にした闘争劇であるとか、長福丸の居住する「西の丸」の大奥を舞台にしたおおがかりな暗殺騒動とか、アクションシーン満載である。そして最後に、吉宗と天英院の最終バトルも待っているので、最後まで楽しめる仕上がりである。

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鳥取県鳥取市「鯛喜」で「海鮮丼」を食す。ついでに久々の「鳥取砂丘観光」

昨日は、天気もよく、ひさびさに外で昼食を、ということで、鳥取砂丘近くの「鯛喜」という海鮮丼のお店へ。
ここは予約でないとフリーで入店は「ほぼ無理」という、旧来の観光地にある飲食店としては少々珍しい存在。

この日は10:30に奥さんに電話をいれてもらって、12:15の予約がとれた状態。海鮮丼しかない店で、しかも一日50食限定ということなので、ラッキーでありました。

店の外観はこんな感じ。かなり愛想のない風情なのだが、こういうところに美味い店が隠れていることが多いので侮れない。駐車場は店の裏に5つぐらいあるのだが、結構狭い。混み合っているときは、近くの市営駐車場(500円/回)を使ったほうが良いかもしれない。店の中も、床なコンクリートの打ちっぱなしで簡素。席は二人がけの席が4つ。椅子を追加して3人までは掛けられますね。カウンターもあるが、極度の混雑時の利用するぐらいかな、と推測。

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KindleFire7のニューバージョン発売を機に「耳読書」をオススメする

AmazonのKindleFire7が久々に本体がバージョンアップするということで、まずは目出度い。今回は、すでに 「Fire HD 10」には装備されていたAlexaも搭載されて、クアッドコア1.3Ghz、microSdカードも512GBまでサポートするということで、GooglePlayが乗っけることができれば、最強最安のタブレットになることは間違いない。
で、このバージョンアップを機会にあらためておすすめしたいのは、Kindleなどを使った「耳読書」である。

◇耳読書のメリット その1 記憶に残る◇

”STUDY HACKER”の 「「耳栓+音読」の効果がすごい。ノートもペンも必要ない、4つの “脳科学的” 勉強法と暗記術」の記事によると


録音音源を聴いていると、左脳は「言語」として暗記しようとするのに対し、右脳は聞こえたままの「音」として暗記しようとするのだそう。すると、例えば試験で左脳が語句を思い出せなかったとしても、右脳が覚えている音をきっかけに言葉を思い出せると言います。
そこで、情報を言語としてだけでなく音としても記憶するために、覚えたい内容を音読して録音しましょう。一度録音してしまえば、就寝前や通勤・通学時など、時間や場所を限定せずに聴くことが可能となります


ということで、音読と同じで、黙読をしているよりも、記憶の「フック」がつくりやすく、そのため記憶に残りやすくなるようですね。このあたりは、英語学習のコーチングをしている「金井さやか」氏も、ブログ「English Box」の「耳読書」という記事で英語のリスニング学習の効果をあげているので、「耳読書」というのは聞き流しているようで、脳のどこかに記憶が知らず知らず残っているということかな。

当方も、陳舜臣さんの「物語 史記」を通勤時間に耳読書していたらいつの間にか「フレーズ」を覚えていてびっくりしたことがありますね。

◇耳読書のメリット その2 読書時間が爆発的に増える◇


ビジネスの基礎体力をつけるには、読書が一番、と思っていても日々の仕事や家事に追われて、なかなか「読書」の時間がとれない、っていうビジネス・パーソンは多いと思います。そんなときは、通勤や休憩時間といったちょっとした合間を使って「耳」から本の情報を頭に入れていくのが手軽に「読書量」を増やすコツ。いちいち「本」や「スマホ」を取り出して「目」から読書するより、服やバッグの中のガジェットとBluetoothでつなげたイアフォンで耳読書すれば、目立たないし、周囲の邪魔にもなりませんね。

◇耳読書のメリット その3 ミニマルな暮らしにピッタリ◇


まあ、これは電子書籍全般に共通することなのだが、「本」という物理的なものが増えません。これは、狭い部屋に悩んでいる方はもちろん、できるだけ所有する「モノ」を減らして暮らしという「ミニマル」な生活を目指す人にもってこいではないでしょうか。


◇まとめ◇


いくつか「耳読書」についてオススメ・ポイントを上げたのだが、耳読書をする場合、持っておきたいのは、やはり「Kindle端末」。iPhoneやAndoroidのスマホでももちろんkindleの読み上げはしてくれるのだが、画面タッチが頻繁に必要になったりと、かなり煩わしい。また、Kinlde本をICレコーダーに録音させるにしても、できるだけ途切れなく読み上げてくれるのは、やはりKindle端末に一日の長がある。KindleFire7のニューバージョン発売を機に、「Kindle本の読み上げ」や「Audible」で「耳読書」レビューしてみてはいかがでありましょうか。

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読み上げ本の機械音声はちょっとね、という方は「Audible」でなめらかな語り口で耳読書しよう

尾張も江戸の大奥も「女性」の謀略は怖いぞ ー 上田秀人「御広敷用人 大奥記録 10 情愛の奸」(光文社文庫)

徳川吉宗と竹姫の悲恋物語と吉宗に大奥を取り仕切る御広敷用人に任命された水城聡四郎の活躍を描く、江戸中期を舞台にした時代小説の第10弾。

竹姫襲撃後、事態はどんどんと動き始めている。勢いとしては
当然、吉宗と聡四郎の側の勢力が強いのだが「窮鼠猫を噛む」という例えもあるように、天英院側の捨て身の行動が怖いところではある。

吉宗は「落ち目になった落ち目になった天英院に手を差し伸べる者はいない。・・・もう天英院に竹をかまう余力はない」と一安心の風なのだが、果たしてそううまく収まりますかね、というのが今巻である。

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「昭和的強制のつながり」は令和になってどうなるか? ー 本田直之「ゆるいつながり」

ほぼ十年ぐらい昔の、ちょうど「平成」の真ん中頃に、「レバリッジ」ブームを起こした、本田直之氏による「人のつながり」についての著述が本書『「ゆるいつながり 協調性ではなく、共感性でつながる時代」(朝日新書)』である。「人のつながり」と書いたのは、本書の「はじめに」のところから引用すると


「なにかを得るために人脈をつくろう、人脈をつくればなにか得をするだろう」というような発想で人とのつながりを築こうとすることは、スタートから間違っています

ということで、世間でよくいう「「人脈は金脈」「人脈をつくってビジネスを成功させる」といったこととはちょっと違っている。筆者によれば「仲間に貢献することを大前提としたコミュニティやネットワークのあり方」について書いたとのことだが、レバリッジ人脈術、レバリッジ時間術、レバリッジ・リーディングなど「レバリッジを効かす」というフレーズで、ブームを起こした筆者による、新しい時代の「人脈」「人とのつながり方」は、よくある「人脈本」とは一味ちがうのは間違いない。

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公家との交渉事は、かなりの難物で、聡四郎苦戦 ー 上田秀人「御広敷用人 大奥記録 9 典雅の闇」(光文社文庫)

徳川吉宗と竹姫の悲恋物語と吉宗に大奥を取り仕切る御広敷用人に任命された水城聡四郎の活躍を描く、江戸中期を舞台にした時代小説の第9弾。

吉宗の命をうけて、将軍と竹姫との婚姻の根回し活動を京都で始める聡四郎なのだが、剣術を使った仕事ではないせいかどうも気勢があがらないのは間違いない。

さらに聡四郎たちを付け狙う伊賀者は、自らの手勢が手薄になってきたせいもあって、あらたな闇の勢力に助力を求めて動き始める。

いままでとは勝手の違う相手に対し、聡四郎がどう立ち向かうか。聡四郎の剣技以外のワザのキレがどうかを見極めるのが今巻である。

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本多政長、江戸へ召喚。数馬の新たな任務とは ー 上田秀人「百万石の留守居役 12 分断」(講談社文庫)

外様の雄藩である加賀藩前田家の江戸留守居役・瀬能数馬をメインキャストにした、時代小説「百万石の留守居役」シリーズの第12弾。

前巻までは、参勤交代の差配をするために道中の藩との折衝に奔走したり、本家への復帰を狙う分家の家老による「前田綱紀」の暗殺を未然に防いで、加賀前田家を無事守り通した数馬が、妻・琴姫と新婚生活を送れるかと思いきや、再び新たな任務にかり出されていくのが今巻。

しかも、今回の任務は、義父で琴姫の父・本多政長にからんだもので、四代将軍・家綱の急死に伴う五代将軍選びに端を発する、下手をすれば加賀前田家の存亡にかかわっきかけない事件の処置である。

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竹姫の危難をきっかけに徳川吉宗決意。聡四郎はここからが働きどころ ー 上田秀人「御広敷用人 大奥記録 8 柳眉の角」(光文社文庫)

徳川吉宗と竹姫(2019年3月にフジテレビ系列で放映された「大奥 最終章」で浜辺美波ちゃんが熱演したキャラ)の悲恋物語と吉宗に大奥を取り仕切る御広敷用人に任命された水城聡四郎の活躍を描く、江戸中期を舞台にした上田秀人ワールド満載の時代小説の第8弾。

天英院による「竹姫」襲撃に大ショックを受けて、彼女の嫁取りに吉宗が本腰をいれ始める。とはいうものの竹姫は二人の婚約者を結婚前に病死させている「不運」な娘である上に、綱吉の養女という複雑な姻戚関係になっているのでそうそう簡単には、物事は進んでいかない。

そして敵をたたきつぶそうとすると、敵は敵で他に助力を頼むのは「戦」の常で戦線がだんだんと拡大していく発端がこの巻となる。

柳眉の角: 御広敷用人 大奥記録(八) (光文社時代小説文庫)
柳眉の角: 御広敷用人 大奥記録(八) (光文社時代小説文庫)

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