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「心」は小学校の教員へ。事件防止へ地歩を固めようとするが・・ ー 東元俊哉「テセウスの船 2」

自分が生まれるほぼ三十年前に起きた、小学校の大量殺人事件の頃にタイムスリップした主人公が、事件の真相を究明する活動と、その事件の発生を防止しようとするタイムスリップ・ミステリー「テセウスの船」の第2巻。前巻は、事件のおきた1989年の北海道...
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父の犯した犯罪の真相を、タイムスリップで解き明かせ ー 東元俊哉「テセウスの船 1」

過去に戻って、あの瞬間のあの出来事を変えることができたら、というのは、誰しも思うところで、昔からタイムスリップした人物が過去の歴史を変えてしまったり、タイムパラドックスのために変えたと思っていた歴史がいつの間にか修復されていたり、といったよ...
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こんな具合に「キレ」てみようではないか ー 尾崎江良「深夜のダメ恋図鑑 1・2」

本来の趣旨は、ダメ男にひっかかりながら別れられない女性や、献身的につくしてくれる彼氏ができながら、なかなか踏み切れない女性の、「ダメな恋」のあれこれが描かれていて、当方がいつもレビューする種類のものとちょっと様相が異なるのだが、先だってレビ...
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戦国の雄・武田家崩れる。信勝・レイリの運命はいかに ー 岩明均・室井大賀「レイリ 6」

高天神城を陥落させた後、いよいよ武田家の殲滅を狙って、織田勢が甲斐国へ攻めかかってくる。その攻撃を受け、戦国一の強兵といわれ、盤石と思われていた武田宗家ががらり、と崩れ落ちていくのが、レイリの最終巻の第6巻。【構成と注目ポイント】構成は第6...
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高天神城に籠城する「恩人」を救え ー 岩明均・室井大賀「レイリ 4~5」

第1巻から第3巻までで、武田家滅亡のきっかけとなった「長篠の戦」で父母・弟が織田勢に」殺された後、彼らの後を追うために、剣の腕を磨き、武田信玄の孫で将来の武田の当主となる「武田信勝」の影武者として新しいスタートを切った「レイリ」。彼女が次に...
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「長篠の戦」の孤児は、武田家の希望の星・信勝とともに闘う ー 岩明均・室井大賀「レイリ 1〜3」

武田信玄亡き後の「武田家」というのは、なにかと信玄時代と比べられて、勝頼の才覚がどうとか、重臣たちの信玄崇拝が大きすぎて、とか、かなり散々な書き方をされることが多いのだが、そこは敗れ滅びた一族の悲しさというもの。ただ、勝者の立場から描かれた...
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近江の国人領主・朽木家の幼い当主の”大活躍”を見よ ー [原作]イスマイール・[マンガ]もとむらえり「淡海乃海(あふみのうみ)1・2」

戦国時代の近江というと、織田信長の義弟で、織田勢いと血みどろの戦闘を繰り広げた琵琶湖の東側を治める「浅井家」については、多くの小説やマンガにもでてくるので、おなじみのところがあるのだが、同じ近江地方でも琵琶湖の南側や西側となると、この地の大...
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終末の世界を、二人の少女はどこへ行く ー つくみず「少女終末旅行」(新潮社)

ディストピアものの小説やコミックは、終末ヘ向かう戦争や異生物との闘争を描くものと、終末が訪れた後に残された者の物語を紡ぐものとに大別できるのだが、本書は後者の種類に属している。その中で、本書を特徴づけているのは、廃墟となった都市群の中を、女...
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真面目な気の弱い女性がハグレてみたら恋の予感? ー コナリミサト「凪のお暇 1」

都内の家電メーカの本社に勤務する、真面目で気が弱く、ちょっと「空気読み」の傾向が強くて、いつもミソッカス扱いされ、貧乏くじをひいてしまうOLが主人公。彼女は、ある出来事をきっかけに、会社を辞め、SNSも絶ち、新しい生活へと踏み出すのだが、と...
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「ゆきちゃん」と「おかあさん」の心がほっこりと温まる物語をどうぞ ー ながしまひろみ「やさしく、つよく、おもしろく」(株式会社ほぼ日)

「ほぼ日刊イトイ新聞」に連載され、離婚したて(?)の「おかあさん」と小学校1年生の「ゆきちゃん」の一年を描き、「こころをふるわせる」マンガとして評判をとっていたものが書籍化されたのが本書「やさしく、つよく、おもしろく」。一話ごとの終わりには...