御広敷用人

上田秀人

聡四郎、「竹姫」の秘密の調査で京へ行き、ついでに会津の秘密にも出くわす ー 上田秀人「御広敷用人 大奥記録 2 化粧の裏」(光文社文庫)

前巻で、八代将軍・吉宗の命令で「御広敷用人」となった水城聡四郎であったのだが、吉宗の人使いの荒さが早速にでて、大奥に逼塞する「竹姫」の秘密を調べるため京都行を命じられる。 当然、単なる調査に終わるわけがなく、前巻で相手の誤解から因縁の仲とな...
上田秀人

「大奥」に巣食う「わがまま」と「贅沢」をやっつけろ ー 上田秀人「御広敷用人 大奥記録 1 女の陥穽」(光文社文庫)

前シリーズ「勘定吟味役異聞」シリーズで、将軍家宣の寵臣・新井白石に見出され、綱吉時代から行われた勘定奉行や豪商などによる幕府内の様々な不正を暴いてきた水城聡四郎が、今度は新将軍の徳川吉宗に見出され、「大奥」を相手に大暴れするのが、この「御広...