経営

経営

「拡大しないこと」で生み出される成長もある ー 中村朱美「売上を減らそう」(ライツ社)

業績を上げている女性経営者の著作というのは、先だってレビューした小林せかいさんや臼井由妃さんのように、理想主義の刀を振り回さない穏やかさはあるものの、とても尖っているものが多い。 この、たった10坪、14席の食堂で、メニューはステーキ丼な...
経営

「ほぼ日」経営の秘訣をインタビューで丸裸にする ー 糸井重里・川島蓉子「すいません、ほぼ日の経営」(日経BP社)

伝説的なコピーライターであって、現在は作詞、エッセイ、ゲーム制作など多方面で活躍している糸井重里氏に、なうてのインタビュアーである川島蓉子氏が絡んで、”ほぼ日手帳”で有名な「ほぼ日」について、すみずみまで語らせたのが本書である。もともと、ユ...
経営

経営の肝にレバレッジをかける ー 本田直之「レバレッジ・マネジメント」

「レバレッジ・リーディング」「レバリッジ・シンキング」などでブームとなった「レバレッジ(てこ)」本シリーズの「マネジメント編」が本書『本田直之「レバレッジ・マネジメントー少ない労力で大きな成果をあげる経済戦略」(東洋経済新報社)』である。 ...
経営

経営者への転進は「起業」だけが選択肢ではない ー 三戸政和「サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい」

経済産業省の調査によると、中小企業経営者のうち、95%が事業を他の人に引き継ぎたいと思っているのだが、そのうち、20%が事業承継を希望しているが後継者が居ない状況であるとのこと。一方で、高齢者の定年後の再就職は、政府の旗振りはあるが、なかな...
経営

「水族館」の中に、経営の基本を見つける ー 内田詮三「沖縄美ら海水族館が日本一になった理由」

水族館は、子どもだけでなく、大人の人気も依然として高く、あちこちの公共団体が、地域振興のハードものの「切り札」として出てくるのが、バブルの時の「テーマパーク」に代わって、いまは「水族館」であることが多い。そんな公営の水族館の中でも、一番の成...
経営

「JR九州の躍進」は、熱気を持って、基本に忠実に動くことにある — 唐池恒二「新鉄客商売 本気になって何が悪い」(PHP研究所)

前作「鉄客商売」での、本州各社に比べて、経営基盤も脆弱なJR九州の引き続きの、奮闘記。 本書では、JR九州を象徴する「ゆふいんの森」や「ななつ星」のデザイナーである水戸岡氏と筆者とのインタビューも収録されていている。   構成は   本...
経営

No.2の重要性もわかったが、大変さもわかったような気がする — 大塚英樹「続く会社、続かない会社はNo.2で決まる」(講談社+α新書)

組織における「No.2」という存在がクローズアップされたのは、堺屋太一さんが、「豊臣秀長」に注目したあたりからであろうか。 そのNo.2の企業における役割や重要性について、熱く説いたのが本書。   構成は   第一章 いまこそNo.2精...
経営

二代目の女性社長の意気地、ここにあり — 諏訪貴子「町工場の娘 主婦から社長になった2代目の10年戦争」(日経BPS社)

起業家がブームになった時があって、とにかくアントレプレナーを目指せ、なんて風潮があった。最近では、サラリーマンが定年を迎えそうになる時に、起業を進めるアドバイスもあったりするのだが、そういった声に惹かれる人は、この本に目を通してから決断...
経営

「豪華観光列車」の成功の陰には、熱気あふれる「前史」があった — 唐池恒二「鉄客商売 ー JR九州大躍進の極意」(PHP研究所)

「ゆふいんの森」や「ななつ星」で、鉄道業界に大きな波を巻き起こした、JR九州の社長である唐池恒二氏の自叙伝。もっとも「自叙伝」とはいっても、1980年代の国鉄バスの営業所長あたりからの自叙伝なので、管理職としての奮闘記、という印象。  ...
経営

イノベーションはベンチャーの専売特許ではない? — 中野剛志「真説・企業論ービジネススクールが教えない経営学」(講談社現代新書)

一頃のベンチャー企業の育成施策が大流行りの状況が今も続いているとはいえないが、大企業が逼塞したり、ものづくりの勢いが鈍ったり、さらには「働き方改革」といった状況から、何か困るとベンチャーがどうこう、という状況は変わっていない。 ...
タイトルとURLをコピーしました