吉永南央

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おばあさん探偵は、助けを求めるメモの本当の狙いを解き明かす=吉永南央「月夜の羊 紅雲町珈琲屋こよみ」

大観音像のそびえる地方の中核都市で、「小蔵屋」という和食器とコーヒー豆の小売を商う小さな店を営んでいる、70歳がらみの初老の女性、「お草さん」こと「杉本草」を主人公としたミステリーの第9弾が本書『吉永南央「月夜の羊 紅雲町珈琲屋こよみ」(文...
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亡くなった我が子の名前を騙る男の正体は?ー吉永奈央「初夏の訪問者」

大観音像のそびえる地方の中核都市で、「小蔵屋」という和食器とコーヒー豆の小売を商う小さな店を営んでいる70歳がらみの初老の女性、「お草さん」こと「杉本草」が、店の従業員で元スキー選手の元気娘・久美を相棒に、町でおきる事件の数々を解決していく...
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珈琲屋の女主人は卑怯な暴行犯を引きずり出すー吉永奈央「黄色い実 紅雲町珈琲屋こよみ」

大観音像のそびえる地方の中核都市で、「小蔵屋」という和食器とコーヒー豆の小売を商う小さな店を営んでいる70歳がらみの初老の女性、「お草さん」こと「杉本草」が、店の従業員で元スキー選手の元気娘・久美を相棒に、町でおきる事件の数々を解決していく...
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昔なじみとの再会は、家族の自殺の真相へ続く道であった ー 吉永南央「花ひいらぎの街角 紅雲町珈琲屋こよみ」(文藝春秋)

「小蔵屋」の杉本草という、元気ではあるが、推理力抜群のおせっかいなおばあさんをメインキャストに展開される、「紅雲町」シリーズの第6弾。 はじめにとっかかった出来事があらぬ方向に進んでいって、思いもよらない隠れた事実を暴いてしまう、というのが...
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祭りの「山車庫」移転話が転じて廃工場の秘密が・・ ー 吉永南央「まひるまの星 紅雲町珈琲屋こよみ」

紅雲町の「和食器と珈琲小売り」の店・小蔵屋の女主人・杉本草の亡き母親が、仲違いしてしまった旧友に遺した形見の着物をなんとかして、その旧友に届けて、今更ではあるが仲直りさせようとしたことと、小蔵屋の敷地内に、祭りの「山車庫」を移転するという話...
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寂れたショッピングモールの改修の陰に何がある? ー 吉永南央「糸切り 紅雲町珈琲屋こよみ」(文春文庫)

こういったシリーズ物によっては、より大きな世界を揺り動かす事件であるとか、今進行している巨悪の陰謀といった、より大きな謎に向かっていくものがあって、それにつれてメインキャストの性向が変わってたり、他のキャストにメインの座を譲ったりということ...
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おばあさん探偵、郷土史に残る捏造事件の謎を解き明かす ー 吉永奈央「名もなき花の 紅雲町珈琲屋こよみ」(文春文庫)

紅雲町の和食器+珈琲小売の店「小蔵屋」の女主人・杉本草をメインキャスト、店の従業員・久美ちゃんをアシスタントに展開されるミステリー、「紅雲町珈琲屋こよみ」の第三弾。 このシリーズは、血なまぐさい殺人であるとか、日本中を巻き込む「巨悪」とかは...
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小蔵屋にライバル出現、しかし、本当の事件は・・・ ー 吉永奈央「その日まで 紅雲町珈琲屋こよみ」(文春文庫)

大観音像のそびえる地方の中核都市で、「小蔵屋」という和食器とコーヒー豆の小売を商う小さな店を営んでいる、70歳がらみの初老の女性、「お草さん」こと「杉本草」を主人公としたミステリーの第二弾である。 ここで「初老の女性」としたのは、このシリー...
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ブラックコーヒーのごとく、ほろ苦い「おばあちゃん探偵」ミステリーをどうぞ – 吉永南央「萩を揺らす雨 紅雲町珈琲屋こよみ」(文春文庫)

地方の小都市で、和食器とコーヒー豆の小売をしている「小蔵屋」という店を営んでいる「お草(そう)」さんという、数えで七十六歳という「おばあちゃん探偵」が主人公となるのが、この「紅雲町」シリーズである。 舞台は、本書の中の「小蔵屋のある紅雲町は...