下川裕治

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自粛の時の「旅心」には「旅の達人」の話が沁みるー下川裕治「シニアひとり旅 2」

新型コロナウィルスの感染流行によって、いろんな自粛が求められている今、以前から計画していた旅行やホームステイなどを急遽とりやめて不満が溜まっている人も多いのではないでしょうか。そんなあなたにオススメなのが、バックパッカーや「沈没」と称された...
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beforeコロナの「辺境旅行」に思いを馳せるー下川裕治「10万円でシルクロード10日間」

新型コロナウィルスの感染拡大で大きな影響をうけた業界の一つが交通業界と観光業界で、一時期、日本の経済を押し上げる決め手のような扱いをうけた、インバウンドもすっかり閑古鳥は鳴いていてで、それとあわせてアウトバウンドのほうも下火になっています。...
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バンコクの「今昔」をベテランの旅行記で味わってみる ー 下川裕治「週末バンコクでちょっと脱力」

(この記事は2018.12.09にリライトしました) 旅行記あるいは滞在記というのは、時間に大きく影響されるところがあって、特に政変の多い国であると書かれていることが全くあてはまらなくなり、何かの昔話を読んでいるようなことになる恐れがある。...
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アジアのゆったり鉄道旅 ー 下川裕治「不思議列車がアジアを走る」

(この記事は2018.12.09にリライトしました) おなじみ下川裕治氏の旅本、ひさびさに「鉄道」である。 LCCなど飛行機での旅の話に比べ鉄道の場合は、同じ「移動」であっても時間がゆっくりと流れている気がするし、バスと違って、その移動環境...
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東南アジアの最南端駅から「茶のシルクロード」へと続く鉄道旅 — 下川裕治「ディープ過ぎるユーラシア縦断鉄道旅行」(KADOKAWA)

旅行記には、ひとところにどっぷりと落ち着いて”沈没”をするものと、ひたすら”移動”を続けるものがあって、どちらがより旅行記らしいかといえば、そこは好みの問題もあってなんともいえないのだが、両方こなせる旅行作家が下川裕治氏であろう。 収録は ...
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少し懐かしい「香港」の物語 — 下川裕治「週末香港・マカオでちょっとエキゾチック」(朝日新聞社)

<br /> 旅行記といえば、秘境魔境的なところや、最近売り出しの観光地といったところが目立って、以前のようなバックパッカー的な沈没旅はお目にかかれなくなている。その点、下川裕治氏の旅行記は、沈没旅の風情を色濃く残しながら、とはいうものの旅...