トラベル

トラベル

吉田友和「ご近所半日旅」=「遠く」へ行くばかりが「旅」じゃない。新しい旅のキーワードは「ご近所」

新型コロナウィルスの感染拡大前は、より遠く、より話題になるところへというのが旅のキーワードだったのが、一挙に旅行需要がへこみ、そこででてきたキーワードが「マイクロ・ツーリズム」や「ご近所旅」。 本書『吉田友和「ご近所半日旅」(ワニブックスP...
トラベル

巣ごもりのときは「旅行記」で旅気分ーおすすめ作家5人を紹介

新型コロナウィルスの感染拡大で、前々から計画していた「海外旅行」を断念した方も多いかと思います。さらに、日本民族大移動の象徴であった「お盆の帰省」のほうも自制が求められ、このままでは秋のシルバーウィークやアウトドアシーズンの時期も、おうちの...
トラベル

旅行自粛の今はグルメ旅本で世界の美味を味わおうー岡崎大五「腹ペコ騒動記」

自分が行く旅行、特に「ツアー旅行」に参加する場合は、「空気を読む日本人」の性格がもろにでてしまって、無茶なことは慎む場合が多いのだが、旅行記として他人の旅行の「ヨタ話」を読む場合は生真面目な視察旅行みたいなものを期待する読者はいないはず。か...
下川裕治

自粛の時の「旅心」には「旅の達人」の話が沁みるー下川裕治「シニアひとり旅 2」

新型コロナウィルスの感染流行によって、いろんな自粛が求められている今、以前から計画していた旅行やホームステイなどを急遽とりやめて不満が溜まっている人も多いのではないでしょうか。そんなあなたにオススメなのが、バックパッカーや「沈没」と称された...
下川裕治

beforeコロナの「辺境旅行」に思いを馳せるー下川裕治「10万円でシルクロード10日間」

新型コロナウィルスの感染拡大で大きな影響をうけた業界の一つが交通業界と観光業界で、一時期、日本の経済を押し上げる決め手のような扱いをうけた、インバウンドもすっかり閑古鳥は鳴いていてで、それとあわせてアウトバウンドのほうも下火になっています。...
下川裕治

バンコクの「今昔」をベテランの旅行記で味わってみる ー 下川裕治「週末バンコクでちょっと脱力」

(この記事は2018.12.09にリライトしました) 旅行記あるいは滞在記というのは、時間に大きく影響されるところがあって、特に政変の多い国であると書かれていることが全くあてはまらなくなり、何かの昔話を読んでいるようなことになる恐れがある。...
下川裕治

アジアのゆったり鉄道旅 ー 下川裕治「不思議列車がアジアを走る」

(この記事は2018.12.09にリライトしました) おなじみ下川裕治氏の旅本、ひさびさに「鉄道」である。 LCCなど飛行機での旅の話に比べ鉄道の場合は、同じ「移動」であっても時間がゆっくりと流れている気がするし、バスと違って、その移動環境...
トラベル

少々昔の「ラテン」の明るさを偲ぼうーたかのてるこ「キューバでアミーゴ」

インドにはじまって、世界各地を旅する銀座OLであった「たかのてるこ」氏が訪れた「キューバ」の13日間の記録が本書『たかのてるこ「キューバでアミーゴ」(幻冬舎文庫)』である。キューバを目指した理由は 「こんなラテンな生き方にあやかりたい! よ...
トラベル

時は経過しても、「旅人の心」は変わらない — 下川裕治「シニアひとり旅 バックパッカーのすすめ アジア編」(平凡社)

思えば、海外の旅行記といえば、下川裕治氏のタイをはじめとしたバックパッカーの旅あたりからちょっと様相を変えてきている気がして、それまでの美食やら地元で出会う珍事件といったものが旅行記の中心であったものを、「ただ、滞在する」「そこでフツーに生...
下川裕治

東南アジアの最南端駅から「茶のシルクロード」へと続く鉄道旅 — 下川裕治「ディープ過ぎるユーラシア縦断鉄道旅行」(KADOKAWA)

旅行記には、ひとところにどっぷりと落ち着いて”沈没”をするものと、ひたすら”移動”を続けるものがあって、どちらがより旅行記らしいかといえば、そこは好みの問題もあってなんともいえないのだが、両方こなせる旅行作家が下川裕治氏であろう。 収録は ...