今村翔吾

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江戸、甲州、蝦夷で大バトルが同時発生。蝦夷にはロシアの陰も=今村翔吾「風待ちの四傑 くらまし屋稼業8」

「依頼は必ず面通しの上、嘘は一切申さぬこと」「決して他言せぬこと」「捨てた一掃を取り戻そうとせぬこと」といった七箇条の約定を守りさえすれば、現在の暮らしから、だれでも「くらます」が、この約上を破った時は、この世から「くらます」ことを生業とす...
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立花宗茂の大軍と国友の巨砲の攻撃を、穴太衆の城壁で守り抜け=今村翔吾「塞王の楯」

百年以上続いた日本の戦国時代の末期。鉄砲の普及によって、急速に城の構えが土塁から城壁に変わりつつある中、戦を無くし、民の平穏な暮らしを守るため、どんな攻めも跳ね返す究極の楯である石垣をつくることを志す穴太衆の飛田匡介と、どんな城も落とす究極...
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今川氏真や北条氏規はじめ敗れた者たちの清々しい「歴史絵巻」=今村翔吾「蹴れ、彦五郎」

「羽州ぼろ鳶」シリーズや「くらまし屋」シリーズのほか、数々の人気歴史小説を世に出し、「塞王の楯」で直木賞を受賞した策さやの作家活動初期の短編を集めた短編集が本書『今村翔吾「蹴れ、彦五郎」(祥伝社)』です。 あらすじと注目ポイント 収録は 一...
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幸村と信之の「真田家の謀略」が大坂の陣に炸裂する=今村翔吾「幸村を討て」

関ケ原の合戦での敗戦後、じりじりと大阪城へ追い詰められてていく豊臣方の中で、「真田丸」で徳川方を悩まし、さらに、大坂夏の陣では、家康をあわやという目にあわせたことで、一躍、日本史上で一、二を争う「智将」として有名になった「真田幸村」。 しか...
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「ぼろ鳶組」の名脇役たちのエピソードをおさえておこう=今村翔吾「羽州ぼろ鳶組 恋大蛇」

火の粉を浴びたり、消火の水をかぶるためにぼろぼろの半纏をきているせいで、ついたあだ名が「ぼろ鳶」。江戸を火事から守る火消しの中でも、一・二を争う結束力と勇敢さをもつ新庄藩大名火消しの活躍を描く「羽州ぼろ鳶組」シリーズで印象部深い役回りを務め...
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ぼろ鳶は、仇敵の伝説の火消・伊神甚兵衛と最終対決=今村翔吾「襲大鳳」

火の粉を浴びたり、消火の水をかぶるためにぼろぼろの半纏をきているせいで、ついたあだ名が「ぼろ鳶」。江戸を火事から守る火消しの中でも、一・二を争う結束力と勇敢さをもつ新庄藩大名火消しの活躍を描く「羽州ぼろ鳶組」シリーズの第10弾が本書『今村翔...
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石田三成の家康の野望を挫く戦術の数々を見よ=今村翔吾「八本目の槍」

織田信長が本能寺で斃れた後、日本を統一した豊臣秀吉の死後、豊臣家から政権を奪った徳川家康に対抗し、豊臣家を守ろうと奮闘したのが本編の実質的な主人公・石田三成なのですが、その怜悧さのゆえか人気のほうはあまり芳しくありません。 その不人気な「石...
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くらまし屋は、芝居の一座を救う”赤也”を見捨てる?ー「立つ鳥の舞 くらまし屋稼業7」

「依頼は必ず面通しの上、嘘は一切申さぬこと」「決して他言せぬこと」「捨てた一掃を取り戻そうとせぬこと」といった七箇条の約定を守りさえすれば、現在の暮らしから、だれでも「くらます」が、この約上を破った時は、この夜から「くらます」ことを生業とす...
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天下の梟雄・松永久秀の本当の姿は「反・謀反人」ー今村翔吾「じんかん」

室町幕府の13代将軍・足利義輝を攻め滅ぼしたり、年代的には信長の比叡山焼き討ちに先駆けて東大寺の本堂を焼き払ったり、織田信長など仕える主君に対して何度も謀反を企てたり、と戦国乱世の「梟雄」の代表格として扱われている「松永久秀」の、世間の見る...
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「京人」と戦う「大江山の酒天童子」の真の勇姿、ここにあり ー 今村祥吾「童の神」

童の神posted with ヨメレバ 作者:今村翔吾出版社:角川春樹事務所発売日: 2018年10月楽天ブックス 酒呑童子、土蜘蛛、粛慎、狗神などなど、世の中を騒がした「鬼」や「怪物」たちを退治した「英雄」たちの業績は、数々の伝説やおとぎ...