人事・研修

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松井忠三「無印良品の人の育て方」ーMUJIを支えた人材育成のノウハウ

良い品質と、品が良くシンプルなデザインで、根強いファンが多数いる「無印良品」の提供企業で、2020年度の大学生の就職の人気企業ランキングでも45位という高ランクに位置する「良品計画」の社長・会長を務め、業績が極度に低迷していた同社世界的企業...
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組織のノウハウを伝えていくには「秘訣」がある ー 「人もチームもすぐ動く ANAの教え方」(KADOKAWA)

「ANAの口ぐせ」で、ビジネス・ノウハウ全般、「ANAの気づかい」ではビジネスや組織を円滑にまわすためのコミュニケーション・ノウハウについて、そのキモのところを惜しげもなく外へ出してくれた、「ANAの〇〇」シリーズであるが、本書は、「教え方...
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「人」を育てた経営者の片鱗に触れてみる ー 東海友和「イオンを創った女 評伝 小嶋千鶴子 」(プレジデント社)

企業創業者の伝記、評伝というと、創業者やその企業の業績や名声が高いほど、伝聞とか憶測の衣が厚くなるもので、それらを除いて、その人本来のところを見ようとすると、やはり、直に接したり、部下として働いた人の言を聞いたり、読んだりした上で、取捨選択...
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多忙なビジネスマンが「学び直す」には独学が一番 ー 野口悠紀雄「「超」独学法」

学校を出たら「勉強」は終わり、社会人になったら日々の仕事で手一杯で勉強している暇なんかない、っていうのが許されたのは、平成の初期まで。AIが我々の仕事を奪うことが心配されたり、人生100年時代といわれる現在、いつまでも「勉ぶこと」を続けない...
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「教える」より「コーチング」が部下育成のトレンド ー 菅原裕子「コーチングの技術」

最近の職場は、リストラや合理化がいきついてしまって、多くの管理職が、マネジメントに専念できるポジションではなく、プレイイング・マネジャーとなっていることが多い。しかも、職種や経験も多種多様でな部下を抱えながら、「チーム」としての総合力と成果...
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人事部よ、もっと「熱心」に「我が事」として経営を語れ ー 八木洋介・金井壽宏「戦略人事のビジョン」

「人事部」といえば、事業セクションの人間からいえば、要求しても人員は措置してくれないし、なにやら隠れて「査定」とかしている「闇の組織」、人事セクションからすると真面目に組織全体を配慮しながら人の配置やら、人の採用とかをやっているのに、「世間...
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プレイングマネジャー向け「説教」にならない部下の「コーチング」のコツ

先だって、レビューした『中原淳・金井壽宏「リフレクティブ・マネジャー 一流はつねに内省する」(光文社新書)』では、マネジャーのほとんどがプレイングマネジャーとなりながら、プレイヤーとしての実績を求められる部分が多くて、「指導」という場面が弱...
中原淳

「組織内の教育」を再生する方法は?ー中原淳・金井壽宏「リフレクティブ・マネジャー」

「会社」あるいは「組織」の中での「伝承」が風化していると感じることが多い。本書『中原淳・金井壽宏「リフレクティブ・マネジャー 一流はつねに内省する」(光文社新書)』はもともと、マネジャー論として書かれたものなのかもしれないが、多くの部分が「...
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スタバ流の「優秀な人材」を育てるコツは? — 岩田松雄「いつ、どこでも求められる人の仕事の流儀」

会社や組織の効率性を高めるために、仕事のやり方を見直したり、労働時間を見直したり、といった「外形」の対策はいろいろ講じられるのだが、なんとなくチグハグで、「形」ばかりということが悩みのタネの組織は多いハズ。本当のところは、そこで「働く人」の...
中原淳

今こそ人事部門が「存在価値」「存在するメリット」を見せるべき時なのだ — 本間浩輔・中原淳「会社の中はジレンマだらけ 現場マネージャー「決断」のトレーニング」 (光文社新書)

成果主義、年功序列の崩壊、ダイバーシティなどなど、働く環境は最近本当に目まぐるしく、主導理念が変わったり、付加されたりするのだが、急激な変化は当然、軋轢を生むもの。そして、そうした軋轢は、現場の管理職・マネージャーたちを直撃することが多いの...