ノート術・メモ術」カテゴリーアーカイブ

最高難度の「メモ術」の極意を身につけよう ー 斎藤孝「思考を鍛えるメモ力」

仕事を上手く進めるためには、上手な情報収集と相手とのコミュニケーションが基本、とはよくいわれるのだが、その基礎の基礎となるところに、実は「上手にメモをとる」という能力が隠れていることに気づいている人は多いはず。

ビジネスで一番トラブルのもとになるのが、言った言わない、約束したはず・していない、指示したはず・聞いてないといったことなのだが、それもメモ力を高めていけば、本書によれば

メモカをきちんと身につけた人同士は、コミュニケーション能力がひじょうに高くなります。
指示を出すほうは、漏れや取りこばしがありませんし、指示されるほうも、見当はずれな方向で理解するといったことがありません

という風に揉め事の多くを防止できるものであるらしい。

そんな「メモ力」のノウハウを、四色ボールペンの活用に始まって、  読解力などなど幅広い分野で活躍する筆者がアドバイスしてくれるのが本書『斎藤孝「思考を鍛えるメモ力」(ちくま新書)』である。

【構成と注目ポイント】

構成は

はじめにー思考力のある人は手で考える
第一章 メモの活用とは何か
第二章 まずはメモ力初心者からはじめよう
第三章 「守りのメモ力」から「攻めのメモ力」へ
第四章 クリエイティブなメモ力を習得しよう
第五章 達人たちの「鬼のメモ力」
第六章 「鬼のメモ力」実践篇

となっていて、第一章でメモ力を磨いた時のメリットを述べた後、順次、初心者から中級者、そして「鬼のメモ力」の習得までを段階を追って伝授してくれ構成となっている。

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半永久的に使える「スマートノート」を使ってみた

Amazonで、無限に使えるノート「スマートノート」をセールしていたので購入してみた。
ノートに書いた内容をアプリとかで保存した後で、消すことができ、通常の紙より耐久性のある紙が使われているので、半永久的に使える、という触れ込みのノートである。

【ノート本体】

届いた外観はこんなパッケージになっている。英語表記が多いのだが、製造元は中国のようですね。

内容物は
・ノート本体
・ページを拭くためのクロス布
・黒のフリクションペン
とシンプルなのだが、ペンが添付されているのはお試しの際は、それ用にわざわざ買わなくてもよいので、良心的ですね。

取扱説明書は、ノートの巻頭についていて、フリクションペンで書いたものを、不要になったら濡れた布かティッシュペーパーで拭くときれいに消えて、耐久性のあるノート紙となっているので繰り返し使える、という仕掛けですね。

ノートページのほうは

という罫線のものが25枚最初に綴じられていて

というドットのものがその後に25枚綴じられているという形で、リングで綴じられている。このため、ページの入れ替えはできないつくりで、ここらはちょっと残念ではありますね。
紙質は、通常の紙よりツルツルしていて、薄くビニールコーティングした紙、といった手触りである。

書き味は通常の紙と変わらない感じで、乾きが遅いかなと危惧したのだが、そんなこともないのでご安心を。また、ペンのほうは同梱のフリクションペンだけでなく、市販のフリクションペンが使えます。ちなみに、PilotのFlixion Ballと同梱のフリクションペンで書いたノート面とそれを消した状況はこんな感じです。

【アプリケーション】

保存するアプリで、メーカー推奨のものはCamscannerというアプリで、無料版と有料版の二種類ある。有料版は600円/月となっていて今流行りの「サブスクリプション」方式による課金システムが採用されてます。

無料版と有料版の違いは、OC、フォルダ作成数制限なし、高画質HDスキャンといったところのようですね。

このアプリを使うとアプリ内にノートを、自動的にきちんと切り取ってくれてPDFデータで取り込めるつくりになっているのだが、データとして取り込むだけなら、他のScanar Proあたりでも対応可能な気はします。そういったスキャナ・アプリを持っていない方は、定評あるアプリなので、購入されてもよろしっかと思います。当方としては、エクスポート機能が無料版では有効になっていないので、Evernoteなどのクラウドサービスと併用しているので、ちょっとデメリットに感じますね。

【まとめ】

ノートというものは、人それぞれに愛着の持ちようや、利用の仕方が様々で、一冊のノートを仕事用とプライベート用に使ったり、モレスキンノートのような高級ノートをじっくりと使い込んだり、手頃なノートを使って使い切ったスキャンして処分したり、といったように千差万別である。

使い込んだノートの現物を保存したり、ノートをデコって楽しんだり、といった方には不向きだが、仕事のメモやアイデアノート用途で、使い切ったら残すのはデータだけでよい、ただ殴り書きを含めて大量にメモや記録をとるよね、といった割り切った使い方をするビジネスパーソンには、ノートを買い込んでおいたり、残りページがなくなって慌てたり、といったことがなくなるので、おススメだと思います。

高級ノートの魅力も捨てがたいのですが、ビジネスで取るノートはそんなに拘らない。そういう「ノート・ライフ」も考えてみてはいかがでしょうか。

パワフルなメモ術の極意、ここにあり ー 臼井由妃「やりたいことを全部やる!メモ術」

前著「やりたいことを全部やる時間術」では、何もわからない専業主婦であった筆者が、夫から急に事業を引き継ぐことになり、悪戦苦闘しながら事業を大きくしていき、さらには著述家としても成功した、パワフルな女性経営者の時間管理を教えてくれた筆者なのだが、そのパワーのまま、「メモ術」について記したのが本書『臼井由妃「やりたいことを全部やる!メモ術」(日経ビジネス人文庫)』である。

【構成と注目ポイント】

構成は

序章 「メモ」で人生のムダをあぶりだす。
第1章 時間を牛耳る人になるーカギは分割と集中
第2章 「やりたいこと」に最短距離で届く人づき合いー人間関係も「メモして捨てる」が基本
第3章 ”資本家思考”を持てばお金から自由になれるー夢を実現する原資
第4章 モノに縛られない人生ー目的や幸せにつながるモノしか置かない

となっていて、本書はまず

メモ術と冠している本書は、単なる「メモの書き方の指南書」ではありません。
「書き出す」ことでムダをあぶり出し、余計なものを「捨て去り」、本来の目標や夢に「集中」して、それを実現していくための本です。

といったアドバイスから始まるので、いわゆるバレットジャーナルなどの「メモ術」のテクニック的なものを期待して読む始めると肩透かしを食わされる。

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デジタルとアナログの中間点にある「仕事術」 ー 倉下忠義・北真也「シゴタノ!手帳術」(実務教育出版社)

「Lifehacks」や「手帳」のブームというのは時代によって流行り廃りがあるもので、デジタル系が流行したかと思えば、今度はアナログ回帰をしてみたり、と移り変わりが結構ある。

本書は2012年の刊行で、クラウド・ツールに対する熱狂も少々おさまり、さらにアナログのツールも「モレスキン」熱もそろそろ、といった時代を反映してか、アナログとデジタル・クラウドの間を模索する仕立てで、おすすめの読み方としては、アナログ・デジタルの良いとこどりのアイデアのヒントをつかむ、という読み方であろう。

【構成と注目ポイント】

構成は

はじめに 「仕事を楽しくする手帳術」
1 クラウド時代の手帳との付き合い方
2 毎日が楽しくなるほぼ日手帳の魅力とは?
3 目指す未来へナビゲートする、フランクリン式ほぼ日手帳術
4 自分の「記録」を蓄積する、ライフログ式手帳術
5 手帳の機能を(補完+拡張)するクラウドツールたち
おわりに 「終わりなき手帳術の旅」

となっていて、まず注目しておきたいのは

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「メモ」で仕事を変える、「メモ」で人生を変える ー 前田裕二「メモの魔力」(NewsPicks×幻冬舎)

幼少期の貧乏生活やDeNaの南場社長とのエピソード、SHOWROOMの経営や有名女優と浮名を流したことなど、あれやこれやで有名であるとともに精力的な企業活動をしている若い実業家による「メモ」に関する啓発本である。
「啓発本」と書いたのは、筆者が「おそらく、人が1週間、いや、1ヶ月かけてとるメモの量を、平気で1日のうちにとります」というほどのメモ魔であって、そのメモをとるノウハウを記すとともに、

この本で述べるような、知的生活を目的にした本質的な方法で「メモをとる」こと自体が、仕事をすることです。そして、仕事に人生を、命をかけている僕にとっては、もはやそれは、生きることです

といったように、「メモ」というものを通して語られる仕事術、自らのビジネススタイルについての記述でもあるからである。

【構成と注目ポイント】

構成は

序章 「メモの魔力」を持てば世界に敵はいない
第1章 メモで日常をアイデアに変える
第2章 メモで思考を深める
第3章 メモで自分を知る
第4章 メモで夢をかなえる
第5章 メモは生き方である
終章 ペンをとれ。メモをしろ。そして人生を、世界を変えよう

となっていて、大まかには、第1章、第2章が「メモ術」、第3章からが「メモ」を通じたビジネス論といった構成となっている。

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「スマホでメモをとる」ことで、あなたは変われる ー 須藤 亮「スマホメモ 仕事と人生の質を上げるすごいメモ術」(CCCメディアハウス)

「メモを取る重要性」とか「メモの取り方」といった「メモ術」の本は数々あるのだが、多くはアナログびいき、アナログ・デジタル併用のもので、本書ほど、「デジタル」しかも「スマホ」でメモをするということを真正面からとりあげたものは珍しい。
もっとも、例えば電話の聴き取りメモであったり、買い物メモといったものまで、「スマホで」と主張しているのでなく、あくまで「星の数ほどある、浮かんでは消える脳の思いつきを文字に落とすこと」であるとされているので、スマホで脳の中に去来するモノゴトを記録することのススメと、いかに記録するか、といったことについて著されたのが本書『須藤 亮「スマホメモ 仕事と人生の質を上げるすごいメモ術」(CCCメディアハウス)』である。

【構成と注目ポイント】

構成は
はじめに ー 本書は、「スマホメモによる知識創造のメソッド」の本です
第1章 「スマホメモ」で生活が一変
第2章 「スマホメモ」って何?
第3章 どうやる?「スマホメモ」
第4章 「スマホメモ」であなたの脳はこうバージョンアップする
第5章 「スマホメモ」であなたはこう変わる
第6章 すぐ始めよう、「スマホメモ」生活
おわりに メモとは何か

となっていて、まず注目したのは、

自分の気づきや知見をストックしておくことで、何か起こった時に、いつでも引き出せる、ということがあります。脳の記憶だけでは心もとないのですが、スマホメモはそれを絶対に忘れない、いわば「 自分の思考の無限倉庫」になるのです。

ということで、頭の中に澱のように溜まっていって、いつの間にか消えてしまう「発想」とか「思い」を書き留めて残していくことで、何かを形作っていくということに有効そうでありますね。
 

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バレット・ジャーナル式「手帳・ノート」を続ける5つのコツ

仕事もプライベートもごちゃまぜに管理する手帳・ノート術としては、「バレット・ジャーナル」方式が一番、当方にとって使いやすいし、効率が上がる気がしているのだが、継続して使っていくには、少々、ハードルもある。

さらには、どんなノートを使っても途中で飽きてしまって、「ほぼ日」は1月以降は真っ白、あるいはモレスキンもホコリをかぶり始めた、という人も多いはず。

そんな方に、バレット・ジャーナルの手帳・ノートを続ける5つのコツを紹介。

①フォーム(型式)をつくる

バレットジャーナルは、フォームも基本的には「自由」なのだが、「自由」であることほど厄介なものはない。
その都度、かくべきことを悩まないといけないので、面倒になってきて、続かない原因にもなる。

なので、デイリーとか、マンスリーとか、イベント・カレンダーなど、スケジュール系やタスク系は、フォーム(型)を決めておくほうがよい。

②最初は、定期的に書く習慣をつくる

さらに、最初は身構えてしまって、落ち着いたら書こうとか、ついつい後回しになってしまうのも、続かない原因の一つ。できれば、朝とかに、定期的に書き出す習慣をつけたほうがいい。

ちなみに当方は、出勤前に、デイリーのフォームを書き、その日のスケジュールやタスクを落とし込む決まりとしている。

③何でも書く

さらに、書く内容はセレクトしないほうがいい。とかく、このぐらいの小さなことは、と思って記入しないでいると、ノートの記入するハードルがどんどんあがってくる。

バレット・ジャーナルの良さは。ページ数が決まった市販の手帳とかと違って、項目によって何枚でも書いていいという柔軟さもその一つ。思いついたら「書く」、何かが起きたら「書く」というように、とにかくノートに書く、ということを習慣づけしたほうがいい。

もちろん、B6サイズ以上のノートになると、デスクで書くということがメインになるので、外出中とかには対応できないこともある。その時は、メモ帳やメモ紙(A4用紙を折りたたんだメモ紙がおすすめ)をポケットの忍ばせておいて、後で転記するか、そのメモをノートに貼り付けるといった方策で対応しよう。

④キレイに書こうと思わない

キレイに書いたほうが見やすいのでは、という批判が聞こえそうなのだが、キレイに書こうとすると、どうしても時間が余計にかかってしまう。もともと、手書きのスピードは、思考のスピードに追いつかないから、丁寧に書いていると、そのうち、嫌になってしまうことが当方の場合はちょくちょくある。

後で読めないまでに崩れた字は困るが、ある程度読めれば、それで良し、として書くスピードを優先せいたほうが良いですね。

⑤見返して、追記する

そして、珠には、昔の記事を見直して、変化した事情とか、その後の考えとかを追記しよう。もちろん、何年も前の記事に追記するのは大変であるし、役に立たないことも多いから、せいぜい1月前の記事までで良いと思う。

当方は、1月以上経過したノートは、スキャンして、原本は捨てることとしているのだが、その場合も、PDF化しておけば、PDF編集ソフトでメモの追加は可能なので、アナログ・デジタル併用派も「見返し」と「追記」はやったほうがよい(MacであればデフォルトでPDFの書き込みはできるし、Windowsの場合もCube PDFなどの無料ソフトもある)。

しばらく続けると、メモの持つ情報内容が劇的に向上しているので、まずはお試しあれ。

【まとめ】

なんにせよ、手帳・ノートは続けることが一番。とかく、自分でいろんなルールを作ってしまって、それに囚われて中断しまうのが一番良くない。気楽にやってみるのが一番、と思いますね。


【あると便利な「ノート」用文具】


バレットジャーナル的な手帳に「ダイスキンB6」が意外にオススメ

ノート術や手帳術というのは毎年11月ぐらいになると。新しい手帳のデザインと一緒に、特集が組まれるのが常となっている。今年も10月に入り、そろそろ、そんな時期かなと思うので、一足先に、私家版「手帳術・ノート術」を綴ってみた。

【「バレットジャーナル」とは】

「バレットジャーバル」というのは「箇条書きを利用することを中心に考えられた、記録方法・メモのとり方」を言うので、「ほぼ日」や「モレスキン」といったいわゆるノートや手帳の種類ではなくて、記録する上での「テクニック」のようなもの。
そうした箇条書きを、記号(バレット記号)も使いながら短く簡潔に書いていく(「ラビットロギング」というそうですな)というのが基本ルール。例えば「明日、歯の治療のために◯◯歯医者を予約する。その後、市役所で住民票をとる」といったのを

S:歯医者アポ→市役所・住民票

といった感じで書くということ(ちなみに「S」は自分が任意に決めた略号。この場合は「スケジュール」を意味する)。

【バレットジャーナルは「手帳」界のトレンド】

この「バレットジャーナル」は、スケジュールから日記、業務記録、ToDoまで「自由な形」で、「生活におきる全て」を記録していこう、という。いわば、ライフログのアナログ型。

基本のページは
◯キー:バレットジャーナルの前か後ろに、記号の意味を書いておく
◯ノートの各ページに番号を振る
◯ノートの始めの2ページはインデックスにして重要なトピックとそれが載っているページ番号をリストにする
◯次の4ページは「フューチャーログ」という大きなイベントを記した年間カレンダー
◯そのほか、見開き2ページを使った「マンスリー」、僻毎日の「デイリー」を用意し、スケジュールとタスクを書く(これも箇条書きで)
◯時間の経過とともに追跡(記録)していきたいことを書くページを作る

となっているのだが、そのフォームも自由に自分で決めていいし、上の基本ページも使うかどうかは自分で決めればいい、ととんでもなく自由度が高い。
さらには、どんなノートを使ってもよい、もにおであるようで、この辺はお仕着せが嫌な方々にオススメのノート・手帳のシステムでありますね。

【バレットジャーナルにオススメのノート】

どんなノートを使ってもいいのが、バレットジャーナルの特徴でもあるのだが、そこは、デザインとかで、世間的にはオススメがあるようで、

①Leuchtturm1917(ロイヒトトゥルム1917)

ドット方眼、A5サイズのもの。世界で一番バレットジャーナルに使われているらしいです。INDEXページとページ番号が印刷されているので、手間が省けるのも高評価の理由のようですね。

②モレスキン

まあ、これは高級ノートの定番ですね。モレスキンもいろいろ種類があるようですが、ドット方眼・ラージがバレットジャーナルの定番らしいです。

といったところが「セレブの鉄板」のようですね。

【ダイスキンB6が「バレットジャーナル」的な3つの理由】

ただ、どんなノートを使ってもいいし、フォームも自由というバレットジャーナルの柔軟さがありながら、「鉄板」ものに固執するのもシャクなものであるし、ここは、できるだけ安価で使いやすいものを探せ、というのをポリシーにしている方もいるはず。そんな視点からいうと、当方がおすすめしたいのが「ダイスキンB6」。

オススメな理由は

①1ページ26行、60枚(120ページ)とそこそこ分量もあって、百均製品なので、当然、安価(税込み108円)

②表紙がしっかりしていて結構頑丈。中に紙をはっても大丈夫

③「モレスキン」似なので、なんとなく高級っぽい。

といったところ。

特に「手帳」や「ノート」をライフログ的に使う場合は、思いついた時に、気軽に思う存分書ける、ということが大事であるし、レシートやメモの貼り付けとか、自由度の高い使い方ができるところが重要だと思うのだが、そんなところを、安価ながらしっかりと対応してくれていますね。
もっとも紙質とか細部のところは、上記の①、②には流石に敵わないので、ダイスキンでバレットジャーナルに慣れてきたら、①や②に移行するというのもアリですね。

【辺境駐在員的なノートのデザイン】

ちなみに、当方の「デザイン」はこんな感じです。少々、チープ感がありますが、手早く書けるということを優先したデザインにしていて、筆記用具はJetstreamの4色を使ってます。

◯マンスリー

◯デイリー

◯イベント・カレンダー

【ロディアを併用する】

ただ、サイズ的には小さいながらもB6のものを使っているので、ジャケットやパンツのポケットには入れ難いので、どうしてもデスク上での利用が中心になる。
持ち歩けない時は、スマホのメモ帳で代用してもいいのだが、そうすると、情報を一つに集めるということが困難になるので、手ぶらで出かける時は「ロディア」のA7を併用している。

スケジュールを書く場合は、こんな風のフォームを手書きして、後で、ダイスキンに糊で貼り付けるという運用である。

【まとめ】

フォームが印刷された手帳やノートを使ってもいいのだが、バレットジャーナルの自由度は、一回試してみるとヤミツキになる。ただ、その使い方から言って、かなりの枚数を使うことは間違いないので、できるだけ安価に運用したいのが人情というもの。バレットジャーナル初心者は、しばらく、こうしたダイスキンを使って慣れてみるのもオススメであります。

【関連記事】

自由極まりない「ノート」の形がここにある — Marie「箇条書き手帳でうまくいくーはじめてのバレットジャーナル」(Discover)

【バレットジャーナルをもっと知りたい人は】

手帳の使い方で、仕事は激的に変わる — 谷口和信「仕事が速くなる! PDCA手帳術」(明日香出版社)

月80時間の残業が当たり前で、1日のほとんどを会社で過ごすといった「ブラック」な仕事ぶりをしていた筆者が、手帳を使うことによって、残業も減り、「手帳の使い方を工夫することで仕事の効率は簡単に上げることができ」たことをもとに、実際にやってきた「手帳術」を紹介するのが本書。

【構成は】

第1章 何のために手帳を使うのか
第2章 手帳の基本
第3章 仕事が速くなるタスク管理術
第4章 仕事が速い人の手帳の使い方(基礎編)
第5章 仕事が速い人の計画の立て方
第6章 仕事が速い人の改善方法

となっていて、見てのとおり、手帳の使い方だけではなく、後半あたりは、「手帳術」の範囲を超えて、「仕事術」の領域に及んでいる。もっとも手帳を使いこなす目的は「仕事をうまく回す」ことが目的であるから、これはこれで無難な展開ではありますな。

【手帳を使う目的】

当方は、今はスケジュールもToDoも、ほぼスマホ移行をしているので、参考意見にしかならないが、筆者として手帳を使う目的は、

「あとで読み返したくなる手帳にする」というコンセプトを決めました。

ということであるようだが、むしろ

学生のときは覚えるためにノートを使いましたが、社会人は積極的に「忘れる」ために、手帳やメモ、ノートを使うのです。
そのことで、脳は身軽になり、高いパフォーマンスが発揮できるようになります

「記憶力」を高めるのは限界がありますが、「記録力」はすぐに高めることができます。

というあたりが、一番同調できるところ。
手帳は(当方としては「ノート」の範疇まで「手帳」と考えているが)いわゆる「記録」の集合体、他のファイルも含めた「記録」のナビの役割が一番求められるところではないだろうか。

【手帳の使い方】

そして、では、手帳に何を書くかというと

最初に書くことは「予定」です。
予定といっても、会議やミーティング、懇親会などの他人との約束だけでなく、自分だけの行動予定、作業計画、つまり自分とのアポも書くようにしてください。

私は手帳のメモページにはその日の課題と結果を書いています。
したがって、先ほど紹介したような事柄は付せんやA7サイズのメモ帳に書いたあと、行方不明にならないように日付順にまとめてノートに貼りつけています。

といった鉄板的なところを踏まえつつも、

おそらくあなたも、会議やプレゼンなど、他の人との約束は手帳に記入していることでしょう。
では、それ以外の時間帯に何か記入していますか?
多くの人が、他人との約束を除くと、記入棚が空白になっています。
時間割を作るとは、この空いている(ように見える)時間帯に自分の行動予定を記入する。

というように、空き時間に自分のスケジュールを埋め込んでしまうというやり方は、空き時間ができたから、さて・・、といったことのない、無駄な時間をなくすには有効である。もっとも手帳を使いこなそうと考えている向きは、とても真面目でありょうから、自縄自縛にならないよう気をつけないといけないところではある。

結構難しいのは「いっしょにやっていただきたいのが、実際に行動した結果を書くことです」といったところで、どうしても、スケジュールはアポが入った時に記入して終わりとなるのが通例で、なかなか振り返りまではできないよね。

このほかにも「スケジュール管理は1ヵ所で」、「記号を使ったり、仕事とプライベートを色分けするということも有効」や、「スケジュールで最初に決めるのは退社時間」といったあたりは参考になるので、具体の処方箋は本書で確認あれ。

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思考を「見える化」して、やりたいことを実現する「ノート術」 — 午堂登紀雄「深く考える最強のノート術」(パンダ・パブリッシング)

最近の「ノート・手帳」ネタといえばバレット・ジャーナルがトレンドなのだが、バレット・ジャーナルはノート・手帳を使うノウハウ的なところが強くて、書く目的ということについてはスルーしているきらいがある。
そこで、筆者によれば『「書く」ことで、初めて自分の「マイ・プロジェクト」が動き出す。書くことで、思考が「見える化」し、より広く深く考えを巡らせることができる』ということで、やりたいことを実現化する(筆者命名の)「思考ノート」の技法のあれこれについて記されたのが本書。
 
構成は
 
<まえがき>人生を思い通りにコントールする方法を手に入れる
第1章 思考ノートとは何か
第2章 なぜ1冊のノートが人生を変えるのか
第3章 思考ノートの基本ルールと使い方
第4章 ブレイン・ワークアウト
第5章 夢を実現する思考ノート実践編
 
となっていて、思考ノートの作り方は
 
(1)ノート1冊に、仕事もプライベートもすべての情報を書き込む
(2)目標・TODOリスト・打ち合わせメモ・読書メモ・アイデアメモなどあらゆる発想を書きとめる 
(3)書くときは、キーワードを線や矢印でつないで関連性を持たせる
(4)後から何度も見返して加筆し、発展させる
 
ということに要約されているのだが、我流でいくと成長がどこかで止まってしなうというのはあらゆる物事に通じることなので、満足のいく運用をするには本書で細部を確認しておこう。
 
たとえば、サイズの面では、特段の指定はないのだが、「書くスペースが小さいと、自由な発想の広がりを妨げてしまい・・」とあるように、ある程度の大きさのものが望ましいようで、必然的に、デスクかデスクに近い環境でのノート利用ということになりそうだ。
 
また、メモやスクラップ、アイデアの記録帳と違うところは
 
思考ノートは、書いたら書きっぱなしのメモではなく、単なる備忘録でも議事録でもありません。ですから、用が済んだからと言って決して捨てない。一度書いて終わりではなく、後から何度も見返します。
 そして見返したときに思いついた発想やアイデアを加筆して、より具体的で発展された内容へとブラッシュアップさせます。
 実際、 ノートに書き込んでから数日経って見返すと、必ず何か違う発想を思いつくものです。
 
 
何度も繰り返しになりますが、思考ノートは議事録やメモなどのように、1回確認したら終わりではありません。後から何度も見返して、さらに思い浮かんだ発想を追記していきます。5回でも 10 回でも見返して、後から発想を書き加えていきます
(略)
後から何度も書き加えることができるように、思考ノートはたっぷりスペースをとって贅沢に使います。
 
ということで、後日の追記を前提としたものであるので、長期にわたって利用することを前提としたものとなっている。
 
そして記述の方法は
 
ノートに書くときには、ひらめいた 発想 や キーワード を線や矢印でつなぎ、関係がひと目で分かるようにしておきます。また、大事なキーワードをマルやシカクで囲みます。
(略)
(テーマ)から矢印を何本か引っ張り「ではどうすれば・・・できるか」を思いつく限り書き出す
 
といった具体的なこともあるのだが、基本は
 
①日付と発言者の名前とテーマタイトルを入れる
②線で関連付けながら書く
③書いたものを後から見直して発想を付け加える
④たっぷりスペースをとって、1ページ1テーマで
⑤色を使い分ける
 
という5つのルールを基本に、少々、自己流を混ぜながらやってみればよいようだ。
 
つまるところ、ノート術・手帳術というのは、自分の仕事やスキルアップに使えれえばそれで目的を達するもの。一つのやり方をきちんとマスターして、という論もあるのだが、あれこれ、浮気しながらさまざまな手法をつまみ食いしながら、自分に合ったものをつくっていけば良い、と当方は思う。
本書はそのつまみ食い材料としても、十分魅力的なので、一読してみてはいかがか。