乙嫁語り

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アミルの兄・アゼルに気が強い美貌の嫁さんがきた=森薫「乙嫁語り」14

19世紀の中央アジアのカスピ海の諸都市を舞台に、そこに住む若い夫婦たちや、諸都市を巡って旅をしているイギリス人写真家とここで一緒になった彼の妻を主人公に、民族色豊かな生活叙事詩が描かれる『森薫「乙嫁語り」(ハルタコミックス)』シリーズの第1...
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スミスは旅の続行を断念し、恋人タラスと本国帰還か?ー森薫「乙嫁語り」13

19世紀の中央アジアのカスピ海の諸都市を舞台に、そこに住む若い夫婦たちや、諸都市を巡って旅をしているイギリス人写真家を主人公に、民族色豊かな生活叙事詩が描かれる『森薫「乙嫁語り」(ハルタコミックス)』シリーズの第13弾。 前巻まででロシアと...
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スミスとタラスの旅はペルシャへ向かう ー 森薫「乙嫁語り 12」

19世紀の中央アジア、カスピ海の都市を舞台に、若い「夫婦」たちの暮らしを描く「乙嫁」シリーズの第12巻。前巻で、悲恋のまま離別してしまうのかな、と思われたところを一挙に持ち直して、一緒になったスミスとタラスのその後の旅の様子を中心に描かれる...
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タミルとスミスが再会。愛は「砂漠」を乗り越えるのだ ー 森薫「乙嫁語り 11」(芳文社コミックス)

砂漠の中で、両方が想い合っていながら、わずかな行き違いから別れてしまった、スミスとタミルの再会である。再会自体は先巻の10巻で果たしているのだが、今巻は再会するまでのアミルの旅であるとか、再会してからの二人の行く末について描かれるのが本書で...
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カルルクは弓の修行に頑張る。スミスには春が来たか? ー 森 薫「乙嫁語り 10」

前巻で、「強くなりたい」と、アミルから弓を習い始めた、カルルクが、彼女に格好良い所を見せたい、という欲望に忠実になって、彼女のもとからしばし離れて、修行を始めるのが『森 薫「乙嫁語り 10」(ビームコミックス)』。   【収録は】   第六...
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パミルの恋の行方は、果たしてどうなる・・・ ー 森 薫「乙嫁語り 8・9」

アミルの一族による街の襲撃や、民俗学者のスミス氏のペルシャを通ってのアンカラへの旅の途上での様々な事件などが、このシリーズの話の華のところをとっていて、味のあるいいキャラを持ちながら、ちょっと日陰の存在であった「パリヤ」さんに「春がやってき...
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ペルシャの「百合」の物語 ー 森 薫「乙嫁語り 7」

第1巻から第6巻までは、中央アジアのウズベキスタンとかを舞台にしていたせいが、いろいろな意味で、ごく健全な印象が強かったのだが、舞台が、歴史の長い集積のあるペルシャ(イラン)に移ると、少々風合いが変わってくる。シリーズの前巻までとは、ちょっ...
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アミル、親父との永遠の別れ。でも親父の死は自業自得と思う ー 森 薫「乙嫁語り 6」

アラル海の近くの漁村の婿取り・嫁取り騒動で、騒々しいが楽しい話が続いていたのだが、晴れる日はそう長くは続かないのが世の習いである。カルルクとアミルの住む町に、再び、アミルの実家の一族・ハルガルが襲撃し、再び抗争になるのが本書『森 薫「乙嫁語...
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アラル海の漁村のウエディング・ストーリー ー 森 薫「乙嫁語り 4・5」

19世紀の中央アジアを舞台に、カルルクとアミルという若い夫婦を中心に据えて、町の人々の暮らしや、闘争などを描いた本シリーズであるが、ちょっと脇道に入ったウェディング・ストーリーとなっているのが『森 薫「乙嫁語り 4・5」(ビームコミックス)...
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「砂漠」の中の”タラス”と”スミス”の恋物語 ー 森 薫「乙嫁語り 3」(エンターブレイン)

カルルクとアミルの物語も、アミルの一族の襲撃を撃退して一段落したところで、次の展開へ至るまでの、ちょっとした幕間の劇というところなのが、本書『森 薫「乙嫁語り 3」(エンターブレイン)』である。 【構成は】 第十二話 逗留第十三話 懇願第十...