地域振興

地域振興

藤波匠「人口減が地方を強くする」ー第1次地方創生の移住定住施策を点検しておこう

地方自治体関係者を戦慄させた「地方消滅」論をうけて、政府が2014年に「地方創生」の名目下、東京圏から地方への人口移動の旗を振ったのですが、当方の感覚としては、その後の好景気によって、東京圏への集中はとまらなかったよね、と言う感じがあります...
地域振興

藤波匠「子どもが消えゆく国」(日経プレミアシリーズ)ー出生率向上と移住政策の嘘を見抜いておこう

出生率の減少によって我が国の人口がどんどん減っていくという危機感は、厚生労働省が毎年10月ころに統計値を発表するあたりになると話題になって、子どもを産みたくなったり、子育てをしやすい環境整備について、毎年喧しい議論がされるのが恒例のこととな...
地域振興

「個人の意見」を集めた「・・・目線」といった分析やプランニングでは失敗する

こんなツィートをした。 「消費者目線」、「女性目線」といった「……目線」ってのをよく聞くけど、これを考え方のパターンと考えれば、限られた経験に基づく個人からの意見聞き取りに頼るのではなく、システマチックにやる仕掛けはできないのかな、と思うな...
地域振興

「平成」の次の時代の日本の未来を、「前を向いて」提案する ー 落合陽一「日本進化論」

落合陽一さんといえば、「日本再興戦略」とか「0才から100才まで学び続けなくてはならない時代を生きる 学ぶ人と育てる人のための教科書」など「デジタルネイチャー」という価値観に基づいて、数多くの研究やメディアアート作品を発表している、当代きっ...
地域振興

「魔法の時代」「バーチャルの時代」の流行行動を読み解く ー 三浦 展「100万円で家を買い、週3日働く」(光文社新書)

最初の序章のところに「本書は、最近の若い世代の中から、私が関心を持ってものを選んで取材したレポート集である」とある。本書の表題だけをみて、いわゆるミニマリストを中心とした若い人のレポートと思っては読み間違ってしまう。ここで取り上げられている...
地域振興

地方の企業の宣伝をしておこう — 鳥取の注目企業15社 ”強小パワー”で鳥取の未来を切り開く(ダイヤモンド社)

当方のブログでは、ベタネタに地域に密着したものは、楽屋落ちの感があってあまりとりあげないのだが、縁あって出版発表会に出席したのと、こういう地方の企業に関する出版物は、東京のメディア視点に書かれたものが多いのだが、ここは地方のライターや出版人...
地域振興

若者は「地元」は好きだが、田舎が好きなわけではない — 阿部真大「地方にこもる若者たち」(朝日新書)

地方に在住し、上昇志向よりも地元で仲間たちと仲良く暮らしていく、新しい地方在住層を見出した「ヤンキー経済」が2014年に出版されている、本書は2013年出版であるので、ほぼ、「ヤンキー経済」の論考と軌を一にする。しかも、本書の対象が「岡山・...
地域振興

時代小説の意外な中央集権構造にみる「東京一極集中」意識の勧業さ

最近、時代小説を重点に読んでいるのだが、そこで思ったのが、意外な「中央集権」。 なによりも舞台が江戸で、主人公は幕府の役人か町人といったところが、時代小説の大勢を占めているような気がする。 もちろん、時代考証をする上での資料の多さとか、ある...
地域振興

キャッシュレス時代を「地域振興」復権・「コミュニティ経済」復権に活かすべき

NewsPicksの共同通信配信の記事「お年玉もキャッシュレス、中国」によれば、中国のIT大手「テンセント」が中国の旧正月のお年玉「紅包」を同社の通信アプリによるスマホの決済サービスで送った人が6億人以上にのぼったらしい。   さらに、C-...
地域振興

”Amazon Go”の持つ「買い物難民救済」の可能性

日経新聞の「100人並んでも待ち10分、AmazonのAIコンビニ開業」によれば 【シアトル=佐藤浩実】米アマゾン・ドット・コムは22日、米シアトルでレジのないコンビニエンスストア「アマゾン・ゴー」を一般向けに開業した。画像認識技術などを駆...