不思議の国のバード

不思議の国のバード

佐々大河「ふしぎの国のバード」9=バードは青森での山地災害を乗り超え、函館に到着する

明治初期、戊辰戦争の影響がまだ残る上、交通事情や衛生事情も現在とは比べものにならないほどの悪条件の中、日本各地を踏破し、当時の「日本」の諸事情を記録したイギリス出身の女性冒険家・イザベラ・バードの横浜から、日本海側へ抜けて北海道へと至る「日...
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バードは親の許さない結婚式に出席するー佐々大河「ふしぎの国のバード」8

明治初期、戊辰戦争の影響がまだ残る上、交通事情や衛生事情も現在とは比べものにならないほどの悪条件の中、日本各地を踏破し、当時の「日本」の諸事情を記録したイギリス出身の女性冒険家・イザベラ・バードの横浜から、日本海側へ抜けて北海道へと至る「日...
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イザベラ・バードは「秋田」で寛ぐー佐々大河「ふしぎの国のバード7」

明治初期、戊辰戦争の影響がまだ残る上、交通事情や衛生事情も現在とは比べものにならないほどの悪条件の中、日本各地を踏破し、当時の「日本」の諸事情を記録したイギリス出身の女性冒険家・イザベラ・バードの横浜から、日本海側へ抜けて北海道へと至る「日...
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バードの旅は山形を北上し、伝統の技と儀式に出会う ー 佐々大河「ふしぎの国のバード 6」

山形でマリーズからバードの脊椎の持病のことを教えられ、さらに盲目のイタコから彼女に同行すると「目の前で人がおっ死ぬことのなるず。」と告げられ、その後、(山形の)金山でも漢方医から蝦夷行きを止めるよう警告され、二人で北海道まで旅をしていくこと...
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新潟から山形へ。マリーズからの不穏な手紙の内容は? ー 佐々大河「ふしぎの国のバード 4」(ビームコミックス)

イザベラの旅は、新潟にしばらく滞在し、そこから越後街道を経て山形へ。さらには山形から青森へと向かっていくのだが、本巻は新潟から山形までの道中が描かれる。旅の記録以外に、イザベラの通訳・伊藤が前の雇い主のチャールズ・マリーズに出会った時の回想...
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戊辰戦争の戦禍は残る。「会津」と「津川」の違いが悲しい。 ー 佐々大河「ふしぎの国のバード 3」(ビームコミックス)

第3巻では、会津の大内宿を経た、阿賀野川と常浪川の合流点にあって「雁木」の発祥の地である「津川」から阿賀野川を船で下って新潟へと向かう旅が描かれる。 イザベラが日本を旅した1878年は、幕末の戊辰戦争の一つであった「会津戦争」が起きた186...
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湯治場の混浴や道陸神、イザベラは日本の奇習に出会った ー 佐々大河「ふしぎの国のバード 2」(ビームコミックス)

第一巻では、主人公のイザベラ・バードが横浜に入港し、北海道(蝦夷)を目指して出発。途中、日光で宿屋の娘の、当時の成人式にあたる「髪上げ」に立ち会ったところで終わっていたのだが、今巻は、その日光から鬼怒川を北上して、会津道を進み「会津」までの...
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江戸から日光へ、極東・日本の秘境の旅が始まる ー 佐々大河「ふしぎの国のバード 1」(ビームコミックス)

19世紀のイギリスの女性旅行家で、明治初期、当時は欧米人にとっては極東の未開地であった日本を旅した「イザベラ・バード」の旅行記を底本にして、彼女の旅の姿と日本の原風景をマンガ化したのが本作である。 バードは1878年6月から9月にかけて、日...
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女性冒険家誕生の瞬間を垣間見る ー 佐々大河「ふしぎの国のバード 5」(HARTA COMIX)

明治の女性探検家・イザベラ・バードを主人公に彼女の横浜から蝦夷地までの日本の奥地探検をテーマにした「ふしぎの国バードシリーズ」の第5巻。 前巻までで、江戸から出発して、日本海側に抜け、新潟、山形あたりまでたどり着いたのだが、案内役をつとめる...
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イギリスの女性冒険家の古き「日本」の冒険記ー佐々大河「ふしぎの国のバード」1〜4

日本の時代的には、明治初期、ハワイ諸島、朝鮮、中国などのアジアの多くの国を旅して、その当時の住民やその地の風土の記録を残してくれたのが、アメリカの女性探検家の「イザベラ・バード」。そんな彼女の冒険譚をマンガにしたのが、本書『佐々大河「ふしぎ...