仕事術」カテゴリーアーカイブ

三日坊主で悩む全ての人のオススメの「習慣づけ」のコツ ー 吉井雅之「習慣が十割」

「年の変わり目」や「年度の変わり目」になると、気分も新たに目標を立てるのだが、数日、数週間経つと続いていないことばかりで、「後悔ばかり」といった経験は誰しもあるはず。それが一度や二度ならいいのだが、何度も度重なると、自分の意志の弱さ嘆いたり、自分の能力を疑ってしまうのだが、本書によれば、思いどおりにいかないのは

それは、「習慣の作り方を知らないから」です。
「習慣」とは、自分でこれをやると決めたことを、コツコツと続けることです。

ということで、三日坊主に悩む多くのビジネスマンが切望する「習慣をつくる手法」のアドバイスをしてくれるのが本書『吉井雅之「習慣が十割」(すばる舎)』である。

【構成と注目ポイント】

構成は

第1章 人生は「習慣が10割」
第2章 なぜ、あなたは続けられないのか
第3章 意志が弱い人でも続く!「最強の習慣化」スキル
第4章 「脳の力」で、習慣を超強力にする
第5章 習慣の力で、「あなたの人生」が動き出す

となっていて、まずは

ほとんどの人は、「習慣が続かない」と思っています。
でも、それは正しくありません。
「自分で決める」という大事なステップを飛ばしているから、「習慣が始まらない」 だけです。
これは裏を返すと、自分で決めさえすれば、どんな習慣でも作り出せるという

という強気な発言は、こうした心理系のハウツー本らしい始まり。

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「アマゾン流」を我が社なりに導入するヒントが満載 ー 佐藤将之「1日のタスクが1時間で片づくアマゾンのスピード仕事術」(KADOKAWA)

グローバルなビジネス展開で、「黒船」扱いされることが多い「アマゾン」なのだが、そのビジネスモデルとか、仕事のスタイルはスピード感のあるやり方が多く、ビジネス戦略の当否は別として、仕事のテクニカルな手法の点では参考になることが多い。

本書は、2000年のアマゾンジャパンの立ち上げに17番目に入社した社員としてかかわり、以後2016年までアマゾンの急成長を「内部」からの体験した筆者による、実践的仕事術である。

【構成と注目ポイント】

構成は

はじめに 速さは「不可能」を「可能」にする
第1章 アマゾンはなぜ「スピード」にこだわるのか?
第2章 アマゾンの時間マネジメント
第3章 アマゾンはすべてを数値化する
第4章 事業を加速させるミーティング
第5章 最高のスピードを生む組織・人材づくり
おわりに

となっていて、まず強調されるのは、そのスピード感であろう。

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仕事の先に見えない時代の自己防衛策がここにある ー ピョートル・フェリークス・グジバチ「世界一早く結果を出す人は、なぜ、メールを使わないのか」(SB Creative)

最近の著作では、「疲れない」などのメンタル的なケアやチームとしての力の発揮の仕方のアドバイスが目立つ著者の原点ともいえるのが本書『ピョートル・フェリークス・グジバチ「世界一早く結果を出す人は、なぜ、メールを使わないのか」(SB Creative)』であろう。

たしかに本書は「効率」をいかにあげるか、というところを強調したつくりになってはいて、最近の「働き方改革」のほうからは怪訝な目でみられるかもしれないが、本書の基本は

この本で一番みなさんにお伝えしたいのは、「自分の仕事を壊す」 ということです。自分の仕事を自分でしなくて済むようにすることこそ、究極的な「効率化」であり、今後生き残るために必要なこと

ということであって、今後のテクノロジーによる職場環境の激変のが予測される現在に、いかに対応していく、というところが主眼と考えるべきで、けして、古の「残業復活」の世界ではない。

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「アウトプット大全」と「コクヨ式 机まわりの「整え方」」でオススメの”アイデアの出し方”

「アイデアがイマイチだな〜」といわれて凹んでしまったビジネスマンは多いはず。
こんな時、自らの才能のなさを嘆きがちなのだが、水野学さんが「アイデアの接着剤」でも

ひらめくのではなく、見つけ出す。
見つけ出したアイデアのかけらとかけらを、接着してイノベーションとする。
実はそんなに難しいことではないと、僕は思っています。

と言われているように、白紙を置いた机に向かって、うんうん唸っているよりも、アイデアを出す「テクニカル」な技術を学ぶことによって、アイデア出しも楽になる部分もあるように思う。

そういうわけ、今回は「OUTPUT大全」と「コクヨ式 机まわりの「整え方」
で紹介されていた「ワザ」を紹介しよう。

まずは『「アウトプット大全」オススメの「情報カード」を使ったアイデア出し』であるのだが、

使うのは100均で売っている125×75mmの「情報カード」。サイズは名刺サイズもあるが書き込める情報が少ないので、このサイズがベターらしい。書けるスペースが大きいと、書いた後の「余白」が気になるものなのだが、そこはグッとこらえることが大事のよう。
情報カードには「無地」「5mm方眼」「6mm罫付」「4色6mm罫付」の4種類あるが、自分が使いやすいものを選べばOK。
1回のアイデア出しで100枚を使うイメージである。

で、その手順は

①とにかく書き出す。
 アイデアを出すテーマで思いつくことを1カードに1個ずつ書く。
 とりあえず30個ぐらいは書く

②連鎖させる
 書いた一枚を取り出して、その内容から連想されること(アイデア、考え、キーワード)を一枚ずつ書き出していく。
 これを何度も繰り返し、ひとつのキーワードに対して、芋づる式に自分の知識や経験、過去に読んだ本や論文の内容など、思いつくことをたくさん書く。

③100枚書く
 何度も繰り返し、考えが出なくなり、頭が空っぽになるまでくり返す。
 通常「100枚」ほど書くと「出し尽くした」感じになる。50枚では少ないので100枚を目指す
 (100個のアイデア、考え、キーワードを書き出すことができれば、それは1冊の本を書くのに十分な素材になる)

④カテゴリーごとに分類する
 カテゴリー名はカード1枚を使って書いておいて、似た内容ごとに分類していく。
 最初に設定したカテゴリーのどれにも分類されないカードが出てくるので、別の新カテゴリーを作って分類する・

⑤カテゴリー分けがうまくいかない時は再度、最初からカテゴリーを考える
再度まとめる場合は、前の結果をスマホなどで写真に撮っておいてから再分類すると手戻りが少ない

⑥デジタルでまとめる
アイデアや構成がまとまったら、PCのアウトライナーなどを使って細かくまとめていく

という段取りで、完成イメージはこんな感じかな。

次は『コクヨ式 机まわりの「整え方」』オススメの「付箋」を使ったアイデア出し』

この方式の場合に使うのは、情報カードではなくて付箋で、

こうしたクリエイティブな作業をスムーズに進めて行くために、「手のひらサイズの付箋紙」は扱いやすい文具です。アイデア出し会議のときはもちろん、日常的に思いついたものを、どんどん書き留めて、それを自席まわりや共有の壁に貼り付けておくとよいでしょう(P156)

ということで、周囲に「貼り付けておく」ために、「付箋」を使っているんですな。

で、手順は

いざアイデア出し会議を行うときは、テーブルの中央に大量の付箋とペンを用意します。そして、時間を区切りながらアイデアを出し切った後、それらを模造紙や壁に全部張って一覧してみてください。全員で眺めながら、組み合わせたり入れ替えたりして、体系立てていくのです
この手法は、個人の仕事にももちろん使えます。
(略)
頭の中であれこれ考えるのをやめて、まずは付箋に書き出してみましょう、それを一覧して眺めながら、たとえば「最優先と重要度」などの2軸の上でマッピングすれば、どこからてをつけていいかがはっきりするはずです・
模造紙に付箋を貼っていけば、そのままタタンで持ちア歩くこともできるし、またどこかで広げることもできます。

といったやり方である。

ということで、「情報カード」あるいは「付箋」を使ったアイデア出しの方法を二つ紹介したわけだが、いずれの場合も「手書き」でやることが大事で、他のアイデア、発想術の本を読んでみると、一番いけないのは、何も構想を立てずにPCに画面に向かってしまうことであるらしい。
やはり、自由な発想を生み出すためには「手作業」で脳細胞を刺激することが大事なことはおさえておいたほうがよさそうである。

【関連記事】

インプットよりアウトプットが大事 ー 樺沢紫苑「学びを結果に変える アウトプット大全」(sanctuary books)

いい仕事をしたいなら「仕事場は楽しくなくてはならない」 ー 斉藤敦子「コクヨ式 机まわりの「整え方」」(KADOKAWA)

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センスアップは、どんな人にでも可能である ー 水野学「センスは知識から始まる」(朝日新聞出版)

「アイデアを出す」ことや「デザイン感覚でコーディネートする」ってなことが、ビジネス現場で、かなり主要なこととして語られるようになって久しいのだが、正直なところ、「デザイン」というものはフツーのビジネスマンにとって、まだまだ縁遠かったり、敷居が高語りするもの。

そうしたところで、グッドデザインカンパニーの代表で、クリエイティブ・ディレクターとして、数々の企業のPR戦略にとどまらず、経営の本筋のところに関わっている水野学氏の著作は、とても貴重な「道標となる本」といっていい。


【構成と注目ポイント】

構成は

Prologue センスは生まれついてのものではない
Part1 センスとは何かを定義する
Part2 「センスのよさ」が、スキルとして求められている時代
Part3 「センス」とは「知識」からはじまる
Part4 「センス」で仕事最適化する
Part5 「センス」を磨き、仕事力を向上させる
Epilogue 「センス」はすでにあなたに中にある

となっていて、まず、デザインというものが、こんなに注目され始めたのは

歴史を眺めてみると、技術が劇的な進化を遂げるとセンスの時代が来て、しばらくするとまた技術の時代がやって来るという〝サイクル〟が感じられます

という歴史感に基づきながら、

IT革命によって人類は再び、かつてないほどの進化を遂げました。産業角目気同様、人類全体に大きな進化をもたらす情報革命です。僕の仮説が正しければ、情報各メキによって技術がピークを迎えたあとのこれからの時代は、センスの時代です。
(略)
これも僕の持論ですが、「美しい」という感情は基本的に未来でなく過去に根差していると思っています。ノスタルジーやなつかしさもフックになるに違いありません。
技術とセンス、機能と装飾、未来と過去。
こんなふうに対になっている時代の間を、みんなが行ったり来たりしている気がします。
市場はすでに、センスの方向に動き始めているのです。

といった時代認識である。こうした視点にたつと、今の日本企業の不振も、「ものづくり」だけに専心し、効率や能率だけに尖ってしまった結果、時代の大きな変化の波に乗り切れなかったせいといえるわけで、そうなると、一般のフツーのビジネスマンも「デザインのことはちょっとねー」とも言っていられない時代だということでもある。

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「仕組み」で、個人とチームの仕事の質をハイレベルに持続する ー 泉正人「最新 仕組み仕事術 自分のチームと生産性を最大化する」

もともとは、2008年に「仕事に「仕組み」を取り入れることで仕事量と労働時間を減らしつつも、安定した成果を上げることを提唱」した前著を、10年経過して、ビジネスを取り巻くデジタル環境も大幅に変化し、なおかつ「働き方改革」といったことも世間をあげて提唱させるようになったことを踏まえて、リニューアルしたのが本書『泉正人「最新 仕組み仕事術 自分のチームと生産性を最大化する」(Discover)』である。

こうした「時短本」「効率本」というのは、絶えず時間や技術の進歩の波に洗われているもので、現在のように特にITの分野のサービスやガジェットの変化が激しい時には、こういうバージョンアップやリニューアルがないと、基本のテクニカルなところは普遍でも、なんとなく古びた印象がついてしまうものなので、こうした改訂は良心的であるとともに、基本のところがしっかりしている証でもある。

【構成と注目ポイント】

構成は

序章 なぜ仕事に「仕組み」が必要なのか
第1章 時間をつくるための「仕組み」
第2章 ミスをなくすための「仕組み」
第3章 人に仕事を任せるための「仕組み」
第4章 最少の労力で最大に成果を出すための「仕組み」
第5章 成長し続けるための「仕組み」

となっていて、「仕組み」とは「誰がいつ、なんどやっても同じ成果が出るシステム」で、例えると、自転車に乗ったことのないひとでも、すぐに、点灯することなく自転車が「乗りこなせるようになる「補助輪」のようなもの、とのこと。

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「接客」のお手本企業は未だ ”健在” であった ー 上坂徹「JALの心づかい  グランドスタッフが実践する究極のサービス」(河出書房新社)

接客の素晴らしさという点については、日本国内の場合は、老舗ホテルやエアラインといったところが昔からの定番であろう。その中でも、エアラインについてはJALもANAも双方とも、そのサービスの良さについては定評があるのだが、その中でも、経営破綻という逆境がありながら、そのレベルを維持し、しかも、客室乗務員ではなく、グランドスタッフという、地上の職員のサービスについてとりあげている本書は、かなりユニークであると言って間違いない。

本書は、著者が、JALのグランドスタッフなどへの直接の取材やインタビューを通じて、高いレベルのサービスが提供できる秘訣とかについて書いていく、といった筋立てになっていて、「中の人」の発言によるところが多いので、割り引いて考えないといけないところもはもちろんあるが、全てのサービス業に携えわる人にとって、何かしらの「気づき」や「ノウハウ」を提供してくれ仕上がりになっているのは間違いない。

【構成と注目ポイント】

構成は

はじめに あなたの仕事を変える、一歩先を行くサービスの秘密
第1章 なぜJALは、選ばれるのか?
 ー マニュアルのないサービスとJALフィロソフィー
第2章 グランドスタッフに学ぶ、おもてなしのスキル
 ー 「JALの心づかい」を実現させる接客10原則
第3章 グランドスタッフは、どのようにして育てられているのか?
 ー 新入社員がわずか2週間で変わる教育現場の秘密
第4章 グランドスタッフのサービスを、さらなる高みに
 ー サービスコンテストからバリュースコア評価まで
第5章 グランドスタッフに聞く、思いと個性を活かしたサービス
 ー 現役グランドスタッフたちの忘れられないエピソード
おわりに

となっていて、まず注目すべきは、

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「正しい選択なんて存在しない ー メンタリストDAIGO「後悔しない超選択術」(西東社)

テレビなどで人気のメンタリストDaigo氏は「時間術」「集中術」「人脈術」などなどビジネス本をたくさん出しているのだが、今回はちょっと耳慣れない「選択」についてのビジネス法である。

以前レビューした「自分を操る超集中力」の中でも、「ウィルパワー」について解説しながら、「選択疲れ」によって集中力が削がれていくといったことに言及されていたのだが、今回はその「選択」」ということについて取り上げられている。

で、本書のタイトルが「正しい」ではなくて「後悔しない」となっているのは

未来に何が起きるか誰にもわからない以上、選択に正解はない。あるのはベターな正解(P8)

という主張に基づくもので、どれだけ選択を間違えないか、どれだけ有利な選択をするかといったことに関するものは見かけることはあるのだが、そもそも、間違えない、正しい「選択」なんてないんだ、というところからスタートするあたりは目の付け所が違いますね。

【構成と注目ポイント】

構成は

第1章 選択の仕方にはスタイルがある
第2章 「後悔しない選択」をするための準備
第3章 「後悔しない選択」をするための習慣
第4章 選択力を鈍らせる5つの落とし穴
第5章 「後悔しない選択」をするトレーニング

となっていて第1章は、選択したり意思決定したりするときの「類型論」とそれぞれごとの後悔しない選択の処方箋、第2章以降は趣向が変わって全てのタイプ共通、後悔しないための処方箋や心理学的分析とアドバイス、といった構成になっているので、類型論にあまり興味のない人は第2章から読み始めても差し支えないように思う。

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いい仕事をしたいなら「仕事場は楽しくなくてはならない」 ー 斉藤敦子「コクヨ式 机まわりの「整え方」」(KADOKAWA)

「コクヨ」というと日本を代表する文房具をはじめとしたオフィス用品のメーカーであるだけでなく、「コクヨのシンプルノート術」であるとか「コクヨのシンプル整理術」、「コクヨの1分間プレゼンテーション」など仕事術に関する書籍も数多く出していて、今や、「仕事術に関する企業といっていい存在になっている。

本書はそんな「コクヨ株式会社」の研究員を務める斉藤敦子氏(本の著者紹介では、コクヨの働き方とワークプレイスの研究機関「WORKSIGHT LAB.」の所長で、渋谷ヒカリエのメンバー制オフィスの企画開発も携わった、とありますな)による

机の上の状態は、あなたの仕事(頭の中)の状態を表します。
机の形・置き方で。チームの他のメンバーとの関係が決まってきます。

ということを前提として『机を「生産性の高い場」「創造性に満ちた場」にすることを目指す』本である。もっとも、この本で「机」というのは、パソコン作業をしたり、伝票を整理したり、といった単なる物体としての「机」ではなく、仕事場の象徴としての「机」という風に当方は解釈したので、広く「オフィスの環境」「仕事をする環境」の整え方についての提案の書、という風に考えたほうがよさそうだ。

【構成と注目ポイント】

構成は

序章 生産性の高い机には「共通点」があった
第1章 仕事の成果は「机まわりの環境」で9割決まる
第2章 心と体を心地よく、すると、頭の働きがクリアに
第3章 会議室に「情報が流れる道」をつくるのです!
第4章 アイデアは「準備が整った場」から生まれます
第5章 「職場を整える」から「成果がきちんと出る」
第6章 ちょっと高度でカッコいい「机まわり」の整え方

となっていて、最初は

あなたの仕事環境の中心は、パソコンではなく机です。
机を、あなたのアウトプットがつくられる基地と考えてください。(P46)

といった形で、「机」周辺の環境整備から始まって、アイデアの出し方や、オフィス内の机の配置や「壁」の使い方の提案、そして国内外の先端的な会社のオフィスの様子といったところに及んでいる。

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「時短」のためのテクニックを改めて整理してみよう ー 清水久三子「外資系コンサル流 「残業だらけ職場」の劇的改善術」(PHP)

まず最初の「はじめに」のところで

「本書は、日本企業へのダメ出しと理想論を述べた本ではありません。」
「本書は、楽な生き方、ゆるい働き方を提案する本ではありません。」
「本書は、外資だからできる方法を語る本ではありません。」

等々とあって、こいつはやけに強気な時短本だな、というのが第一印象なのだが、本書の書かれた目的の一つに

「制約職員」だらけのチームで、残業なしで成果を出さなければならなくなる。私が経験したことは、今後どの職場でも起こりうることです。

「残業できない時代」を前提に、働き方を変えていかなけくてはいけないのです(P11)

といったところは、よくある時短本が、いわゆる若手か中堅の正規職員をターゲットにしていることが多いに対し、年齢や家庭環境、国籍など、様々な条件をもった多様な職員が働くことを前提として書かれていいるところは、極めて現代らしいポイントをおさえていると評価できる。

 

 

【構成と注目ポイント】

構成は

はじめにーこれまでの「時短本」と何が違うのか?
劇的改善ポイント1
 長時間マインドー「成果」ではなく、「生産性」で評価される時代に
劇的改善ポイント2
 無駄な業務ー次々と降ってくる仕事を、どう「引き算」するか
劇的改善ポイント3
 仕事の受け渡しー「手戻り」の発生を、最小限におさえるには
劇的改善ポイント4
 不毛な会議ー「でも、どうにもならない」とあきらめる前に
劇的改善ポイント5
 過剰品質な資料ーいかに無駄を省き、適正品質で完成させるか?
劇的改善ポイント6
 回らないPDCAー「問題解決=ゴール」に最短最速で辿りつく秘訣
劇的改善ポイント7
 ギスギス職場ー「制約社員」がいても不公平感を産まない工夫

となっていて、残業の分析であるとか、「働き方」についてのあれこれはおいといて、「時短」のためのノウハウに特化しているあたりは潔い。

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