大崎梢

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学校図書室にやってくる司書と書店員が解き明かす=大崎梢「27000冊のガーデン」

おそらくほとんどの人が足を踏み入れたり、本を借りたり、自習や居眠りをしたことがあるに違いないのが「学校図書室」でしょう。神奈川県のごく普通の県立高校にある蔵書数およそ27000冊の学校図書館を舞台に、そこに持ち込まれる学校内でおきた事件の謎...
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大崎梢「バスクル新宿」(講談社)=高速バスターミナルに集まる日本中の「謎」を解け

移動にかかる時間だけをみれば鉄道や飛行機に軍配があがるのですが、運賃では断然安いため、長距離の移動に根強い人気を持つ「高速バス」の東京の拠点「バスクル新宿」から発着する高速バスの乗客を主人公にしたトラベル系のコージー・ミステリーが本書『大崎...
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マンションの「死体消失・再出現事件」の謎を解けー大崎梢「ドアを開けたら」

ひところ、マンション隣人による殺人事件とかがおきて、都会のマンション生活の匿名性というか、「隣は何をする人ぞ・・」といった関係性の薄さが話題になったものですが、同じマンションに住む知り合いの部屋を訪ねたところ、そこには死体が転がっていて・・...
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フツーの暮らしの中にも謎がいっぱいー大崎梢「もしかして、ひょっとして」

日常生活の隙間に挟み込まれているちょっとした謎をときあかす「コージー・ミステリ」の名手の筆者がおくる6つの話をまとめた短編集が本書『大崎梢「もしかして、ひょっとして」(光文社)』です。 収録と注目ポイント 収録は 「小暑」「体育館フォーメー...
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移動図書館「めぐりん」は人々の謎を解く巡回車ー大崎梢「めぐりんと私」

神奈川県南部にある相模湾沿いの種川市の住宅街を結ぶ移動図書館車「めぐりん」を舞台に、定年後に初めて図書館業務に就いた移動図書館号の運転士・テルさんと、 新進気鋭の図書館司書・ウメちゃんをメインキャストにして、図書館車の集まってくる人々の「日...
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割かれた「家族のつながり」の修復の物語ー大崎梢「よっつ屋根の下」

「明林書房」「成風堂」シリーズといった書店ミステリーや、「千石社」を舞台にした出版社「お仕事」シリーズなどの、軽妙なタッチの日常ミステリーの名手である筆者による一風変わった「家族のつながり」をテーマにした物語がこの『大崎梢「よっつ屋根の下」...
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掘り出し物原稿には親娘の哀しみが隠れていたー大崎梢「クローバー・レイン」

明林書房の出版社営業シリーズ、成風堂書店シリーズなど、「本」に関連した業界の「お仕事ミステリー」を著している筆者が贈る千石社を舞台にした大手出版社の「お仕事」シリーズの第3弾が本書『大崎梢「クローバー・レイン」(ポプラ文庫)』です。スクープ...
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新米スポーツ雑誌記者の奮闘を応援しようー大崎梢「彼方のゴールド」

駅ビルで働くベテラン書店員・杏子さんと推理力抜群ながら不器用な多絵ちゃんという二人の書店員の活躍する「成風堂」シリーズや出版社の新米営業社員・井辻智紀が悪戦苦闘する「明林書房」シリーズといった「本」「雑誌」に関わる職業の人の周囲でおこる日常...
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多絵ちゃんの推理が人気作家を救う ー 大崎梢「サイン会はいかが」

都心の駅ビルの6Fにある中規模書店で働くしっかり者の姉さん肌の「杏子」さんと「理知的」で分析と推理力抜群ながらとんでもなく不器用なアルバイト「多絵」ちゃんが活躍する「成風堂」シリーズの第2弾が『大崎梢「サイン会はいかが」(創元社推理文庫)』...
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地方の老舗書店の「幽霊」の謎に多恵が挑戦する ー 大崎梢 「晩夏に捧ぐ」

都心の駅ビルの6Fにある中規模書店で働くしっかり者の姉さん肌の「杏子」さんと「理知的」で分析と推理力抜群ながらとんでもなく不器用なアルバイト「多絵」ちゃんが活躍する「成風堂」シリーズの出張番外編が『大崎梢「晩夏に捧ぐ」(創元推理文庫)』であ...