坂井希久子

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「ぜんや」を舞台に「お花」の人情噺が絶好調=坂井希久子「萩の餅 花暦・居酒屋ぜんや」

江戸は神田花房長代地で、旗本出身で鴬の鳴き声指南・只次郎と美人の明料理人・お妙の営む人気の居酒屋、「ぜんや」を舞台に繰り広げられる江戸人情物語「居酒屋是ぜんや」シリーズの第二シーズンの第2弾が本書『坂井希久子「萩の餅 花暦・居酒屋ぜんや」(...
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「ぜんや」の次世代・お花と熊吉の活躍が始まる=坂井希久子「すみれ飴 花暦・居酒屋ぜんや」

居酒屋ぜんやの女主人・お妙の親と夫の仇となる一橋治済と因縁の対決をしてから数年後、夫婦となった只次郎とお妙。只次郎が侍の身分を捨てて町人になり、鴬の飼育と商いの指南、妻のお妙が経営する人気の飯屋兼居酒屋「ぜんや」を営む中、「ぜんや」をおきる...
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坂井喜久子「色にいでにけり」=江戸時代の女性カラー・コーディネート・コンサルタント、ここに登場

腕利きの摺師であったのだが、火事で煙に巻かれたせいで目を痛めて一線を退き、酒浸りとなっている父親と一緒に、裏長屋に暮らしている「お彩」は、その火事のせいで許嫁にも逃げられてしまった「嫁き遅れ」。しかし、彼女には常人離れそた「色彩感覚」をもっ...
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お妙の仇は、あの大物、只次郎どうするー「さらさら鰹茶漬け 居酒屋ぜんや10」

江戸の神田にある亭主に死別した美人女将「お妙」の営む居酒屋を舞台に、彼女の美貌とうまい料理を求めて訪れる旗本の次男坊で、美声の鶯飼育の名手・林只次郎や大店の主人たちが繰り広げる人情時代劇「居酒屋ぜんや」シリーズの第10弾が『坂井希久子「さら...
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「ぜんや」は再興し、只次郎の「春告堂」も開店するー坂井希久子「ほろほろおぼろ豆腐 居酒屋ぜんや 9」

江戸の神田にある亭主に死別した美人女将「お妙」の営む居酒屋を舞台に、彼女の美貌とうまい料理を求めて訪れる旗本の次男坊で、美声の鶯飼育の名手・林只次郎や大店の主人たちが繰り広げる人情時代劇「居酒屋ぜんや」シリーズの第9弾が『坂井希久子「ほろほ...
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火事の炎が、お妙に父母の死の記憶を呼び覚ます ー 坂井希久子「とろとろ卵がゆ 居酒屋ぜんや8」

前巻までで、お妙の元亭主善助の死の原因が明らかになり、その陰に幕府の有力者の影があったことから、実家の林家の屋敷を出て、「ぜんや」の近くの長屋に転がり込んだ只次郎。恋敵と思われて重蔵も自ら身をひいたことで、お妙との間が一挙に近づくかと思いき...
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お妙と只次郎の仲は足踏み状態。そこに三河屋の娘が横入りする ー 坂井希久子「ふうふうつみれ鍋 居酒屋ぜんや 7」(時代小説文庫)

神田花房町にある美人女将・お妙が営む居酒屋・ぜん屋を舞台に、常連の旗本の次男坊で鶯飼育の名手・林只次郎、お妙の姉で口の悪いお勝、そして常連の大店の店主たちによって展開される江戸人情話「居酒屋ぜん屋」シリーズの第7巻である。 前巻でお妙の亡き...
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「善助」の死の真相はいかに。そして只次郎は家出してどこへ行く ー 坂井希久子「あったかけんちん汁 居酒屋ぜんや」(時代小説文庫)

前巻までで、お妙の元亭主・善助の死が自己ではなく、殺しではなかったのか、しかも、彼の元同僚で今は材木問屋にまで成り上がっている「近江屋」が関係しているのでは、という疑惑が膨らみながらの、「ぜん屋シリーズ」の第6弾である。 【収録と注目ポイン...
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お妙のストーカー事件の鍵は夫の過去にあり? ー 坂井希久子「居酒屋ぜんや つるつる鮎そうめん」

「お妙」を付け狙う一味が逮捕され、狙った理由は不明ながらも、平穏な日々が訪れていたのだが、この巻に至って、黒雲が漂い始める。まだ、雨にはならないまでも、なにやら豪雨の前触れのような感じを漂わせるのが、居酒屋ぜんやシリーズの5巻目『坂井希久子...
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「ぜんや」に落ち着きが戻り、美味い料理も健在 ー 坂井希久子「居酒屋ぜんや さくさくかるめいら」

前作の「ころころ手鞠すし」で、居酒屋ぜんやの切り盛りする美人女将の「お妙」さんを付け狙っていた、犯人が捕まり、一安心といったところの「居酒屋ぜんや」の”いつも”が描かれるのが本書『坂井希久子「居酒屋ぜんや さくさくかるめいら」(時代小説文庫...