へうげもの

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織部の遺した「へうげ」はめんめんと続いていく ー 山田芳宏「へうげもの 25」(モーニングKC)

茶人大名・古田織部の戦国末期から江戸時代初期まで、武人から転じて「へうげ」を追い求めた男の物語が、今巻で完結する。 シリーズの後半は、豊臣と徳川との融和を図るために悪戦苦闘している姿が目立っていて、とうとう、その努力も実らず、豊臣家の滅亡を...
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「大坂夏の陣」終わる。秀頼と織部の運命はどうなる ー 山田芳裕「へうげもの 24」

古田織部が豊徳和睦の最後の策であった、二条城での秀頼・家康会談が、織部の息子・古田山城守と大坂方による家康襲撃の陰謀が明らかになり、豊臣家が滅亡へと向かう、「大坂夏の陣」へとまっしぐらに進む1615年4月30日から、真田幸村はじめ有力諸将が...
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大阪夏の陣前夜。織部の願い虚しく豊臣方の陣営乱れる ー 山田芳裕「へうげもの 23服」(モーニングKC)

大阪冬の陣が終了し、戦後処理にあたって和約に反して堀を徳川方が埋め立てるなど、次の戦争に向けて着々を手を打っていく徳川家康。今巻では1615年3月から1615年4月までのほぼ2ヶ月間が描かれる。たった2ヶ月間であるのだが、大阪夏の陣の勃発戦...
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家康は豊臣を着々と追い詰める。織部正どうする? ー 山田芳裕「へうげもの 22服」(モーニングKC)

いよいよ、大坂冬の陣の豊臣方と徳川方の戦闘が始まった1614年12月から、冬の陣の戦後処理が終わった1615年3月までが描かれるのが本巻。 史実でご承知のように、大坂冬の陣で和睦条件をのんだ豊臣方を騙して、外堀だけでなく、二の丸・三の丸の内...
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徳川家康の”狡知”炸裂。追い詰められて、大坂冬の陣勃発 ー 山田芳裕「へうげもの 21」(モーニングコミックス)

いよいよ、徳川家康が豊臣家を壊滅させるために着々と手を打ち始める、その第一手である「方広寺の鐘」にいちゃもんをつける1614年7月から、大坂冬の陣が始まる1614年12月までが描かれるのだが、今巻。 織部正が打ち続けてきた「豊徳合体」の夢が...
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家康の”豊臣”を滅ぼす意思強まる。味方が減る中、織部正どうする ー 山田芳裕「へうげもの 20」

前巻までで、加藤清正が柳生の手によって雪隠詰めで殺され、福島正則も病にかかって隠居、さらには徳川方にありながら、豊臣方とも気脈を通じて天下を狙っていた長谷川長安もサウナ風呂で脳卒中で倒れるといった、織部に味方する有力者たちがどんどん表舞台か...
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織部は「豊徳合体」を目指すも、時代は違う方向へ進んでいるようで・・・ – 山田芳裕「へうげもの 19」(モーニングKC)

前巻では、浮気をしたことが御台所のお江との仲を修復するため、織部のアドバイスをうけるがうまくいかなった秀忠と、加藤清正の切腹による説得に豊臣秀頼との面談を承知した家康と、徳川勢は、豊臣シンパの大名たちにちょっと押し負けた感じであったのだが、...
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織部は「豊徳合体」を進めるが難航。さらに、秀忠・お初の仲も微妙に ー 山田芳裕「へうげもの 18服」(モーニングKC)

茶人大名・古田織部をメインキャストにした「数寄」マンガ。年代的には1608年2月から1610年10月まで。イベント的には、織部が秀忠の茶道指南に任命されているほかに、薩摩が琉球を支配下においたり、大名の所有する500石以上の軍船と商船を幕府...
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織部正は「豊徳合体」に向け、秘策を繰りだすのが・・ ー 山田芳裕「へうげもの 十二服」(講談社文庫)

茶人大名「古田織部」を主人公に描かれる歴史マンガ「へうげもの 十二服」では年代的には1606年8月から1608年3月までの約2年間がとりあげられる。 関ヶ原の戦から6年後、大坂冬の陣の6年前ということで、大きな歴史的な事件はないものの、陰で...
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関が原は、茶人大名をどう変えていったか ー 山田芳裕「へうげもの 十一服」(講談社文庫)

数寄大名として戦国末期から江戸初期にかけて一世を風靡した「古田織部」を主人公にしたマンガの講談社版の文庫の第11弾。 千利休といった先人の死や、戦乱を乗り越えて、風格を増してきた「織部」なのであるが、関ヶ原という時代の景色を大きく変える事態...