2015-05

ブックレビュー

地方が望んでも得られない「ガード下」という都会的なアイテム

ガード下っていうのは、どことなくうらぶれた都会の風味があって、辺境に住む身にとっては、きらびやかなビルやショッピングモールよりも、望んでも得られないレアアイテムのような気がする。 そんな「ガード下」のことを分析、レポしたのが小林一郎『「ガー...
ワークスタイル

青森県の「新時代ITビジネス研究会」に新しい行政と民間のコラボの姿を見た気がする

ASCIIで「クラウドコミュニティと一心同体だった青森県庁の杉山さんの3年」をはじめ、青森県のITビジネス研究会の記事をいくつか読んだのだが、この仕事のやり方の中に新しい行政と民間のコラボレーションの姿を見たような気がする。仕事は公共の仕事...
トラベル

バックパッカーは体制への反逆者か否か ー 大野哲也「旅を生きる人びと バックパッカーの人類学」(世界思想社)

「旅本」といえば、当然「旅の記録」であって、ここではないどこかの。いつかの時間の放浪の記録である。しかし、「旅本」を読んでも、人は「なぜ旅をするのか」の答えはでてこない。 本来なら定住し、職を得、家族を持つのがレギュラーな社会の中で、何故そ...
ブックレビュー

「紙の本は滅びない」かもしれない。では「電子書籍」は?

「戦う! 書店ガール」というTVドラマが渡辺麻友、稲盛いずみの主演で始まっていて、個人的に稲盛いずみの儚げで妖しいところがファンではあるのだが、鼻の下を伸ばして見るわけにもいかない状態ではある。ご存知の方はご存知のようにドラマの底本は碧野 ...
ビジネス

スピーチライターという怪しげなお仕事の正体

広瀬すず主演で、彼女のひたむきな演技で評判になった「学校のカイダン」で一躍取り上げられた「スピーチライター」について実態をレポートしてあるのが本書 蔭山洋介「スピーチライター 言葉で世界を変える仕事(角川ONEテーマ21)」である。 TVで...
テクノロジー

「エネルギーを選ぶ時代」はなぜ来なかったのか?

エネルギー基本計画の原子力を含むベース電源と再生エネルギーの将来比率や二酸化炭素削減の目標数値が先日、政府案が出された。 「原発再稼働」については様々な意見があり、対立している状況は承知しつつも、「辺境」から「中央」の様子を横目で眺めながら...
ワークスタイル

「ヒットがでなくても打席に立ち続ける意欲」を持ち続ける3つの法則

TOYOTAの豊田章男社長の決算発表会見の「仮にヒットは打てなくても、バッターボックスに立った人が評価される会社にしたい」と話した。打席に立つことがチャレンジと表現し、経営トップとしては「チャレンジし続ける人材を育成することが自分の一番大切...
ワークスタイル

OJTの限界について考えてみた。

東洋経済オンラインで『「OJTこそ人を育てる」は、日本企業の盲点だ』という記事を読む。記事の要点は「人材は職場で上司が育てるもの」「OJTこそ人材育成」という思想は日本企業の落とし穴で、これは日本が市場成長し、海外輸出が成功していた時代の寵...
電子書籍

Kindle パブリッシングの期待と懸念

「金持ちサラリーマン」や「わかったブログ」のかん吉氏がKindleで「人気ブログの作り方:5ヶ月で月45万PVを突破したブログ運営術」というのを刊行している。このお値段が日替わりや月替りのセールでもないのに280円という格安さ。これはKin...
ワークスタイル

「安全性」は「効率性」を割り引いたところにある

3月終わり頃の神戸新聞の記事なので、情報的には少し古いのだが、どうもうまく仕上げれなくてかなり遅れてのエントリー。 その記事は 「神戸新聞NEXT 酔って線路に一直線 ホーム転落事故の9割 JR西が調査  酔客の事故を科学的に分析できないか...