結城真一郎

ミステリー

あなたの予想を裏切る「どんでん返し」連続の物語集=結城真一郎「#真相をお話します」

日常生活の中で、普通なら見過ごしたり、気が付かずにすませてしまっていることの中に、実は自分が認識している「現実」を大きく揺るがせてしまう「歪み」の存在と、その「歪み」が突然見場を向いて襲い掛かってきて、平穏な日常生活がガラッと崩れていく怖さ...
ミステリー

田舎というお荷物の切捨てか、好きな所に住む自由か、あなたの選択はどっち=結城真一郎「救国ゲーム」

地方、とりわけ過疎地域をどう活性化するか、っていうのは、地方政府だけでなく、中央政府も、工場誘致や新産業育成から、観光振興、移住促進など、あの手この手で策を講じているのは間違いないのですが、起死回生の策といったものもなく、人口減少が続くとっ...
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「夢」の中での殺人は、現実世界の「死」につながる=結城真一郎「プロジェクト・インソムニア」

新潮ミステリー大賞を受賞した、人の記憶を取引する「店」でアルバイトをしている二人の青年が、ストリートミュージシャンとして人気がでている美人シンガーソングライターが全国を巡って誰かを探しているという謎を追っているうちに、自らの記憶に隠された秘...
ミステリー

歌姫の全国行脚は、幼馴染の「記憶」が支えている=結城真一郎「名もなき星の哀歌」

彩藤アザミの「サナキの森」や荻堂顕の「擬傷の鳥は傷つかない」、京橋史織の「午前0時の身代金」など数々の名作を世に送り出している「新潮ミステリー大賞」の第5回の大賞作が本書『結城真一郎「名もなき星の哀歌」(新潮文庫)』です。 本の紹介文による...