2015-06

アウトドア

女性の猟師本2冊を読み比べてみる。

最近、狩猟のことを調べている。仕事がらみで有害鳥獣駆除のことを調べる必要があって関係の本を読み進めているのだが、なかば必然的に、「マタギ」という脇道に迷いこんでしまっている。 その迷い込む過程で出会ったのが、この女性猟師のルポあるいは体験記...
今 柊二

「言葉」化が難しい焼き肉の魅力を、あえて「文章」にすると ー 今 柊二「がんがん焼肉 もりもりホルモン」(ちくま文庫)

最近、狩猟系の調べ物をしていて、そのせいでもないのだが、食べ物系の読み物は「肉」が多くなっていて、今回は、今 柊二「がんがん焼肉 もりもりホルモン」を取り上げる。   構成は 「元気」大爆発だ! まえがき 第一部 関東モツ肉道 第二部 全国...
アウトドア

「狩る」という根源的なこと  その3ー岡本健太郎「山賊ダイアリー 3」

ここのところ、仕事の関係で鳥獣駆除のことを調べていて、その絡みもあって読み進めている山賊ダイアリーなのだが、今回はその3巻。時系列的には2009年12月9日はから始まっていて、その意味では、第2巻からそう時間は経過していない。 収録は 第二...
アウトドア

狩猟免許を取得し、毎日猟へでかけるー岡本健太郎「山賊ダイアリー 2」

猟師コミック「山賊ダイアリー」の2巻目である。 時系列的には、1巻目で狩猟免許を習得し、初めての狩猟シーズンの続き。その年の5月頃に狩猟免許を取得して、空気銃を買って、といったシチュエーションであったのだが、数をこなすというのは大事なことで...
アウトドア

「狩る」という根源的なこと ー岡本健太郎「山賊ダイアリー 1」

岡本健太郎「山賊ダイアリー」(イブニングKC)は「猟師」ブーム(といっても限定的なブームかもしれないが)を元となったコミック。「山賊」のいわれは主人公(筆者)が東京在住時、都会の彼女とデート中に、「いつか地元で猟をやりたい」と都会のフツーの...
歴史

ナンバー2という「魅力あるも、面倒くさい」生き方 ー 松平定知「歴史を「本当に」動かした戦国武将」

時代が不安定になると「戦国時代」とか「幕末」が流行るという話を聞いたことがあって、時代のわさわさとした落ち着かなさと先行きの見通せなさが、転変の激しかった二つの時代に生きた人に範を求めさせるのだろう。私の場合もそんな風なところはあって、人事...
ブックレビュー

園芸家という不思議な生態のいきもの ー カレル・チャペック「園芸家12ヶ月」

最近、家庭菜園のエントリーをしているので、ブックレビューもその系のものをエントリーしようかと思ったのだが、とりあえずカレル・チャペックの「園芸家 十二ヶ月」をとりあげよう。もっとも、私の所蔵品は中公文庫のかなり古いバージョンなので、今売って...
西川治

もっとも安い食べ物が、もっともうまい ー 西川治「世界ぶらり安うま紀行ーもっとも安い食べ物が、もっともうまいー」

世界のグルメ紀行は数々あれど、高価なものがうまいと書かれても、それは当たり前のことで、「もっとも安い食べ物が、もっともうまい」と断言したルポはちょっと小気味がいい。それが本書 西川治「世界ぶらり安うま紀行ーもっとも安い食べ物が、もっともうま...
コミック

意識の慮外にあった古代マケドニアが以外に面白い ー 岩明均「ヒストリエ」

Kindleのポイント還元につられて遅ればせながら1巻を買ったのだが、読んでみると次は、次は、という感じで6巻までを一気に読んでしまったのが、岩明均「ヒストリエ」。 作者は、最近映画化されて、とたんに評判になった「寄生獣」の作者で、長年暖め...
ワークスタイル

今一度、ノートの使い方を見直してみる

電車の車内にノートを置き忘れてから、ちょっとノートの利用から離れていたのだが、今一度、ノートの活用を始めている。 ただ、今回は、今までのように、日常生活のほぼ全てをノートに落としていこう、という使い方ではなくて、会議録とか仕事上の打ち合わせ...